【質問】
ある人が言いました。
「貧乏は隠したほうがいいんだよ」
説明してください。

【回答】
この言葉は、一般的には「貧乏な状態は他人に見せるべきではない」という意味で捉えられます。この言葉にはいくつかの理由があります。

1.社会的な評価や偏見から守るため
社会では、貧困や経済的な困難を持つ人々に対して偏見や差別が存在することがあります。自分の経済状況を他人に知られることで、そのような偏見や差別に直面する可能性があります。そのため、貧乏な状態は隠すことで、自己防衛的な意味合いがあります。

2.自尊心を保つため
経済的な困難を抱えることは、自尊心や自己肯定感に影響を与えることがあります。他人に自分の貧困な状況を知られることで、自分を見下されるような気持ちになるかもしれません。そのため、貧乏を隠すことで自己評価を守ろうとする側面があります。

3.支援を求めないため
一部の人は、自立心が強いために他人の助けを受けることを避けたいと考えることがあります。貧困を隠すことで、他人からの支援を求めずに自力で問題を解決しようとする意図があるかもしれません。

ただし、この言葉には賛否両論があります。一部の人は、貧困を隠すことが問題を解決するのではなく、逆に社会的な不正や格差を隠蔽することにつながると主張します。社会的な問題に対してオープンになることで、解決に向けて取り組むことが大切だと考える立場もあります。

結論として、「貧乏は隠したほうがいい」という言葉には一定の理由があるものの、社会の状況や個人の価値観によっても解釈が異なることを理解しておく必要があります。

【感想】
結局のところ、この話は、
「貧乏は、恥ずかしい」
と、思うか、どうか、だと思う。

「貧乏が恥ずかしい」
と思えば、隠すだろう。

逆に、
「恥ずかしくない」
と思えば、隠す必要はない、となる。

そこで問題となるのが、
「自分を肯定する」か、
「自分を否定する」か、
だと思う。

「自分を否定する人」は、
貧乏を恥ずかしいと思い、隠したくもなるだろう。

では、
「自分を肯定する人」は、
どうだろう？
貧乏を恥ずかしいと思わないのか？

「自分を肯定する人」は、
それなりの数、いるとは思うが、
その中で、
「自分の貧乏を肯定できる人」は、
そんなにいない気がする。

自分の貧乏を肯定できるほど、
人は強くない。
それが普通だと思う。

だから、
自分の貧乏を肯定できるほど、強い人以外は、
貧乏を隠してもなんら、おかしくはないと思う。
それが普通だから。