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能登地震についての怒り諸々~想像力の欠如

やらぽんさんの記事より。

Xで私も被災地の状況を追いつつ、呆れているのが「馳知事のキックバック」云々を言い立てた記事やポストでしょうか。

今このときに追求するべきこと?と、個人的には思います。

同時に頭を過ぎったのが、「佐藤栄佐久」元知事が汚職の疑いで逮捕された時の騒動です。

地元では、未だに「国の原発政策に真っ正面から反対する佐藤氏が邪魔だったため、佐藤氏ははめられた」との噂が消えておりません。

Wikiの事件概要のまとめも、これは悪意に満ちているなあ……と、感じずにはいられない。

そして、能登地震。
馳知事が毎日激励や陣頭指揮を取っている一方で、「原発」に関するニュースはあまり聞こえてこないですよね。
正直、「聞こえてこない」ということが、怖いです。
北陸地方も何気に「原発銀座」の地域であり、(北陸の原発管理は、北陸電力)、今回の地震に対しても、備えが本当に万全だったのかは、疑問が残ります。

油圧系統の異常が確認されたことも、「想定外」の事実が発生していたことも、いつの間にかスルーされている。
原子炉が運転停止していたから良いようなものの、稼働中だったらF1の二の舞……というのも、十分ありえます。

この状況下で、災害復旧のために陣頭指揮を取っている知事の揚げ足を取ろうとしているのは、誰なのか。
思わず、疑いの眼差しを向けずにはいられません。

原発利権は、時には地元の電力会社の意思すら超えて、蠢く場合があります。
その時に責められるのは、まず地元の電力会社社員。その機微を、何らかの形で知事の「揚げ足を取ろう」と目論んでいる人は、わかっているのでしょうか。

そして、「やはり中央政府にとって、能登地震は所詮他人事なんだなあ……」と感じたのが、こちらの記事。

いや、言いたいことは分かるのです。そりゃあ、オンライン申請ができるに越したことはないでしょう。
ですが、高齢化が進み、「オンライン」に慣れていない人が多いであろう地域への配慮が欠けた物言いでは?

北國新聞社の記事によると、「住宅被害」は38,000戸あまり。まだ増えるかもしれません。
対して、「罹災証明書」のオンライン申請は5000件あまりと言いますから、「オンライン」を使えない状況にある人も、かなりの数に上るのではないでしょうか。


また、こちらの記事も「やはりな……」という感じがします。

能登半島は、地形が半島ですよね?通常のときですらアクセス困難な地域なわけで、避難計画自体、そもそも妥当だったのか疑問が残ります。
素人目に見ても、福島と比較しても「避難困難地域」というのが、わかりますよ。
(福島の場合、開けた土地にあるためまだ避難経路が確保できた)
なんで、今更「問題でした」というのでしょう。多分、少し想像力を膨らませれば、容易に想像できるはず。

何か、どれもこれも。
根底には発信側の「想像力の欠如」があり、それらが諸々の問題を引き起こしているようにしか感じられません。

想像力は「創造」の源でもあります。
結局、想像力をおざなりにしている人は、良い「創造」には繋げられないのではないでしょうか。そう思えてならないのです。


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