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今週のFOMCで最も重要なコアPCEの見通しを中国やインド、メキシコ、ユーロ圏、アメリカの様々な物価指数から分析し考えて行きます。物価見通しは下方修正、利下げラッシュへ

今週は19日~20日にFOMCが開かれ経済成長見通しや物価見通し、政策金利見通し、失業率見通しが発表されます。

6月のFOMCでは物価見通しが上方修正され7月の利上げとデータ次第により年内の追加利上げが示唆された結果となりました。

今回は6月のFOMC以降に発表された物価関連のデータはCPI、PPi、PCEなどが、いずれもFOMCの物価見通しを下回る結果となっており、データから見て公平な判断となれば即座に利下げが必要となる結果となっています。

しかしパウエル議長になって以降のFRBの意思決定はデータよりも、その時々の雰囲気に大きく左右されるように変化しており、それゆえに毎回のFOMCが波乱イベントと化してしまいFOMCがカジノのような賭博的な要素が高いイベントに堕ちてしまっており、データを真面目に分析しても無意味となっていて今の雰囲気から見ると利下げの可能性はゼロとなりますが、データから見ると即座に少なくとも0.25%の利下げが必要となる物価のデータとなっています。

FRBがFOMCて利上げして来た理屈を、そのまま当て嵌めると今回のFOMCでは少なくとも即座に0.25%の利下げが必要となりますが、パウエル議長はデータよりも、その時々の雰囲気を重視することから結果として利下げが先送りされることにより利下げの必要回数が蓄積されてしまうことから、そのツケにより利下げが始まると前例の無い利下げラッシュに追い込まれて行く末路を迎えて行きます。

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