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3月30日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

2024年3月30日の午後に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です!

この日は新規の方が2名、リピーターが4名の合計7名で神保町散策×読書会。お日柄も良く、春らしい暖かな陽気で神保町を巡る。

自分の内側に味方を付けるためにも、日々な動作を丁寧にする、美味しいものを食べる、心を癒やす本を紐解くなど、自分自身をいたわることが大切なり。

紹介して頂いた本

読書会終了後に撮影

松浦弥太郎「ほんとうの味方のつくりかた」筑摩書房

自分の一番の味方はいつだって自分だから、自分の持っている内側の味方を大切にしましょう。

例えば、健康や時間、ライフスタイルを味方につけるために、自分にとってどんなことが喜ぶかを実践していくことが大切です。

自分がどんなことに感動して、どんなことが嫌なことであったかを明らかにするためにも、過去これまで経験した出来事を書き出してみるのも良いでしょう。自分が大切にすべきことが見えてきます。

また、友達という外側の味方も大事にしましょう。決して相手に対して何かを求めるのではなく、友人を喜ばせるための行動を考えましょう。

坂田阿希子「わたしの料理」筑摩書房

料理研究家の坂田さんのレシピ本かつエッセイ。近年流行りの時短レシピではなく、一つひとつの作業に意味があるため、丁寧に料理することをすすめる。

まず第一に、料理をするときには、料理ができる身体づくりが大前提にある。食材が美味しいかを見分けるためにも、健全な感覚を持っているべきだからだ。

リズムに乗るように料理をする人だからだろうか、エッセイの側面がありながらすらすら読めて、レシピも覚えられる。調理器具もこだわりたくなるよね。

長尾豊「魔術は英語の家庭教師」はまの出版

本物の魔術師(イギリスの魔術結社 黄金の夜明け団)を研究した著者が、英語を学ぶために(あるいは、本物の魔術師になるためも)魔術の基礎を覚えるべきだと提唱する書物。

例えば、旧約聖書にもある「生命の樹」は魔術をする上での前提であり、全ての理である。英単語も記憶ではなく、この生命の樹を用いることでいともたやすく理解できるのだという。

結論、健全な身体・精神を正しく持つことが大事らしく、タイトルの割にしっかりと勉強できる。絶版で近年2万前後で売られているから、なかなかお目にかかる機会は少ないだろうけれども。

レイモンド・カーヴァー「Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選」中央公論新社

物書きはどこか欠陥があるもので、だからこそ言葉を紡ぐのかもしれない。

遅咲きの作家 レイモンド・カーヴァー。一時期は酒に溺れ、失業も経験した男の文章からは、人生を立ち直す頑強さを感じる。無駄なことを一切排除した文体は、村上春樹さんの翻訳ともマッチしている。

梨「自由慄」太田出版

とある女子生徒が交換し合う手紙は、まるで詩集のように続いていく。だがまるで一方はすでに亡き者のような印象を受け、「プロローグ」から順に読んでみると……。

最近映画化で話題の、雨穴さんと同じWebメディア(オモコロ)出身の梨さん。本という舞台装置を使って、恐怖や不気味さを演出するのが巧みで推しの作家。

原田マハ「独立記念日」PHP出版

仕事や恋愛、大切な人との別れを通じて、悩みながらも独立していく10人の女性たちを描く。紹介者さんが恋人と別れた時期に、ふと紐解いて元気が出た作品。

他にも原田マハさんの作品ばかり紐解いていて、「スイート・ホーム」を読んで宝塚が好きになり、美術ミステリー系の本を読んでからは、実際に美術館を訪れるようになったそうで。

4月の読書会スケジュール

4月13日(土) 10:00~12:00
朝活×読書会  → 満員御礼です!!!
4月20日(土) 14:00~17:00
散策×読書会
4月27日(土) 19:00~22:00
飲み有り読書会 BOOK&BOOZE!

ご興味ありましたら、コメントや各種告知ページにて是非お待ちしております!

皆様に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。