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私はこんな人たちが好き!

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大好きな作家や作品、また好きなフレーズなどをまてめています。
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#エッセイ

【作家】松本清張は文豪と呼びたいけど、呼べるのか問題

1960年代は、全集が様々な企画で 出版された珍しい時代。 最近読んだ本で一番、 愉快だったの…

【聖地巡り】村上春樹がいた学生寮とホテルの蛍。

『スプートニクの恋人』 『国境の南太陽の西』  『アフターダーク』   これは、村上春樹の中…

【無気力な読書】つげ義春、杉浦日向子がくれるのは現実逃避ファンタジー?

読書によって 無力、無気力を楽しみたい。 そんな時ってないですか? 普通は、読書によって …

【直木賞】ああ、良かった、窪美澄さんが報われた日だ。

今日の直木賞は、 窪美澄さんが取った。 良かった。 ホッとした。 2009年の鮮烈なデビュー以…

【村田沙耶香】「西加奈子と仲良くするな」と3回言われた

「西加奈子と仲良くするのをやめろ」 村田沙耶香のエッセイ集を 読んでいたら、いきなり こん…

【革命】学生運動の失敗と、村上春樹の台頭…

昨日、5月28日、 日本赤軍幹部・重信房子が 刑期を終えて出所してきた。 たぶん、ほとんどの…

【比較】宮部みゆきと恩田陸では、恩田さんがちょっと損をしている?

恩田陸はなぜかちょっと損を してるミステリー作家ではないか? 長いあいだ、そう感じながら 読んできました。 損? それは宮部みゆきと つい比較してしまうからです。 宮部みゆきは、 昭和後期や平成の 日本社会をあぶり出すような 作品を常に出してきました。 作家として、華がある人、 という印象です。 『魔術はささやく』 『火車』 『理由』 『模倣犯』   『楽園』 『名もなき毒』 これらは時代の特徴をいつも 射抜くような名作でした。 だから、読者からの歓迎ぶりも、 華があり

【待つ】向田さんは一生何かを待ちつづけた人でした?

向田邦子さんのシナリオを いくつも演出した盟友、 久世光彦(てるひこ)さんは 向田邦子さんの…

治療家・河合隼雄と、思想家・河合隼雄。

今日、岩波書店のブックカフェに行くと、 河合隼雄さんの文庫の新刊を見つけた。 「夢・神話…

【吉行淳之介】心にポッカリ穴をあけてくれる小説家

心が奪われる読書について。 吉行淳之介という作家がいました。 (1924〜1994) 芥川賞、谷崎…

【作家】たまたま書いたら旨かった作家・幸田文や武田百合子が羨ましい。

夜、寝る前なら たぶん向田邦子のエッセイを取る。 構成がわかりやすいし、 文章も極めて平易…

【あだ名】クレイジー沙耶香というあだ名は、アリか?ナシか?

芥川賞作家・村田沙耶香さんは 子供時代から、 「クレイジー沙耶香」という あだ名で呼ばれて…

【作家】作家と戦争。作家と震災。

今日はちょっとシリアスで…汗。 ロシアがウクライナに侵攻して以来、 どんな作家が何を言う…

【真善美】善の作家VS美の作家、あなたはどっち?

読書はその理解力、読解力の 深さ、高さに尽きる、 と思ってきました。 そうして、自分はどうも 優れて高くはないとも わかっていつつありますが、 理解力、読解力を  なんとか、高めたいとも いまだ、未練たらたらに 毎日本ばかり読んでいて、 でも、理解力や読解力を 磨く場所、トレーニング所は どうも現実の人間関係や 仕事の出来不出来に あるらしい、とも わかってきました。 もう52歳というのに。 (笑) いや(汗)か。 それで、本の世界でなく、 私を取り囲む現実にのみ 生き