橋ドットコム

土木、河川、橋梁のド素人、橋ドットコムが、日本の橋、風景、史跡について、行ったり読んだ…

橋ドットコム

土木、河川、橋梁のド素人、橋ドットコムが、日本の橋、風景、史跡について、行ったり読んだりして紹介するページです。勉強中。いろいろ教えてください。

記事一覧

ゲオルク・ジンメル「橋と扉」

橋についての本がないかと思って本棚を見ていたら、ゲオルク・ジンメルという人の「橋と扉」というタイトルのエッセイがありました。 超難しい! 何言ってるかわからない…

橋ドットコム
4か月前
30

「参宮橋」について

今は小田急線にかかる橋になっている参宮橋ですが、いつからかかっていたのか、そのときは何と呼ばれていたのか、という問題には諸説ある風ですので、私も考えてみたいと思…

橋ドットコム
4か月前
35

埼玉の「鴨川」と伊奈忠次

「鴨川」と、それにかかる橋をめぐるにあたって、重要な人物として伊奈忠次がいます。 伊奈忠次は、徳川政権の重要な行政官だったにもかかわらず、案外と評伝的な本は多く…

橋ドットコム
4か月前
23

埼玉県の「鴨川」の起点からいくつか橋を渡る。~ずずむき橋の不思議~

埼玉県の「鴨川」は、Wikipediaによると、桶川市を源流として、上尾市から開渠となり、さいたま市にいたって、やや大きな流れとなります。 起点の碑は上尾市小泉の橋のた…

橋ドットコム
4か月前
11

埼玉県の「鴨川」を遡ってみた

先日、途中の地味な橋を紹介しただけの埼玉県の「鴨川」。 今回は、その源流に接近してみました! 本当の源流は暗渠の中っぽいんですが、その暗渠まで「起点の碑」から遡…

橋ドットコム
4か月前
4

【読書】『図解 橋の科学』(講談社ブルーバックス)

橋を探訪するにあたって土木素人の自分は、本を読みます。 まずは土木学会関西支部編『図解 橋の科学』です。 分かりやすいものの、力学の項は、高校でやったような忘れ…

橋ドットコム
4か月前
7

埼玉県の「鴨川」にかかる橋 Vol.1 

「橋ドットコム」です。 日本の川と橋とそこからみえる風景、史跡や景観を中心に、こころのふるさとを紹介していこうと思います。 第1回めは埼玉県は上尾市から端を発し…

橋ドットコム
4か月前
8
ゲオルク・ジンメル「橋と扉」

ゲオルク・ジンメル「橋と扉」

橋についての本がないかと思って本棚を見ていたら、ゲオルク・ジンメルという人の「橋と扉」というタイトルのエッセイがありました。

超難しい!

何言ってるかわからない!

でも、必死で考えてみました。

ジンメルは、ドイツの哲学者、社会学者なんですね。

マックス・ウェーバーとかと同時代人。

色々なエッセイで、鋭い着眼点を示した人。

形式社会学というジャンルを作った人。

よくわかりませんが、そ

もっとみる
「参宮橋」について

「参宮橋」について

今は小田急線にかかる橋になっている参宮橋ですが、いつからかかっていたのか、そのときは何と呼ばれていたのか、という問題には諸説ある風ですので、私も考えてみたいと思いました。

かつて、小田急線沿いには新宿御苑を源流とする渋谷川の支流である河骨川が流れていたようです。

河骨川の流路については、諸説あって、以下の引用とは微妙に異なる流路が示されております。川はなくちょっとした谷だったのかもしれません。

もっとみる
埼玉の「鴨川」と伊奈忠次

埼玉の「鴨川」と伊奈忠次

「鴨川」と、それにかかる橋をめぐるにあたって、重要な人物として伊奈忠次がいます。

伊奈忠次は、徳川政権の重要な行政官だったにもかかわらず、案外と評伝的な本は多くありません。

本間清利氏の『時代を創る伊奈忠次』(叢文社 1998)くらいしか見当たりませんが、この本はとてもよかったです。

伊奈忠次と「鴨川」の関わりは、1596(慶長元)年の大洪水に際して、関東の治水の必要性が生じた時、鴨川と合流

もっとみる
埼玉県の「鴨川」の起点からいくつか橋を渡る。~ずずむき橋の不思議~

埼玉県の「鴨川」の起点からいくつか橋を渡る。~ずずむき橋の不思議~

埼玉県の「鴨川」は、Wikipediaによると、桶川市を源流として、上尾市から開渠となり、さいたま市にいたって、やや大きな流れとなります。

起点の碑は上尾市小泉の橋のたもとにあり、ここから一級河川として国土交通大臣に認定されています。一級河川は、重要な河川として国土交通大臣が指定する川、二級河川は都府県知事が指定する川のようです。

ところが、起点の碑がある橋には、橋名板がありません。どうやら「

もっとみる
埼玉県の「鴨川」を遡ってみた

埼玉県の「鴨川」を遡ってみた

先日、途中の地味な橋を紹介しただけの埼玉県の「鴨川」。

今回は、その源流に接近してみました!

本当の源流は暗渠の中っぽいんですが、その暗渠まで「起点の碑」から遡ってみます。

「起点の碑」。えっ、ただの石…?

裏には「一級河川鴨川」とあります。

この橋については別項でやるとして、出発点は北上尾駅。

とはいえ、北上尾駅から鴨川まで結構遠いんですよね。17分くらい。

住宅街の中を歩いていき

もっとみる
【読書】『図解 橋の科学』(講談社ブルーバックス)

【読書】『図解 橋の科学』(講談社ブルーバックス)

橋を探訪するにあたって土木素人の自分は、本を読みます。

まずは土木学会関西支部編『図解 橋の科学』です。

分かりやすいものの、力学の項は、高校でやったような忘れているような。

でも、大まかには、わかります。

桁橋、トラス橋、アーチ橋、吊り橋・・・私がまず探訪しようと思っているのは、小さい橋なので大抵は桁橋ですが、それであっても参考になりました。

橋の写真をアップできないときは、本を紹介し

もっとみる
埼玉県の「鴨川」にかかる橋 Vol.1 

埼玉県の「鴨川」にかかる橋 Vol.1 

「橋ドットコム」です。

日本の川と橋とそこからみえる風景、史跡や景観を中心に、こころのふるさとを紹介していこうと思います。

第1回めは埼玉県は上尾市から端を発して、さいたま市を南下し、朝霞市くらいで荒川へと流れ込む「鴨川」を攻めていこうと思います。

北から順繰りというわけには行きませんが、ゆっくりと攻略していくつもりです。

埼玉県の「鴨川」

「鴨川」といって思い出すのは京都の有名な川。し

もっとみる