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無料で読めるnoteです。相変わらずの低インテリジェンス。
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ご自愛キャンプファイヤー

ご自愛キャンプファイヤー

ずっとメンタルの病人をやっていて、そっちは近年すごく調子がよくてもはやただの若干疲れやすい人でしかないんだが、入れ替わりのようにメニエール病の主張が強くなっており、わりと困っている。

耳の病気は即耳鼻科に行くのが大切と言われているので、おかしいと思ったらなるべく早く病院に行っている。が、症状が出るペースがどんどん短くなり、症状の強さもどんどん強くなっている。おかげでしょっちゅう耳鼻科に通っている

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盛って葬送

盛って葬送

先日、祖母が亡くなった。

わりと長寿な家系ということもあり、わたしは27歳にして葬儀がほぼ初体験で、半ば社会科見学気分で参加した。不謹慎な孫だね。おばあちゃんごめん。

じつを言うとわたしはこの亡くなった祖母とうまくやれず、18歳の正月から一度も会っていなかった。電話もしなかった。亡くなったと聞いても「おーまじかー。とうとうかー」くらいの感慨だし、遺体の顔を見ても「おーまじで死んでるわ。人生お疲

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来年の話をすると鬼が笑うが手帳なら例外

来年の話をすると鬼が笑うが手帳なら例外

手帳に興味がない人は「何言ってんの?」とお思いだろうが、9月は手帳の季節だ。びっくりしちゃうけどまじでそうなんだから仕方がない。2024年の手帳は2023年の9月ごろから店頭に並ぶ。

わたしはほぼ日手帳を創作記録(通称・虚構手帳)兼日記兼読書記録として活用している。さらに来年からはネタ帳も兼ねようかと思っているところだ。

ほぼ日手帳はちょっとお高いんだが、とても使いやすく便利でなにしろ紙がいい

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若者ケアラーになった感想

若者ケアラーになった感想

去年から祖父(と祖母)の介護者として活動している。わたしは今27歳なので、若者ケアラーってやつだ。

親世代は積極的かつ協力的な人物たちだが、それでも孫のわたしが主となって介護をしているのは、わたしが身内のだれより日中暇しているからだ。病気の都合でフリーランス(作家)一本というデンジャラスな状態だが、これが狭い範囲では大変都合がいい。

祖父も祖母も介護度は低く、最低限の部分ではふたりでなんとか暮

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現役高校生作家が10年かけて単著を出すまで

現役高校生作家が10年かけて単著を出すまで

「あなたには文才がある」

と国語の先生に言ってもらった、2012年3月、中学の卒業式。の次の日。別冊文藝春秋の編集部からメールが届いた。「別冊文藝春秋」新人発掘プロジェクトの1期生として採用されたことを知らせるメールだった。

「別冊文藝春秋」新人発掘プロジェクトととは、35歳以下の新人を何人か選んで、編集者とともに2年間かけて作家デビューを目指そうという企画だ(現在は募集していない)。わたしは

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息をしろTwitter

息をしろTwitter

干支が一周するくらいのあいだ、Twitterをやっている。まじかよ。

最近Twitterの調子が悪く、なんとも不安な日々だ。わたしはタイムラインを見るのも好きだが、それ以上に気になったことをTwitterで検索するのが好きなので、Twitterがご臨終したらとても困る。検索エンジンを奪われるようなもんだよ。

Instagramのアカウントは一応持っていて、ぼちぼち使っているしインスタもわりと好

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荷物多いけど開き直った

荷物多いけど開き直った

なんでこんなに荷物多いかな、と長年思っていたが開き直ったという報告です。わたしは荷物が多い。とても多い。心配性だからだよ。転ばぬ先にスロープ建設、石橋は毎日設備点検。

ただ、荷物が多いとバッグの中がぐちゃぐちゃになる。ポーチをやたら持ってるのでそれに細々分類して荷物を入れるけど、分散されるということは忘れ物リスクも分散(増加)すんだよな。心配性的によろしくない。

