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もうフツーを諦めた。だからこそ見つかった最適な居場所

先日、わたしが所属している吹奏楽バンドの定期演奏会に4年ぶりに出演しました。その時に感じたことを今日は書いてみようと思います。

いつもは愛着障害など重めで堅苦しい内容の記事が多いですが、
今日はわたしのパーソナルな部分を含めて軽めに書いてみようと思います。
それでは、どうぞ。



「先輩に司会をお願いしたいんですが…」と声がかかったのが演奏会2か月前のこと。
わたしが所属しているバンドは、出身高校の吹奏楽のOBで構成されている。こどもが生まれてからは、楽器の練習時間の確保が難しく、出演していなかったので、実に4年ぶりの参加になった(ちなみに本業は打楽器)。



4年ぶりだから、「当時一緒にやっていたメンバーもだいぶ変わっいて、知らない人だらけだろうなぁ」と若干緊張しながら練習にうかがうと
「さくら先輩、お久しぶりです!」と見知った後輩の子が笑顔で出迎えてくれた。


全体のメンバーを見渡すと、子育てが一段落して復帰した先輩たちの顔もちらほら。久しぶりなのに「懐かしいなぁ」「帰ってきたんだなぁ」という感覚になった。

なんでこの場所がこんなに居心地がいいんだろう……
と、いつもの癖でつい考えた。



うーん、「変わり者が多いからだろうな」と結論づけた。
わたしは昔から「変わってるね」と言われることが多かった。
今ではそう言われると嬉しいけど、当時は排除されているようで悲しかった。



わたしの何が変わっているかと言うと、発想だ。
国語の授業で当てられると、先生が望んでいる答えではない
的外れな回答をしたり、
(別に考え方は人それぞれだから、この答えだって間違いではないはず。それを不正解とする国語の先生は嫌いだった)


友達とアニメのキャラクターの話をしていて
「やっぱり一番いいのは○○だよね!」
と主役のヒロインを好む子が大多数のなか、
「わたしはサブキャラの○○が面白くて好きだけどなぁ」
と心の中で思っていた。
(強い同調圧力に屈し、口では「そうだね」と言っていたが)


そんな”ちょっと変わっている”わたしは
ふつうを押し付けられるのが嫌だったんだと思う。
でも、吹奏楽のメンバーは”変わっている”子が多い。
(吹奏楽部だった人にはあるあるだと思う 笑 )


特に男の子はそうだった。
声が高くて、女の子との方が話が盛り上がる子。
嫌味ったらしくて、おばさん口調の男の子。
なよなよした 内気な感じの男の子。

美容家のIKKOさんとか、振付師の真島さん(通称マージ―)とか
イメージしても、感性豊かな芸術家肌の人はそういう人が多いと思う。



きっとクラスでは「キモイ」とか言われて
排除されているような彼らが
ここでは自然と受け入れられていて
なじんでいる。
むしろ、ふつうだ。



社会人になってからのわたしは
排除されるのを恐れて
「自分の変わっている部分は隠さなきゃ」と思い
いわゆる”ふつうの人”を演じている。
(演じきれているかは分からないが)



だからこそ
「素の自分を解放していいんだ」と思える場所が
とても心地いいと感じたんだと思う。
ここがわたしの居場所なんだなぁと。



そんなことを感じた出来事でした。

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