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011:社会課題を解決する価値を提供する

前回、したためた文章を受けて、私が明確に書いた私の価値観の一つについて考えたこと、書いてみたいと思います。

もう十数年前、私が社会に出たことから”目標”として漠然と持っていた唯一と言ってもよい想いに、

”社会的弱者に寄り添う技術を提供したい”

というものがありました。

そして、それまでなんとなーく歩んできた理系の人間の延長線上にあった仕事としてエンジニアを選びました。そして、なんとなーく必死で頑張って結果を出そうとがむしゃらに頑張りました。そしてほぼそのまま現在に至ります。その間にあったことはまた機会があれば、トピックス的にお話することがあるかもしれません。

この”なんとなーく”が後々、自分の人生にここまで傷跡を残すことになろうとは思いもしなかった、というのが今現在の自分の人生を振り返った時の、感想、的な。

”傷跡”についてもまたお話することがあるかもしれません。

結果的に、”なんとなーく”だったがために、そこには自分の人生や大切な人たちに関わる戦略や目標、目的、ゴールが何も明確でないまま人生の大切な時期を過ごしてしまい、言ってしまえば、後悔という思いも引きずってしまいました。そこにとらわれて前に進まないのもつまらないので(こんな風に簡単に書いていますが、実際には後悔含めた自分の過去を見つめ、それを自分の中で消化し、ある意味、今後への展望にまで昇華させるのにそれ相当の時間がかかりました。でも、この時間は結果的に今現在の、そしてこれからの自分にとってかけがえの時間となりました。その為に大切な人たちにも随分助けられました。迷惑もかけました。感謝の気持ちを忘れないように。)時間をかけて、自分が本当にやりたいことは何か考え続けました。今の仕事の中にあるのか、あるとすればそれはなんなのか、どうやればそれは実現できるのか。また、それを見つけるために世の中の様子をネットなどで必死で観察したり、本を読んだりしていきました。

うーん、見つからない。とりあえず、何度か目標設定をしたこともありました。計画を引いたり準備を始めたりしたこともありました。うーん、続かない。すぐに意識の外側の何処かに行ってしまう。

とにかく行動して続ければ何かが見えてくるんだ!そうやって失敗からも学びを得て成功している人も世の中にはいます。何が成功かも人それぞれとは思いますが。でも自分にはできなかった。

でも模索しジタバタしながら世の中を見て本を読んだりし続けていると出会うことがあるものだなあと。ある1冊の本との出会いで自分の中の心のあり様、ベースというか、今風にいうとプラットフォームと言えば良いのか、それが”パンッ”と音を立てて切り替わりました。それが前回、書いた

”価値観を明確に持つ” ということです。

正直、自分がやりたいことなんて、物心ついた頃からずっと探し続けてきました。でも見つからなかった。

でもどうすれば良いかわかった。

社会課題、と言われていることは世の中には本当にたくさんあります。解決されていくこともあるだろうし、これから新たに発生することもあるでしょう。大きさはあまり関係なくて、困っている人にとっては大問題。

どういった問題に取り組むかはその時々で変わっていくかもしれないけれど、自分は具体的にどういった問題に対して今現在取り組んでいるのか、いつもクリアにして進むことで、自分の今現在の行動が決められる、そう信じられるようになったのです。

時間がかかりました。世の中の多くの人にとっては当たり前のことかもしれません。でも、自分は遠回りして回り道したかもしれないけれど、そんな思いにたどり着きました。

今から数年で取り組みたい(生涯かけてかもしれません)社会課題、キーワードは、

人口問題、高齢化、女性の社会的立場、子供の生活環境と教育

これらの改善に少しでも貢献できるモデルを自分の中で描きました。大きな絵です。多分、100人に話したら100人に鼻で笑われるかもしれません。誰でも考えつく、できるわけない、考えが甘い、そんな風に言われるかもしれません。私には大した実績もありませんし。

でも、価値観は定まりました。成し遂げたい絵も描けました。必要なスキルも定義しました。計画も立てました。

あとは行動に起こすだけ。少しずつ形を変えるかもしれません。ひとまずは邁進。

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