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書くこと・墨の音・香り、季節のうつろいに心を寄せる日々。 https://kazeno…

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書くこと・墨の音・香り、季節のうつろいに心を寄せる日々。 https://kazenotayorimi.wixsite.com/miho-okuda

マガジン

  • 日々あれこれ

    心に響いたあれこれ

最近の記事

設営でした

昨日は藤影堂さんで展示の設営でした。 暖かい奈良の梅はもうひと月ほど前に楽しんだので、山の麓からひと枝の梅を連れて。 ここはオーナーを慕う人々の往来でいつも賑やか、近所にあるとらやさんのお菓子と珈琲をご一緒させていただいた。 帰り際に分けてもらったミモザが黄色に寄りそう葉っぱも可愛くて春が爛漫。 暖かくなりますように。 墨の音2024春 3/21-3/31 3/27休 @藤影堂

    • 個展のごあんない

      墨の音・2024春 3/21(木)-3/31(日) 11:00-17:00 藤 影 堂 定休日3/27(水) ・ 2023年の5月中ごろ、 藤影堂さんとのご縁で奈良では初めての個展がかないました。通い道にある日ごと色濃くなる緑を眺めていたのがもう懐かしく思えます。 今年は、暖かかった冬から春へのうつり変わりを今じわじわと迎えています。 一年前と今と、あまり変わらないかもしれない、野にある草木のような日常の墨との風景に、会いにきてくださると嬉しいです。 藤影堂さんは奈

      • 花をいけるように、書きたい

        “花をいけるように、書きたい” 先週、木漏れ日が暖かいお茶人の家で ふと思ったこと 年があけてもうじきひとつき 遅ればせながら… 今年の私の抱負です 会えた富士の山には雪帽子 出かける朝は 梅が一輪咲きました

        • 一期一会

          今朝は赤近江富士との一期一会でした 大好きな富有柿のように みっちり実のつまった毎日を願う一年です 本年もどうぞよろしくお願いします

        設営でした

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        • 日々あれこれ
          33本

        記事

          今年の一文字書きました

          優しいにじみ 丸くてほっとする字 迷いのない強い線 墨の刹那を思う色 いつもより大きな和紙に大きな筆で 今年の一文字がたくさん生まれました 本番書きの意思のある筆の動きは 筆というよりも もはや手のようでした そのそばで私の出来ることはないので 少し離れたところに居たけれど 心を動かされることが多かった うまく書くことも 褒められる字を書くのも それはそれでいいけれど 大切にしたいと思うのは 向きあう時の心のはたらき 身体を使って精一杯書いたものは いいもわるいもな

          今年の一文字書きました

          書くことの意味を知りたい

          書のワークショップ 2023年の締めくくりの日は 今年の一文字を書きました 今回は関西大学文学部哲学倫理学専修の三村尚彦先生にもおいでいただいて、このアナログの極みである書くことの、何となく感じているけど言葉にはしにくいアレコレを、先生自らも筆を持って体験くださることに。 おそらく誰もが日々直面している、 曖昧であることや、言葉にうまくできないこと、割り切れないことや、もやもやの数々、 どれも、もどかしいことが殆どなのだけれど、 じつはそこにヒントがあったり、良さがあっ

          書くことの意味を知りたい

          大祓詞書写ワークショップ開催します@11/26日吉大社

          🍁もみじ祭開催中の日吉大社で、大祓詞の書写ワークショップを開催します。 11/26(日) 14時〜15時半 日吉大社内・日吉会館 持ち物:特になし 参加費:3000円 (お菓子とお茶付き) 🍁大祓詞の一部を書き写す形式ですので、どなたでもご参加いただけます。 必要な方は、眼鏡等お忘れなくお持ちください。 🍁境内のもみじを楽しみながら心静かな時をご一緒しましょう。 ◎予約先着順 ◎ご参加の方は入口で「書写ワークショップ」にご参加の旨をお伝えください。 入苑料500円は参

          大祓詞書写ワークショップ開催します@11/26日吉大社

          ARTE CASA

          名古屋三越栄店一階 ARTE CASA F0サイズの作品を展示してもらっています 会場には居りませんがお近くにおいでの方にはお立ち寄り下さると嬉しいです F0という、いつもと違う試みを楽しみました 18.0×14.0 小さいからできることがありました 名古屋市中区栄3-5-1 名古屋三越栄店 ARTE CASA 1F(ロエベの隣) 11.7(火)まで #ARTECASA

