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雪を掻き分け、春を手繰る。

雪を掻き分け、春を手繰る。

4月になり、ようやっと雪が消えた。散歩すると、道すがらに色とりどりの花を見かけるようになった。冬は雪天に積雪で白しかない景色が広がる豪雪地帯では、色がある日常というのは久しぶりの光景だ。車を走らせる山道でふきのとうを目にすると、春の訪れを一気に実感する。

当たり前だけれど、グラウンドにも雪が降る。
12月に入った頃からFC越後妻有は体育館での練習が続く。廃校を活用した施設のため、同じ建物内に体育

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〜したりすると

〜したりすると

8月中旬に捻挫をしてから一ヵ月ほどが経ちました。
怪我の直後は痛みや腫れもかなりあり、2日間は松葉杖と生活を共にしました。鼻が詰まったりすると呼吸をしていたことが解るように、怪我をすると普通に歩けることの尊さに気がつきます。

痛みの様子を見ながら早めに松葉杖を手放し、サポーターに替え、それも外して…今までにはないくらい順調に回復ができたのは、日頃の食事やパーソナルトレーニングの結果かもしれません

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またなのか、まだなのか

またなのか、まだなのか

7/30(日)に行われた試合で、2年ぶりにリーグ戦に出場しました。前十字靭帯の再断裂からは756日ぶり、最初の断裂が2020年なので、おおよそ1200日くらいリハビリをしていた計算です。

そんな復帰戦から2週間後の昨日、トレーニング中に負傷しました。
脛腓靭帯損傷の捻挫で、おそらく残りのリーグ戦が厳しくなってしまいました。
11月の新潟日報杯という県内の大会での復帰が次の目標です。
痛い思いをし

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水を掴む

水を掴む

2020年の初めに前十字靭帯を切った私は、翌年に再断裂、翌々年はリハビリで一年が終わってしまった。

その間、新しい選手が加わり、監督も変わった。
トレーニングマッチと練習とのサイクルを経て頭と身体で理解できることに感動を覚えている頃、チームメイトにはそれはできて当たり前のことになっていた。

一度目の断裂から3年。
初めて、怪我なくリハビリなく順調に開幕戦を迎えようとしていた。
開幕戦を土曜に控

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初めてFC越後妻有に出会う人へ

初めてFC越後妻有に出会う人へ

2021年に書いた文章で、日の目に当たらなかったものを発掘しました。当時の自分がわかりやすく、FC越後妻有と大地の芸術祭と自分自身について書いていたので、興味がありましたらご一読ください。

※1
年齢などは2021年当時のものです。

※2
個人的なSNSとしての発信のため、諸事情で非公開とさせていただく場合もあります。
あらかじめご了承ください。

※3
本note内おいて掲載されている文

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靭帯と忍耐

靭帯と忍耐

前十字靭帯の再断裂から10ヶ月。手術からは8ヶ月が経った。痛くないと言えば嘘になるし、違和感に慣れてしまって違和が分からなくなっている。

初めて前十字靭帯を切ったのは、2020年の2月。切れたまま3ヶ月ほどプレーした後に、同年の7月に手術をした。全治6ヶ月〜8ヶ月と言われる怪我から復帰した翌年の7月、再び膝から異音がして振り出しに戻ってしまった。

膝の靭帯の手術は全身麻酔で、腫れ上がり浮腫んだ

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砂漠の上でキャンプ、或いは琵琶湖の真ん中で昼寝

砂漠の上でキャンプ、或いは琵琶湖の真ん中で昼寝

膝のご機嫌が斜めだと気持ちを保つのが難しくて、朝起きてから夜眠るまで、四六時中「早くサッカー辞めたいな」と思うのが正直なところ。心配して声をかけてくれる人に、本心とは180°異なる前向きな言葉で返すとき、自分の卑しさというのを嫌というほど自覚する。

先日、かねてより復帰を目標に定めていた試合があり、どうにか間に合いたいという気持ちで過ごしてきた数ヶ月があった。しかしながら、薄々現実的ではないこと

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