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【本要約】LIMITLESS超加速学習


2022/4/5

学習

人間の潜在能力は、この世で唯一の無限の資源である。他のものは有限であるが、人間の頭脳・創造力・想像力・決断力・思考力・判断力・学習能力に、限界はない、リミットレスだ。

外側からの力でたまごが割れたら、命は終わる。
内側からの力で割れたら、命は始まる。
偉大なことは常に内側から始まると。

知識が力ならば、学習は力の源泉である。

リミットレス概要

※本書より引用

・マインドセットのリミット
 自分自身に、また自分の能力や価値や可能性に高い期待を抱けない
・モチベーションのリミット
 意欲か目的かエネルギーが足りないので行動が起こせない
・メソッドのリミット
 成果を得るための効果的な手段を教わっていない、実践していない

  • マインドセット ( WHAT )
    自分にどんな能力があり、何が相応しく、何ができるかについて自分自身が作り出した、可能性、根強い信念や態度や暗黙の思い込み。

  • モチベーション ( WHY )
    行動を起こすための目的、または、特定の方法で行動するために必要なエネルギー

  • メソッド ( HOW )
    何かを達成するための具体的な手段、特に、秩序と論理と体系の整った教え方

-

  • 着想
    何かの考えに至っているが、どの方法を使ってどこにエネルギーを注ぐべきかがわからない状態

  • 実行
    着想を実行できるが、マインドセットが適切でないので、成果は自分が可能だと感じる範囲で限定される状態

  • 概念
    着想を実行する方法はわかるが、実行するエネルギーが足りないので、その着想は頭に留まったままになる状態

  • リミットレス
    すべての条件が満たされた統合された状態である。

情報過多

私たちを助けるテクノロジーの進歩が、私たちの生活を妨げている。

やりたいことがあるのに時間が足りない。大量の情報にいくらでもアクセスできる恵まれた社会にいるからこその副作用である。

この社会では、無知は所与ではなく、選択肢のひとつとなる。

テクノロジーは、甘いお菓子のような存在になった。食べ過ぎが良くないように、テクノロジー・情報の過多も害になる。

脳のダウンタイム ( 休憩時間 ) に関する研究
ラットにダウンタイムがあると、経験の記憶を定着させるという学習の基礎タスクを行えた。ダウンタイムがないと、記憶力の低下、頭がぼんやりする、疲労などの代償に見舞われた。

「 つながらない人になったら損をするかもしれない 」という漠然とした恐怖に支配されている。つながっていることは安心感を与えてくれるかもしれないが、人を幸福にはしてくれない。

テクノロジーへ依存してしまい、脳を使わなくなってしまうと、脳は衰えていく。

思考を用いずに、テクノロジーに問題解決を依存してしまうと、自分の知識や知性に関わる認識に混乱が生じ、うるぼれや判断ミスを招く。

思考
・経験や知識や洞察に基づいて、推論し、結論を導き出す能力
・私たちを人間にしたもので、私たちが意思疎通し、創造し、構築し、進歩し、文明を持つことを可能にしたもの

私たちが、思考の多くをインターネットに依存することで、人間の在り方自体に変化が生じている。

他者に考えを押し付けられたら、どんな気持ちがするだろうか?

家族・友人・同僚・知り合いがやって来て「 考えるな、お前の意見はこれだ 」と言われる。

「 他者の考えを押し付けられる 」ことと「 インターネットで情報を得る 」というのは、本質的に同じことだ。

脳はアップグレードできる

人間の脳は、ヒトを動物界の他の種と区別する。身体機能は、動物の方が遥かに優れている、無人島の何もないところで、ヒトと動物では、最初に死ぬのは間違いなくヒトであろう。動物のように、身体ひとつで、生き延びることは、ヒトはできなくなってしまった。
ヒトは脳を司ることで、地球上の王となり得た。

  • 従来では、人間の脳は青年期にピークを迎えた後、衰えていくと考えられていた。

  • 現代では、人間の脳は、行動や環境に応じてその機能や構造を変えうることが、明らかになっている。

人間が新たなことを学術するたびに、脳に新たなシナプスのつながりが生じる。それが生じるたびに、脳は物理的に変化する。新たなレベルの知力に合わせてハードウェアをアップグレードさせる。

