今日の行いは、明日に影響する。当たり前を云っているようでその真意は通じていない。今日行った良いこと、悪いこと。やるべきことをやらなかったこと。今日思ったこと。そして今日、考えたこと。是、全て明日に起因する。なぜ今日は苛々するのか、どうして一向に焦りが消えないのか、乗り気でないのか、楽しめないのか。なぜ今日は体がだるいのか、頭が痛いのか、節々が言うことをきかないのか。是、全て昨日の行いが影響している。特に、すべきことをお座成りにしたり、先送りにしたり、忘れていたりすると、実相上は向上進化の妨げとなり、そのことを知らせる何かが起きる。反対に、やるべきことをきっちりやり終えて朝を迎えた時、疲れを知らず、頭は冴え、体が動き、ものごとがスムーズに流れていく。日常とは、是の積み重ね、繰り返しにおける因果応報により成り立っている。自分の中で、体裁よく言い訳をしてやり過ごしたとしても、その影響を受けるのは他の誰でもなく自分である。逃れられない真実、うやむやにならない実相が、人生どこまでも付き纏うのだから、どこかで観念するしかない。己の都合だけで、人生の旅を順当に続けられるほど甘くはないということだ。この人間の狡さ、甘さ、いい加減さを認め、その上で、何とか改善をしていこうと努力をすることが肝要なのである。この厳しさから卒業したいのであれば、今から性根を入れ替えて、心底努力をし、真の大人を目指すことだ。

そのことを肝に銘じ、今日の行いを蔑ろにすることなく、一つひとつを丁寧に、心を込めて、やるべきことを完遂し続けていきます。

有難う御座います。