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『読むアートはいかがですか?』12

皆様こんにちは。このマガジンでは私の頭の中を出していきたいと思っています。

うちのばぁちゃんは、自分の自伝を描きたいとずっと言っていました。とは言えまだ元気に生きておりますが。

そんなことが容易にできるようになった時代。私の今まで出会ってきたアート、そしてこれから生まれるアートをご紹介していきたいです。

言葉を紡ぐ

ところで、言葉を紡ぐこと、皆さんお好きですか?

今回のサムネにはほぼ日手帳の"今日のダーリン"のものを使用させていただきました。

誰かに会うのはなかなか緊張したり億劫だったり。私はします。でも、会ったところから何かが始まるし、その人との関係性も、自分の中で消化できる。今日もまた、面白い出会いあったなぁ。

何事も、会うところから、なんですよね。そんなことを思わせる言葉が紡がれていました。

紡ぐ上で気をつけたりすること

言葉を紡ぐ。言葉って、すごいです。たった一言の言葉が、最悪ですって言われた占いのように、一生の呪いとなることだって、あるんです。だから言葉を伝えるときは、気をつけないとなぁと思うんです。

そんな言葉を紡ぐ方々、私が好きなアーティストはたくさんいらっしゃるのですが、今回はこの方。最果(サイハテ)タヒさんです。

最果タヒという現代詩を紡ぐ人

ちょうど、文藝春秋digital のnoteにも掲載されていました。読んでいると、どんな感覚を受けますか?アートと対峙することは、じぶんとのそれと同じ。自分の中にある感性を、反射してます。

彼女は横浜美術館でも個展を開いた過去があります。いきたいいきたいと思っていて、結局行けなかったんですよね。。。もったいない。

何かを見つけたときに、たとえば美しいと思ったり、詩だと思ったりするのは、その人のなかにある美しさや詩がきらめくからこそだと思う。

彼女が書いた言葉の中で、このセンテンスが好きです。

美しさを感じとる私たち

西会津町にいらっしゃる矢部さんという景観デザインを専門とされていて、まちづくりを素敵にされていらっしゃる方が仰っていました。

"人がなぜ、美しいと感じるのか。自然の景観は、もとは人間にとって自然は脅威であった。それが安全になったとき、つまり人の手が入りコントロールしている自然は、安全=美しい、ということが、DNAに組み込まれているのではないか"と言うことでした。

美しいと思う心が、その人の心であるとき、人は美しさを反射させて美しさを感じる。人の感性は様々だけれど、その美しさを感じるポイントは実は、同じなのはそう言うところなのだと思います。

宙に浮く、言葉の波

横浜美術館の展示は言葉たちをモビールで吊してあります。私はふと、思うことがあります。歩いていて、このすれ違う人たちの頭の中は色々で、思考の言語を吹き出しにしたら、地球上では収まりきらないのだろうなと。

言葉の波が、一つ一つが吊るされている。そしてそれは、自由につながり、さまざまな意味をなすかもしれないし、為さないかもしれない。どうして、こう言う表現を彼女は、したのだろう。

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SNSの言葉は自由であり不自由だ

言葉達が、わかりやすいように編集できるツールとしてのネットに編集されている。誰が見てもわかるように、そこに感性は薄い気がしています。

そう、自分が感じたことや考えたことの言語化は、自分のためだけであっても良いんだと、彼女の文章を見て思いました。

ぽつり呟くことの自由。そこに全ての理解は存在しえない。ならば自由に言葉を紡ぐことが不自由とあってはならないのだろうな。

幸せがある言葉を紡ぐ

最近思うことがあります。言葉を紡ぐことで、誰かの幸せにつながることをしていきたいと。

その言葉を受け取った先に、その人たちが未来への行動ができるように。まさにそれは、プレゼンであったり、手紙であったり、歌であったり。

そんな言葉を、届け続けたいなと、思います。

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