第二の脳:腸

脳は一つではない、二つ目の脳、腸 ( 消化管 ) がある。

  • 消化器官の壁に潜む、腸の中の能力は、消化と気分や健康、思考との関係がある可能性が示唆され始めた。

  • 科学は、脳長軸について、それが、人間の脳や情動や行動に、どう影響しているかについて解明を始めた。

過去10年の間に、腸が脳の働きに多大な影響を与えていることが明らかになった。私たちが取り込む栄養は、腸を通じて吸収され、脳に燃料が届けられる。脳は人体が取り込むエネルギーの2割を使うので、栄養は日々の脳の働きに大きな違いを生み出す。

消化管の腸内分泌細胞に、ニューロンが連絡を取り合うのに使う、シナプスに似た「 足状の突起 」を発見した。この細胞は、腸と脳幹をつなぐ迷走神経を使ってメッセージを受けとり、結論・理由を超える速度で脳に送っていることがわかっている。脳と腸の関係については、わからないことも多いが、よく似た方法で協力し合って働いているようだ。二つの脳が連動しながら、精神状態を決めている。直観が働くとき、また、物事が腹落ちするとき、気のせいではなく、腸が独自に状況を察知して、脳へシグナルを送っている。ちゃうに粗悪な食べ物を与えると、脳にも粗悪な燃料が送られてしまう。

教育

世界中で教育制度の改革が展開する中、改革の多くが政治的、商業的利益のために推し進められている。

教育によって、人は造られる。
学校が、将来の子どもを育成する。

変化の激しいこんな時代においても、学校の教育システムは、変化していない。
自動車の自動運転が間近かと迫っている時代に、馬車を使っているようなものだ。

仕事や働きかたも日々変化していく時代では、学校教育にすべてを託すことが、安心・安全・安定ではない。

何を学ぶかは、もはや自分で決めなければならない。
学校が「 どう学ぶか 」を教えてくれないなら、それは、自分で探すしかない。

氾濫するデジタル情報に脳を乗っ取られないため、情報との付き合い方を根本から学び直す必要がある。どんな仕事を選べばいいかわからないなら、自ら一切の責任を持って学んでいくしかない。

人生はBとDの間のCである。
ジャン = ポール・サルトル
人の一生は、BirthからDeathの間に存在するChoiceで決まる。

リミットレス・マインドセット

間違えたことがない者は、挑戦したことがない者だ
アインシュタイン

間違いは失敗と同じではない。
間違いは、自分が新しいことに挑んでいる証しだ。

完璧でなくともいい、他人と比較しなくていい。ただ、昨日の自分と比較するのだ。間違いから学ぶとき、その間違いは、過去の自分を超えるための力を授けてくれる。

単なる失敗は存在しない。学ぶための失敗があるだけだ。

知識は大事だが、知識を力にするのに必要なのは「 何らかの行為を為すこと 」だ。私たちは、日々、情報の洪水にさらされている。情報の氾濫により、知識を行動に移すのが難しくなっている。

学んだことについて語るのは容易だ。
言葉でなく行動で示すのは困難だ。
だからこそ、うまく語るよりも、早く行動する。

望み通りの人生を生きるのは恐ろしい。でも、それより恐ろしいのは後悔だ。いつか、私たちは最後の息を吸う。他人の意見や自分の恐れはどうでもよくなる。そのときに大事なのは「 どう生きたか?」でしなかい。

リミットレス・モチベーション

  1. 目的を明らかにする

  2. 心身のエネルギーを育む

  3. 小さく簡単なステップを踏む

最終的に、フロー状態に入る。

目標達成メソッド:SMART
Specific具体的
Measurable計測できる
Actionable実行できる:目標達成に向けた行動計画
Realistic現実的:目標は挫折しない程度の大きさ
Time-based期限がある:目標とは締め切りがある夢

人生の目的がわかると自分に誠実に生きられるようになる。

人生の目的を知っている人は、自分が誰であり、何をする人で、なぜ、そうなのかを承知している。自分自身を知ると、自分の価値に忠実な人生になる。人生の目的とは、自分の人生の中心的な動機となる目的のことである。朝起きる理由である。

人生の目的は、人生の決断を促し、行動に影響を与え、目標を形にし、方向性を定め、意味を生み出す。

フローを見つけることは、モチベーションの動かすソースコードだ。フローを見つけると、脳が作り出す中で最強の報酬に関わる化学物質が放出される。フローがこの世で最も依存性の高い状態だ。
ある経験でフローを感じ出したら、人はやる気になって、もっとフローを得ようとする。フローとモチベーションは相互関係にあるので、タスクを達成するモチベーションがあってもフローがなければ、燃え尽きてしまう。モチベーションとフローは一体となって働く必要がある。


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