見出し画像

グローバルタレント・ローカルサクセス ~あなたのチームに世界を招き入れる③

母国から来日する外国人を採用する場合、特に、技能実習生の採用プロセスにおいて、監理団体型の採用プロセスを、もう一度、まとめてみました。

また、アジア諸国の人材会社、送り出し機関を通じた、特定技能、技術・国際業務・人文知識、高度人材の採用プロセスをまとめていきます。

1.技能実習生の採用プロセス

求人の発行
日本の監理団体が求人を発行します。監理団体は設立時に複数の送り出し機関と契約を結び、企業からの求人がある場合、これらの送り出し機関に求人情報を提供します。

送り出し機関との契約
監理団体は送り出し機関を選定する際、非常に慎重に行動します。契約先の選定にあたり、現地訪問を行い、以下の点を重視します。

・授業内容(日本語のレベルなど)
・日本語教育方法
・教育環境
・立地条件
・職員の熱意
・日本語のセンターに日本人の先生がいるか?
・対応可能な職種
・人材の多様性(人材の幅)

交渉
金額に関しては、基本的に監理団体が、送り出し機関に支払う金額は、固定されているか、上限が設定されています。したがって、金額面での交渉は、私たち自身は、したことがないですが、以下の内容については交渉が必要です。

〇質の高い人材をどれだけ迅速に紹介できるか
〇入国後のサポート体制
〇トラブル時の緊急対応

候補者の選考
送り出し機関は、求人情報を受け取った後、以下のプロセスで候補者を選考します。

求人情報の確認
●求人⇒●確認テスト・面接・健康診断⇒●履歴書の作成 監理団体への提示

面接と日本語教育
面接に合格した候補者は送り出し機関で日本語を学びます。日本側では申請手続きを行い、入国の準備を進めます。

候補者の提供
送り出し機関は、求人提出後、平均2週間から1ヶ月程度で、求人人数の3倍の候補者を提供します。ただし、職種や勤務地、条件によって大きく異なります。

また、以前は、ベトナムが、圧倒的シェアを誇っていたので、求人を、非常に吟味する時期があり人材の確保が、非常に難しかった時期がありました。

以上が技能実習生に係る採用のプロセスになります。

2.特定技能、技術・国際業務・人文知識、高度人材の採用プロセス


海外からの人材募集には複数の方法があります。

送り出し機関を通じた求人
送り出し機関とは技能実習生が、主事業となっているところが、多いです。しかし、日本語教育機関としての役割も果たすため、日本に入国する際は、送り出し機関にて、日本語を勉強して入国する特定技能や高度人材も多くなっています。

また日頃から、技能実習生の求人を行っていて、各諸外国での求人の人脈が構築されており多様な在留資格の人材の求人を行う事が出来る送り出し機関が増えていると思います。

また、日本との架け橋になっている送り出し機関の職員に、求人の問い合わせをする求職者も多いです。

SNSを通じた求人
やはり外国人は日本人に比べるとSNSの普及率や、求人ツールとしてSNSが占める割合は極めて高いように感じます。

知人を通じた求人
現在日本で就労しているベトナム人の親族・または知人を日本に呼びたいなど、日頃から相談を受ける場合も多くあります。インドネシア人、ラオス人、ネパール人、ミャンマー人などの相談も、私のTikTocでさえも、知人の家族からの相談のダイレクトメッセージが届くようになってきました。

企業の元卒業生が、良い企業なので、日本で働きたい知人に紹介してあげたい、などの形で採用に至るケースなどもあります。

人材の確保
最近ではベトナム以外の国々からの人材導入も増えていますが、ベトナム国内での日本への就労希望者は、依然として多く、求人応募率の上昇や人材確保までの時間短縮が見られます。

日本語教育
送り出し機関での日本語教育の重要性が高まっており、仕事が決まる前から日本語を学ぶ実習生が増えています。

今日は、母国から来日する技能実習生および特定技能・高度人材の採用プロセスを見てきました。

日本は、将来の日本の社会のために、
より良いしくみを構築できるはずです。



#今年学びたいこと  #仕事について語ろう #私の学び直し #日本 #日本人 #毎日note #外国人就労者#海外労働 #技能実習生度見直し #特定技能 #技能実習 #外国人雇用


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?