見出し画像

20歳の自分へ「息苦しいなら早く実家を出ろ」

もし、今の自分が20歳の自分にメッセージを送れるとしたら
あなたはなんと言いますか?

わたしの場合は
「そんなにも息苦しくて居心地が悪いなら、早く実家を出なさい!」
です。


今回は、「苦手な人・嫌いだと思った人から逃げることが、
自分の人生を生きることに繋がるよ」という話です。


なぜなら
自分にとって「不快」な物や人のそばにいたら
ずっと苦痛が続くから。


これって、つまり
苦痛から逃げない状態=自分を苦しめている=自分を大事にできていない
ということなんです。



例えば、わたしの場合は
一緒にいると苦痛な相手は母でした。


わたしは20歳で就職したのですが
職場が実家から40分で通える距離だったので

「一人暮らしで自炊できるか不安だな」
「お金も溜めたい」
という理由から家を出なかったのです。


今思えばこの決断は大きな間違いであり、後悔しかないです。



精神的に幼く、支配的な母親なので、
わたしが仕事を終えて家に帰ると「待ってました」とばかりに


自分のグチを私に話してくるし、
リビングでは趣味のコーラスの課題曲を
大音量で流しながら晩御飯を作っている。

あるときは趣味のオペラのDVDを
これまたテレビに接続したスピーカーで大音量で流していることも。



小さい頃からそれが日常で
当時のわたしは気づいていなかったけど

「自分の話ばかりしてきて、わたしの話は聞いてくれない。
ふつうは子どもの話を親が聞くものでしょ!
すぐに自分の話にすり替えて…その苦労話、何回も聞いたわ!」


「聞きたくもない曲を大音量で流されて
そのくせ私の声が小さいと怒られ、
聞きたくもないグチや趣味の話を聞かされて…ウンザリ!」


って思っていたな。


それなのに、母には「やめて!」の一言がどうしても言えなかった。
言っても私の気持ちを尊重してくれないことは分かっていたから。


だったら逃げれば良かったのに、
一人暮らしできるくらいのお金が溜まっても、
給料が上がっても
わたしは実家を出なかった。


今までやってこれたんだから
我慢していれば乗り切れるし。

そう言い聞かせて
「逃げること」を避けていたのかもしれない。



「わたしが家を出たら母のグチは誰が聞いてあげるんだろう」とか
「わたしという通訳がいなくなったら、
両親は会話が成立しなくて、困るだろうなぁ」とか
そういう心配もしていたな。


結局、わたしが実家を出たのは結婚したタイミングの33歳。

母の支配下から離れて
自分で自分の舵をきれることが
こんなにも開放的で心地良いことなんだとやっと気づいた。



「こんなにも心地良い暮らしが待っているなら、
早く家を出て一人暮らしをすれば良かった」

心からそう思った。



日本人って
”嫌なことから逃げてはダメ”とか
“1度逃げ出すと逃げるクセがついちゃう”とか
そういう根性論が好きだと思う。


1つの習い事を続けると賞賛されたり
いじめに立ち向かうことが強さだとか言われたり…

ちなみにわたしの母校の校訓は”継続は力なり”。


わたし自身も逃げることは恥ずかしいことで
自分に負けたような気がしていて
逃げちゃいけないんだ
と心のどこかで思っていたと思う。


でも、逃げることってそんなに悪いことなのか?


逃げたからこそ自分の好きなことに気付けたり
心が解放されて本来の自分の欲求に気付けたり
身体の調子が良くなったり


逃げた先にはたくさん良いことが待っているじゃないか。
そんなふうに今は思っています。


我慢することが常態化している人は特に
自分にとって嫌なことが何なのか
どういう人を苦手とするのか
どういう人が嫌いか
と感じるセンサーが麻痺している場合があります。


親や先生から言い聞かされてきた
「人のことを嫌ってはいけない」を忠実に守り


嫌いな人を作らないように
「この人にだって良いところはあるんだ」と
無理に良いところを見つけようと努力していることも
あると思います。



過去のわたしのように、
そもそも「苦手・嫌い」に気づいていない人もいると思います。


そういう人はまず自分の感情を意識することから
始めてみてください。

自分の感情を意識するトレーニング法を書いた記事がこちら↓



そもそも自分の「苦手・嫌い」に気づかなければ
逃げることもできませんよね。


というわけで、
「嫌なことから逃げることが、自分の人生を生きることに繋がるよ」
というお話しでした。


自分の人生を生きるキーワードは「自分を大事にする」です。
自分が我慢してまでみんなと仲良くする必要はありません。


「この人なんか苦手だな」「嫌いだな」と感じたら
思い切って距離を取ってみてください。


その分
「自分を大事にしてくれる人や尊重してくれる人と一緒にいる時間を増やす方がよっぽど幸せを感じられるはずです。



あなたはどう思いますか?

記事を読んで「いいな」と思ったら「スキ」をポチっと
押してもらえると嬉しいです。
感想も聞かせてもらえると、もっと喜びます🥰




よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは参考資料となる書籍の購入や、仲間のサポートに使わせていただきます。