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#4 骨折・カーテン奥の懲りない面々/メンバー紹介!

そんなわけで入院生活が幕を切った訳だが、運ばれ手術したこの病院の患者は高齢者が多く、その為、認知症の患者さんも多い。私が日々奮闘してるのは、大部屋で一緒になった【カーテン奥の懲りない面々】だ。

術後、大部屋に移動したがほとんどが認知症の方で
初日に開口一番、看護師さんが
「あー…西村さん、このお部屋来ちゃったかー…」
この病院の中で1番のラスボスたちが集まる最強軍団の部屋らしい。

え…骨も折れ、痛みで心も折れ。装備、『布の服とこん棒』な術後の私。
この戦い、耐えれるだろうか。

※これが大部屋の配置図。それぞれのニックネームがなぜこうなったかを
説明していく。カーテン奥なので互いに顔を合わせることは滅多にない。

以下、私を入れた6名がこの大部屋で顔を合わせないが、共に暮らす仲間だ。

・【オムライス】

昼食のオムライスを看護師さんが目を離した隙に布団に盛大にぶち撒け、
『オムライス爆発』を決行!
「ヒーッ!ヤーメーテェ〜ッ!」という看護師さんの
悲痛な叫びを生み出したため、この名をつけた。


・【カウントダウン】

深夜2時頃、「98.きゅうじゅぅうう〜9ぅうう…99ぅうう…きゅうじゅうはちィイ、99…」と98.99をカウントダウンし、それでいて絶対に『100』とは言わないため、この名をつけた。
100まで数えたら…!?今後の展開に乞うご期待!?

・【ゆきこ】

ゆきことは、彼女の娘の名前らしい。
「ゆきこッ!どこ行ったの!」
「ゆきこ、朝ご飯食べちゃいなさいよ!」「ゆきこが行方不明になっちゃって」
24時間ゆきこゆきこゆきこ。
ゆきこ愛が止まらない。なのでこの名にした。


・【ザギン】

93歳。本人曰く、銀座でクラブのママをしていた。そのため『ザギン』。
特徴は、自ら点滴などの管を引っこ抜く、オムツをいくら怒られても剥がす!
深夜12〜3:00まで93歳とは思えぬ体力で行う。さすが元銀座のママ。
眠らない街にいただけのことはある…。


・【普通のお婆ちゃん】

他の面々は自伝を常に語るので、上記のニックネームを付けることができたのだが
私の隣にいるお婆ちゃんは至って冷静。特にヒストリーも語らないため、『普通のお婆ちゃん』。時折「静かに寝ましょう」など、激しく語る、ゆみこ、ザギンを止めることもある。(しかし、皆は無視している)

次からは、この『カーテン奥の懲りない面々』との格闘と、不眠の日々を
書いていこうと思う。

To Be Continued➡️

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