見出し画像

15 尾木ママ先生からいただいたエール。

娘が公立小学校を6年生で中退して、特殊なバイリンガル教育の学校の中学1年生になった頃、なんと尾木ママさんこと、尾木直樹先生にお会いする機会がありました。

私はよく尾木先生の本を読んで勉強させていただいていたんですが、ある日無料の講演会があることを、当日になって知りました。
テーマが海外の教育についてだったので、「これはぜひお話を聞きたい!」と、急きょ娘を連れて行くことに。

講演内容は、海外の教育と日本の教育がどのように違うか、日本の教育がまだまだ改善しなければいけない部分があるといったこと。
期待どおりの興味深い内容だけでなく、笑いもいっぱいで、さすがの楽しい講演会でした。


さらに、終了後にサイン会があり、そこで尾木先生ご本人にお会いし、著書にサインをしていただくことができたんです。

テレビで見るよりも小柄で、テレビで見る通りの気さくな方。
私は緊張してしまってろくなことは言えませんでしたが、尾木先生は心のある教育者らしく、親よりも娘に対して話をしてくださいました。

「今日は来てくれてありがとう。赤いハートもおまけしちゃうわね。」
なんて言いながらサインをしてくれて。
そして娘の目をしっかり見て、優しくこう言ってくださったんです。

「これからは、世界を見て頑張ってね。」


娘はテレビでいつも見ている尾木先生を前に、
「はい、ありがとうございます。」
ぐらいしか言えませんでした。

でも、ずっと一人で英語を勉強してきたことや、未知の学校に入ったばかりだったこともあって、心の中では
「もう毎日頑張ってます!」
という気持ちだったそうです。



数年かけて準備してきて、ようやく念願叶い、大好きな学校に入学できることになってワクワクしている娘。
一方で私は、文科省に認可された普通の学校というレールを外れて、名もない小さな学校という道を選んだことが正解なのかどうか、これから娘はどうなっていくのか、不安だらけでした。

でも、このタイミングで尾木先生にお会いすることができて、こんな力強いお言葉をいただけたのは、やはり間違っていないということなのかも、と背中を押していただけた気がしました。


尾木先生の言葉を胸に、そのたった3年後、娘は初めて世界に出て行くことに。
見ず知らずの小さな12才にエールを送ってくださった尾木先生に、心からの感謝と、今も変わらず海の向こうで頑張り続けていることをお伝えできたら、と思います。


この記事が参加している募集

英語がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?