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枝先の想い

手を離した途端 風と共に消えた夢

時代運命で語るほどのこともない
散り時を知る枝先の想いを
吹く風が知る由もないように
儚さを知るその指先の想いを
世間の眼が知る由もないように

芽吹く春を待ち焦がれるように
眩しい季節の風を憧れるように
人は誰もが心に咲く
夢という花を摘むのだろう
ただその指先は
いつも微かに震えてる
それは憧れだけではないことを
心が知っているからなのだろう

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