見出し画像

義理実家との距離感を見つめ直す 結婚5年目の私【子育てエッセイ】

結婚して5年目。義理の実家のお膝元に引っ越してもうすぐ1年が経とうとする。私は我が家が義理実家のものすごく近所に住んでいることもあって、義母が思い描く「いいお嫁さん」にならないといけないと思っていた。好かれなければ、終わると思っていた。それなりにいい顔をして、演じて、努力をしてきた。

けど、その努力って、もしかしたら必要ないかもと思った。



そう思ったきっかけは、義理の母と旦那さんとそれから私の3人で一緒に食事する機会があった時のこと。

義母は「私は朝起きてから寝る前までキッチンに立っていることが本当に大好きな時間なのよ」「私の子どもたち(旦那さんと妹)は、○○を買って、と言わなかったのよ、全部私が作っていたから!」と、自信に満ちた力強い言葉で私に語った。

本当にすごいお母さんだなぁとは思う。

そして、いつもなら、私はにこにこしながら「そうなんですね~^^すごいですね~!全部作ってあげたい気持ちわかります~!」などと返しただろう。本当は手作りしたい気持ちをわかっていないのに。

こうして義母にいい顔して、いいお嫁さんと思ってもらえるように演じて、顔色を見ながら会話をする。次回会った時も、義母の思う「いいお嫁さん」のフリをする。果たして、その関係性は健全か、子どもに見せたい姿か、と考えると、答えは「ノー」だった。

というか、いいお嫁さんを演じ続ければ続けるほど、自分と乖離して自分の首を絞めることになると気づいた。


だから、やめた。その日は、自分の意見を伝えてみた。


「私はお料理はあまり好きではなくて。お料理に割く時間を、子どもたちと一緒に遊ぶことに使いたいと思うタイプです。」と。義母の気持ちや理想を傷つけないように注意しながら、自分の気持ちを言葉にした。

それでも義母は「でも、このレシピは本当に簡単で~…」と話しを続けた。私の気持ちは伝わったのかわからないけど、もう「いいお嫁さん」を一生懸命に演じることはやめようと思った。



私がいいお嫁さんを演じようと、本来の自分の意見を口にしようと、義母の主張は変わらない。なら、私はいいお嫁さんを演じる必要はない。健全な関係を築くためにも。


「いいお嫁さん」になる努力よりも、義理の家族と健全な人間関係を築くことにエネルギーを注いでいきたい。


明日もいい1日になりますように。





この記事が参加している募集

これからの家族のかたち

育児日記

いただいたサポートは、毎日をハッピーにするものに使わせていただきたいと思っています♪