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米国タイム誌から2011年版の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた、元南相馬市長の桜井勝延氏に一新塾講師に!

昨日は、米国タイム誌から2011年版の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた、元南相馬市長・現市議の桜井勝延氏に一新塾にお越しいただきました。テーマは『命と暮らしを守り、未来を築く~元気な南相馬を取り戻す』。

桜井氏は、宮沢賢治に憧れ岩手大学農学部に進学。
卒業後、農業の現場で稲作と酪農に没頭する中、
産業廃棄物処分場の建設問題に直面。
命と環境を守るため市民運動に立ち上がりました。
そして、市議会議員となり、2010年1月に南相馬市長に初当選を果たされます。

2011年3月11日、東日本大震災。
そして、福島第一原発の原子炉建屋が相次いで爆発。
南相馬市は、原発から半径20キロ、30キロで市域が分断され物流が断絶。
市内にとどまっていた2万人の市民に救援物資も届かない。
この危機的状況が報じられないことに業を煮やし、
桜井氏は動画投稿サイト「YouTube」で窮状を訴えました。

昨日は講義の冒頭で、この「YouTube」をみなで拝見いたしました。

反響は大きく、世界各国から物資が送られました。
米国タイム誌から2011年版の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれました。

その後も、現場主義で揺るがぬ信念で地域住民の命を守るために身を投じてこられた桜井氏のリーダーシップと、原発事故以来、一貫して脱原発を訴えてこられた歩みから学ばせていただきました。

「人の命を守るには現場を見ないとわからない」
この言葉がとても深く響きました。

人間が生きるとはどういうことか、
現場で、農業を通じて、命と向き合い続け、
生み出された哲学が新しい社会創造の道標で
あること深く刻ませていただきました。

現場からの視点から見えてくる国家の矛盾。
だからこそ、新しい国の再建のためには、
現場で、自分に素直に、自然に身を委ねて、
市民の命と生活に寄り添って、
現場から積み上げることの大切さ、
今年も深く刻ませていただきました。

農業、産廃反対運動、市政、脱原発、
「命を守る、命を育む」の揺るがぬ軸で
利権構造の中にいる人たちに、
現場に目を向けさせるために、
身を投じ続ける志を貫く姿勢。

以下、塾生の皆さんの感想と心に響いたお言葉の一部です。

●自分は何をやりたくて、これをやるのか
●自分と対話する、生き方で語る
●命の大切さは現場で感じる
●極限状態でこそ鮮明になる使命感
●人間らしく生きられる探求こそ地方自治
●自然に身を任せる幸せ
●自分に対し素直に生きる
●人と分かち合う幸せ
●みんなの苦しみは自分の苦しみ
●この土地にあるもの、風土にあるものが宝
●自分で選んだものは誰もせいにもできない
●政治は現場を見ること市民の声を聴くこと
●生き物、食べ物の価値をちゃんと見直す
●点は後になってつながる

お伝えいただいたお知恵と哲学のすべてが、
桜井さんの人生経験に裏打ちされていて、
大きく心揺さぶられました。

★志を生きる道を学ぶ一新塾


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