そんなわけであらゆる荷物が全部

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ロングスリーパーまじ無理

ロングスリーパーまじ無理

1日が24時間とか無理だと思う。

というのもロングスリーパーというやつで、毎日10時間くらい寝ないと生活が回らないのだ。

いや、嘘だな。最近は毎日11時間寝てる。基本21時に寝て8時に起きてる。

なんか調子悪いな、という日は20時とか19時半とかに寝るので、わたしにとって夕方は夜だ。このごろ日が長くなってきたこともあり、夕方(わたし的には夜)の空を見ると「まじかよ」と思う。なぜこんなにも明る

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意味もなく用意周到な人間の確定申告

意味もなく用意周到な人間の確定申告

19万くらいなら持っているけど、税理士なんてついていない!!(参考:丸の内サディスティック)

そんな零細フリーランスである。はじめての確定申告を終わらせたので、記念にnoteでも書くかなと思った次第だ。あわよくばだれかの参考になればいいなと思っている。

確定申告。それは世間の個人事業主が冬の終わりから春のはじめにかけて悲鳴をあげているイベント。わたしは今年(2023年)初体験したわけだが、案外

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まぶたをキラキラにして戦う

まぶたをキラキラにして戦う

化粧がすきで、化粧品がすきで、実在の化粧品を擬人化した小説、あるいは実在の化粧品を擬小説化した小説をいつか書きたいとデビュー前から強く思っている。気が合う方がいたらぜひお声がけください、企画だけでも聞いてください。

化粧も化粧品もだいすき。ほんとにすき。まずパッケージがかわいいし、広告もすてきだし、いいにおいするし、キラキラだし。化粧品には夢が詰まってる。子どものころ、大人になったらやりたいこと

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『SLAM DUNK』に対するクソデカ感情

『SLAM DUNK』に対するクソデカ感情

『SLAM DUNK』の映画が公開されているので、復習してから観に行こうと思ってコミックスを読み返し、途中で読む手が止まっている。

『SLAM DUNK』がつまらないからではない。『SLAM DUNK』はおもしろい。死ぬほどって言葉好きじゃないけど死ぬほどおもしろい。死ぬほどおもしろいが極まると生きる力が増す。ただ、わたしが漫画を描く人だったら、この完璧な漫画を前にして心が死んでるかもしれない。

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新人作家、デビュー年を振り返る

新人作家、デビュー年を振り返る

今年もいろいろあったなあって毎年思うけど、2022年はマジでいろいろあったので、振り返ってみよう!(ほとんど自分のためだよ!)
ということで、振り返る。前振りは以上。12ヶ月分の話するとまあまあ長くなるからな。

1月
風呂が壊れる(出オチ)
たぶん1月4日に壊れたと思う。正確には風呂じゃなくて電気温水器(お湯を作るやつ。給湯器みたいなもの)。のちに友人から「奨励賞×2とバランス取ったんじゃないの

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ぬいぐるみどこに置くか問題

ぬいぐるみどこに置くか問題

先日、ぬいぐるみをいただいた。名前はよむーく。講談社文庫のキャラクターらしい。

よむーくさんは、白いくまだ。毛並みがすべすべしていて、持った感じはもふもふ系というよりしっかり系。なかなか高級な感じの手触りだ。手には講談社文庫(黄色)を持っていて、左胸になにも入らなそうな大きさのポケットがある(……ということは、よむーくさんって着ぐるみなのかな。生身のくまには胸ポケットないし。まいっか、かわいいか

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Yさんの思い出

Yさんの思い出

「絶対に小説家になるから、本屋さんで見つけてね」

そんな、ちょっと映画みたいセリフを口にしたことがある。

高校2年生の終わり、まだ春と呼ぶには風の冷たい3月のこと。相手は、適応指導教室でお世話になったYさんだった。

適応指導教室というのは不登校の子の居場所のひとつで、最近は教育支援センターと呼ばれることが多い。わたしは中学時代、そこに通っていた。Yさんは教室のスタッフで、わたしたち通級生のお

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