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自分の詩の中で体感して遊べる内容のものをまとめたマガジン
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記事一覧

【詩】片耳イヤホン

【詩】片耳イヤホン

片耳イヤホンで居場所が変わる
ここにいられなくなる
音を止めても
片耳を失えば
それだけで
ここにはいられなくなる

【詩】水に垂らした水滴は

【詩】水に垂らした水滴は

ちゃぽん

水に垂らした水滴はどこへ
目を凝らして
じっと見て
水に入った水滴をいつまで見ていられるか

【詩】海遊び

【詩】海遊び

道具要らずの海遊び

波に飛び込む遊び
波にぶつかる遊び
波に乗る遊び
波が来たら背中から倒れ掛かって波の勢いで立ち上がる遊び
砂浜で漂流物みたいに横たわって声かけられる遊び
砂に吸い込まれる遊び
砂浜に寝て滝を浴びるように引潮を浴びる遊び
波の切間に手を突っ込んで指間を楽しむ遊び
大量な海の水の量を感じる遊び
水の性質を考える遊び
空と海という地球を見る遊び

【詩】感情を裏返してみる

【詩】感情を裏返してみる

楽しいを悲しい
腹減ったを満腹
気持ち悪いを気持ち良い
寒いを暑い
寂しくて笑う

感情ごと裏返せると違う感じ方をするひとのことが少しわかったような気になる

感情を裏返せずに表情や言葉だけ裏返えると恥ずかしさやもどかしさが生まれるときもあれば、意外とそのまま受け入れられるときがある

感情を裏返してみると自分の感情とアウトプットが一致しているかにも気付くことが出来るみたい

【詩】触る側と触られる側

【詩】触る側と触られる側

自分で自分の左手の人差し指で右手の人差し指を触ってみる

自分で自分の右手の人差し指で左手の人差し指を触ってみる

触る側と触られる側
意識だけの話し

人差し指と人差し指を合わせて
意識だけで触っている側と触られている側
を入れ替える
感覚だけの話し

【詩】自分のバグを抱きしめる

【詩】自分のバグを抱きしめる

何かが出来ないことはバグではない

感じ方が異なるところがバグで好き

人が恥ずかしいことが恥ずかしくない
自分の思いと違うように感じてしまう

バグがあるって思うってことは
「正常」な状態があると思っているってこと

そうなんだろうけど
ただ、違いを愛そうって言ったらそれまでだけど

バグを抱きしめたくなるこの気持ちには
それともまた違う何かがある気がする

まだ言葉に出来ないから
抱きしめなが

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【詩】雨音太鼓

【詩】雨音太鼓

雨音太鼓
雨音オーケストラ
雨が降って自然と聴こえて来る音

それも良い

ただ、少し
雨や風など自然の力を借りて
新たな演奏をしてみたい

自然と人の協奏

【詩】手をたたく

【詩】手をたたく

手をたたいて笑い合い
手をたたいて歌い
手をたたいて踊る

細かくよりも
出来るだけ
シンプルな一発一打
良い音させて

パンと鳴らして目が覚める
パパンと鳴らして元気になる

拍手、手拍子
パンパンパン

【詩】小石と出会い

【詩】小石と出会い

岩場を歩きながら
足元を見るか
海を見るか

河原を歩きながら
足元を見るか
川を見るか

道路を歩きながら
足元を見るか
先を見るか

何に躓くに怯えるか
大きく転ぶか
小さく転ぶか
上手くかわすか

何に躓き何を得るか
何を目にして何を得るか
何をかわして如何に生きるか

躓き気付く存在に
怯えず気付けば躓かず

小石と出会うは小心か
気付くに至る精進か
何が見たくて歩くのか

【詩】リズムとうたう

【詩】リズムとうたう

どん どつ どつ どつ
リズムとうたう

どんど つど つど
うたは半分くらいのテンポで
ゆっくり

どんつど どんつど
リズムは繰り返しても
メロディは繰り返さない

どんつ どんつ ど
テンポは一定じゃなくてOK

どど つ ど つど
メロディで踊る

どん ど どん どん どん どん
リズムに合わせて頭を振らなくてOK

どん  どん  どん
リズムとうたい
音楽と舞う

【詩】立入禁止

【詩】立入禁止

立入禁止区域にどこまで入っていけるか
立入禁止区域にどこまで入って来させられるか

どこに区域の線を引こうが自分のいる場所は変わらない

【詩】おしゃべりてんぽ

【詩】おしゃべりてんぽ

しゃべりのテンポをワザと
7割くらいの速さで話してみる
ゆっくりと

次にしゃべりの速さを
1.5倍くらいの速さで話してみる
滑舌良く

人の話すテンポはこの速さで
なんて基準は作られてないのに
みんなそれぞれそれらしい速度ではなしてる

自分より話すのが遅い人、早い人
試してみると少しだけその人に近付ける

誰かと二人で
遅い人同士
早い人同士
遅い人と早い人
の組み合わせをやってみると
テンポ

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【詩】感覚をワザと止める

【詩】感覚をワザと止める

呼吸をしていることに意識を向けて
その後で
呼吸を意識していない状態に戻す

口の中の舌の感触に意識を向けて
またその感触を忘れる

匂いを嗅いで
その後、嗅覚を忘れる

感覚を止めることに気付くために
一度意識的に感じてそれを止める

それが出来たら、複数の感覚を同時に感じてみる

同じことをしているとき
同じ場所にいるとき
同じものを見ているとき
感じる自分を変えて楽しんでみる
感じていない世

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【詩】痛いの痛いの無視しちゃえ〜

【詩】痛いの痛いの無視しちゃえ〜

眠くなったら
眠いの無視して動けばいい♪

疲れてきたら
疲れたの無視して動けばいい♪

痛いのなんて
無視して動けばいい

痛いの痛いの無視しちゃえ〜

寂しいのなんて
辛いのなんて
悲しいのなんて

今この一瞬だけは
無視しちゃえ