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ブルーに生まれついて
クローバに囲まれて暮らすように生まれついた人たちもいる
でもそれは限られたわずかな人たち
クローバーの緑なんて目にしたことはない
だって私はブルーに生まれついたのだから
空に黄色い月が浮かんでいるとき
光があふれているとみんなは言う
でも月の光は黄金色だし
それは私の目には映らない色
だって私はブルーに生まれついたのだから
あなたに出会ったとき世界は輝いていた
あなたが去ったとき帳が降りてしまった
ティファニーで朝食を
オードリー・ヘップバーンが主演したあまりにも有名なタイトルだが、映画の方はまだ観ていない
つい最近まで原作があることすら知らなかったけど村上さんが翻訳しているということで読んでみたらハマってしまい、一気にトルーマン・カポーティのファンになってしまった
あとがきで村上さんが書いているけど、カポーティのナイフのように鋭くて完璧な文章を読んでしまったおかげで村上さんは29歳になるまで小説が書けなかっ
ゆっくり読んで、ゆっくり書く。
小学生だった頃の話。僕が国語の教科書を忘れてしまい、隣の子に見せてもらう機会があった。だが、一緒に読み進めていくとその子はとんでもなく読むのが速かった。1ページを数秒で読み終えてしまう。「何でそんなに速いの?」と疑問をぶつけてみたところ「え?普通に読んでるだけだよ」と逆に不思議がられてしまった
僕は昔から本を読むのが遅く、それは大人になっても変わらなかった。どうやらそれは目に原因があることが
語彙力なんて必要ないのかもしれない
僕が人生で度肝を抜かれた小説の一つにアゴタ・クリストフの『悪童日記』がある。
この小説にはいわゆる「固有名詞」というものがほとんど出てこない。双子の悪ガキが主人公なのですが「ぼくら」とか「ぼくらのうちの一人」という言葉で表現されている。地名も「大きい町」や「小さい町」という言葉が使われていて町の名前すら出てこない
こんな小学生でも理解できる程度の語彙力しか使われてないのに、世界に衝撃を与え
『青い花』ノヴァーリス作
スフィンクスが尋ねた。
「稲妻よりも不意をついてくるものはなんだ」
「復讐よ」とファーベルは言った
「いちばんはかないことはなんだ」
「不当に所有することよ」
「世界を知るものはだれだ」
「自分自身を知るものよ」
「永遠の秘密は何か」
「愛よ」
「愛はどこにある」
「ゾフィーのところよ」
未完の芸術。