Katsuo in the sky

自分は組織の中では比較的、技術の新陳代謝を促進する方だとは思います。 しかし、生成AI…

Katsuo in the sky

自分は組織の中では比較的、技術の新陳代謝を促進する方だとは思います。 しかし、生成AIには規制が必要だと考えるに至りました。 noteでは自分なりの考えを推敲していきたいと思います。

マガジン

  • 生成AI考察の記録

    生成AIのもたらすものを、可能な限り多角的に考えてみていきます。

  • パブコメ関係

    自分のパブリックコメント関係のまとめです。

最近の記事

読書感想「ChatGPTは世界をどう変えるのか」

はじめに今回は読書感想文になります。 これからの生成AIを考える上で、たいへん勉強になる本でした。 以下に紙の本のリンクを貼っておきますが、kindle版もあります。 この本については、以下の記事でも紹介されていますので、 こちらも参考にしてみてください。 ここではどのような内容だったのか、 自分の視点から簡単に紹介できればと思います。 私のnoteを読んでくださったことのある方向けに、 この本を端的に説明しますと、 以下のnoteの、超パワーアップ版です。 私の場

    • パブリックコメント 2024/03/11

      インターネット上の偽・誤情報対策に関する取組についての意見募集 というパブリックコメントのために書いた内容です。 記録として残しておくだけのものです。 意見募集ありがとうございます。 まずは資料に目を通しまして、大変有意義な議論が進んでいると感じ、嬉しく思いました。 資料を読んだだけではこれまでの議論の全てを把握できてはいないと思いますが、私的に気になった点をいくつか書かせて頂ければと思います。 まず「偽情報対策に係る取組集」に関して。 取り組みが行われている、という事自

      • 「花夢」を視聴して

        パブリックコメントの提出を優先していたため、 話題のタイミングとズレてしまいましたが、 以前話題になっていた芸大生の卒業制作について、 少し思う所を書いてみようと思います。 今回は作品の趣旨の考察と、その作品が生まれた背景の考察、 また、生成AIが作品にもたらした功罪を分析していきたいと思います。 この記事を書くにあたり、KALINさんに許諾は頂いております。 今回は背景の考察から、今の学生を擁護する側面もある内容となります。 ただ念のため誤解の無いよう自分のスタンスを

        • パブリックコメント 2024/02/19

          2024/02/19 23:59まで募集していた、 パブリックコメント「AI事業者ガイドライン案」に書いた内容です。 記録として残しておくだけのものです。 「本編」3P:アジャイル・ガバナンス 未来を予想しにくいAIに対して、 細かいアップデートを続けるアジャイルを取り入れるのは良いと思います。 書かれている通りマルチステークホルダーの関与が正しく機能するならば。 今までも有識者会議みたいなものは行われているようですが、 最低限ジブリ、集英社、任天堂など、 デジタル貿

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        記事

          新たなクールジャパン戦略の前に

          今回の記事はクールジャパンについてなので、 今までの記事ほど生成AIの話は出てきません。 2024年2月10日まで行われている、 クールジャパンのパブリックコメントは500文字までなので、 こんなに長いnoteでは使い物になりませんが、 今後のクールジャパンについて考える思考材料として、 もしお役に立ちましたら幸いです。 以前Twitter(X)に書いた内容とほぼ同じではありますが、 流れていってしまうので改めて書き留めたものとなります。 結論としては、 「経済」に焦点

          新たなクールジャパン戦略の前に

          「表現の自由」と「適切な規制」の関係を見つめ直す

          コミックマーケットが近付いているからか、 生成物の販売は「表現の自由」なのかどうか、 それを規制するのは過度な「表現規制」に繋がるのではないか、 という議論をSNSで見かけるようになりました。 ただ、各々にとって都合よく解釈し、 便利に使われるだけな場面も見かけましたので、 (SNSはそういう場だと言えば、そうなのですが) この記事では今一度「表現の自由」とは何か、 規制、ルールとの関係性をどのように考えるかを、 見つめ直すキッカケになれば嬉しく思います。 最初に、この記

          「表現の自由」と「適切な規制」の関係を見つめ直す

          本当に未来に繋がる「AI」とは何かを考える

          生成AIには問題もあるものの、自動運転や医療などの分野では、 今まで出来なかった革新的な良い結果をもたらすものなのではないか。 SNSなど見ていると、そう期待している人は多いのではないかと感じます。 今回はその点について、掘り下げていきたいと思います。 ・ 技術による日本の経済成長に期待する人 ・ 懸念はあるけどクリーンな学習なら使いたい人 ・ クリーンな学習でも問題が残ると考える人 ・ 国産でないことに国益の視点で懸念を覚える人 ・ 過度なDX化が導く社会像に懸念を覚え

          本当に未来に繋がる「AI」とは何かを考える

          企業が「生成AIを使わない理由」の考察

          自分はどちらかといえばテクノロジー寄りの人間になると思うので、 ニュースツールはテック系のニュースを常に追える状態にしていますが、 生成AIの話題を見なかった日は無いと言って良いと思う昨今です。 それにも関わらず、使用を明言する企業は限定的であり、 孫さんが「日本よ目覚めよ」と呼びかけるくらい、 現実とニュースの温度感には乖離があります。 これはどういうことなのでしょうか? 自分自身、企業勤めをしている人間としての肌感として、 先に結論を書いてみると、その理由はシンプルだ

          企業が「生成AIを使わない理由」の考察