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移住。そして見えてきた、地方都市に住むということ。

新潟市のまちづくり

流れつくように新潟市に住んでからこの2年、新潟市のまちづくりの活動が活発だなと思うこと。そして市民の皆さんはまちづくりに積極的なこと。進みはどうあれ、とにかく見守るだけではなく行動があることに驚きました。

渋谷に住んでいた頃は、仕事のことで頭いっぱいで『ワーカーホリック』という言葉がしっくりくるくらい、狂ったように働いていました。仕事が面白くて、デザインが面白くて仕方がなかった。
(この業界、終わりがないので没頭してしまう)

なので自分目線での視点より、仕事からの目線が常に先行しアンテナを張る状態でした。駅の問題点生活者の接点をどう作るかを一途に考え、あるものをどう活かすかに注視していました。
(住みやすさとは?寝に帰る家に不満もなかった・・・)

ワーカーホリック街に求めることがなかったのです。

しかし子供がいるとなると視点が変わるんですね。新潟に住んでからは街について、目がいくようになりました。地域を客観的に見ることもできるし、生活者として自分ゴトとしてリアルに感じることもできる。子供のためにこの地域は安全なのか、遊ぶ場所はあるか。細かいところまで気になり始める。

機会があって新潟市のワークショップ「みんなで新潟市のミライをかたる」に参加しました。2030年の新潟市がより住みやすい街になることをイメージし、多種多様な50人が参加しグループワークで未来を導く話をしました。私自身、新潟住み始めてから人との接触がほとんどない状態でしたので、新潟市に住んでる多種多様な方にお会いできとても有意義な時間となりました。そこで出会う人たちは街を盛り上げようと、とても意欲的な方ばかり。そういった有志の方達も巻き込みながらより良い新潟市になることを応援したいと思います。



復職と育児

さて復職するにあたり、まず1歳にならない我が子をどうするか新潟市待機児童0子育てしやすい街でもあります。なので、希望の園にいけるのか。そしてその園がどういう雰囲気で、通いやすい場所なのかがポイントでした。希望園の通知が来た時は(待機児童0)とはいえ、ホッとしたことを覚えています。

入園が決まったので、入園準備を始めたのですがこれが大変で。最初の入園の必要なものの多さと、何気にわかりにくい保育園のグッズは、ネットサーフィンしまくりで入手しました。もはや一式セットで売ってくれないかな・・・ともうくらい細かい品々。手作り必要なものも。そして全ての持ち物に名前を記入することが、当たり前なんですが大変。毎日の保育園バッグに詰める物のチェックも慣れるまで時間がかかりました毎日のおむつの名前記入、意外と大変です。笑
(この一連の準備。そして登園してからの洗濯物の多さ。保育園に置いておく着替え用セット。買うものが本当に多く、ママなら共感してもらえるはず・・・)

0歳から保育園ってかわいそうという声も聞こえる時があります。しかし私は保育園って素晴らしいなーと、思うことの方が断然多いです!私たちだけでは教えられない細かなことや、発育での相談など多岐にわたって教えていただける育児の大先輩はとっても心強いです。同じ年の子と触れ合うことも普通であれば難しいですし、ましてや高齢出産、移住となると周りに小さい子供がいないですし、コロナ禍では触れ合うこと自体が考えることになるからです。



保育園のシステム

東京での保育園のシステムを調べていたこともあり、新潟市の保育園で一歩進んでほしいのが、連絡帳です。毎朝手書きで記入し毎日帰りには保育園の先生からのメッセージが書かれ戻ってくる。このコメントは毎日楽しみで帰ってくるとすぐ、連絡帳を読み上げることが我が家の定番ではあるのですが、この古いタイプの交換日記のようなこのシステムはデジタルに変更して欲しいなと思います。(毎日の家での様子を書くのに毎日悩みます。)

お昼ご飯の献立も月一のお便りでお知らせが来るものの、毎日はチェックできない。そうなると携帯にお昼ご飯の様子やおやつ、日々の遊びなどリアルタイムでくるととてもうれしいなと希望はあります。



復職後の仕事のはなし

さてさて、復職する前復職してから業務内容のお話です。復帰する前は都内ショッピングセンターの案件をごろごろやっていました。 復職後は担当が地方ショッピングセンター弊社のWEBと広報管理社内業務新規ビジネス構築など内容の変化があります。今までは与えられた案件的確にベストを尽すことが使命でした。しかし現状の働きは会社をより良くするために考えることが増えました。 弊社ではG suiteを採用してます。なので、主なやりとりはGoogle chatとZoomになります。たまにスラッグ。

ネットさえつながればどこでも仕事ができる。これからは個の時代が訪れるので個人の社会的意義を考えろと私たちプロデューサーは社長の谷口から口すっぱく言われ続けていました。その言葉は成長と共に捉え方が変わりました。20代後半で考えていたこと、30代後半で受け止め方が変わり、時代が生きていることがよく分かります。私たちも変化をし、考えが変わり、生き方が変わる。とくにこの2年は劇的に変わったと思います。そのことについて書かれている弊社で刊行している本、エンパワーメント・プログラムは是非みて欲しいです。
ちょっと宣伝みたいですが、とっても道標になるとおもうので。笑



WEBからの受注

新潟で出会う方はとても刺激的でビジネス脳の方が多く、すぐに行動できるフットワークの軽さがあると思います。そして世界目線を感じます。
(私の主観ですが)
地方都市だからということではなく、むしろそれを武器に自分たちの『売り』を把握している。しかし、その一方で口コミ的な仕事の流れも多く感じます。横のつながりが濃厚。その中でも私のような新参者にとても親切な方もいらっしゃいます。(感謝!)

まず私が復職して取り掛かったのが弊社のWEBです。新しく出会う方に私たちの会社を知ってもらう機会が少なかった反面、WEBが疎かに。ワークス載せていなかったこともあり、紹介ツールが何もありませんでした。

まずはWEB、そして手元で見れるカタログを製作。

その効果もあってか、昨年冬には大手アパレルメーカーからWEBのお問い合わせから受注するなどきっかけがありました。
ワークスって現場ではめんどくさく、怠りがちなものなんです。
(立ち上がりがゴールで燃え尽きたと思ったのにその先にあるワークス作業が億劫・・・・)
ただ知ってもらうにはとても需要。私たちの丁寧な仕事ぶり、クオリティを見てもらいたい!笑
なので最後の力を振り絞った私たちのワークスをぜひ見てもらいたいです。

https://www.jlds-creative-strategy.com/works





文:中川 梨恵
Designer/Producer
Japan Life Design Systems
Life Design Creative Strategy


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