          2人展「書とデニム」終えました

          「書とデニム」の10日間、楽しみました。 展覧会、ライブや交流会、喫茶去のスペース、ワークショップをご一緒くださった皆さまありがとうございました。 温かいお声がけやお気持ちに胸が熱くなる瞬間がたくさんありました。 最終日は土川さん達とこの二年間を振り返る宴、翌日は片付けをしながらこの数日の色々を思い返しました。 印象に残ったのはメルチデザイン都竹さんの作る服に袖を通して、たちまち嬉しい表情になる場面をたくさん見たこと。 ひとをしあわせにするって素敵… そばで見ていて嬉

          2人展「書とデニム」終えました

          書のデニム ワークショップ

          書とデニム 最終日の15日はワークショップを開催します。 ギャラリー内の座敷でここの時間を味わう時を。 ◯書と布のコラージュワークショップ 書いたものと布をあわせてコラージュ作品を作ります。お手持ちで使いたい生地などがあればお持ちください。生地は無くても大丈夫です。 10/15(日) ①11時から(満席) ②14時から 約1時間程度 定員5名 参加費:1500円 持ち物:ハサミ 土川商店ギャラリー場所かさじゅう お申込み先 草の根交流文化サロンinSEINO実行委員会

          書のデニム ワークショップ

          書とデニム ライブ&交流会

          書とデニム 作家トーク・ライブ&交流会 楽しく終えました バイオリンとギターの演奏に書と縫が加わったライブ。はじめての組合せのどきどきセッションはミシンの音からスタートして尺八の音色で締めくくり♪ ライブ中に描いたト音記号や五線譜を切りとって月型クッションを仕上げる予定です♪ 会期中にお披露目できるかな… 交流会は店主手作りのお料理を堪能しながら 「粋」と「小粋」についてお話を聞き 展示の感想や楽しいお話も飛びかい 翌朝は思いがけず店主のジビエ料理と 初池田温泉を満喫

          書とデニム ライブ&交流会

          2人展「書とデニム」はじまります

          搬入を無事に終えました。 この展覧会が決まってからの2年は長いようで短かいものでした。はじまりは春日の森文化博物館での土川修平さんとの出会い。その数日前に展示を見に来て下さったメルチデザイン都竹政貴さんとの出会い。IAMASの瀬川晃さんとの出会い。 別々にあった出会いがこうしてひとつのカタチを生むなんて思いもよらない事でした。 土川さんは言葉を 瀬川さんはグラフィックデザインを 都竹さんはテキスタイルを 私は書くことを そして布とふれあっていたら 布の素敵をあ

          2人展「書とデニム」はじまります

          花を待つ、蓮の葉

          水墨画の展覧会 22回 文人趣味臥遊展 に参加しています 泥の中から立つ蓮にあこがれて もう何年目か分かりませんが たぶん一生追いかけるのだと思います 最近片足を踏み入れた水墨画の世界で それまで知らなかった墨の魅力の沼にどっぷりはまり 抜け出せずに居るのですが 沼の中はなかなか居心地良く 分からない苦しさも 答えのないもどかしさも 今の私にとっては楽しみでもあります たおやかに葉を広げて花を待つ蓮の葉を描きました 水墨画の展覧会22回 文人趣味臥遊展 2023/1

          花を待つ、蓮の葉

          旧暦の七夕に

          幼い頃から今までずっと 天の川なのだと思っていた七夕飾りは じつは「投網」を意味していました 四角い折り紙を半分に折って、それをまた半分に折って、折った両端に互いちがいに切り込みをいれていく、あの七夕飾り 投網の七夕飾りには、幸せを掴めますように、 という意味合いがあるらしい ありがとう、という感謝のことば うまくいきますよ、ということば ◯◯◯◯ますように、という願い しあわせを願って書かれた十人十色の短冊を 紐に結んで飾る工程も楽しかった 短冊を眺めていたら

          旧暦の七夕に

          地蔵堂のまえで

          この夏らしい猛暑の日 メルチデザインの都竹政貴さんと せきがはら人間村生活美術館を訪ねて 今秋の土川商店での二人展にむけての打合せ 桜の大木が印象的だった地蔵堂の前で この日美術館をご案内いただいた近持イオリさんがサラリと撮ってくださった 夕方からは車で20分の土川商店に移動して 土川さんを囲んで集う皆さんと 右脳と左脳の話で盛りあがりました 土川商店ではいま末松グニエ文さんによる 「土川商店展」“通称てんてん“ が開催中 ギャラリーかさじゅうに敷きつめられていたのは

          地蔵堂のまえで

          過去現在未来をあらわす蓮

          ・・・予想最高気温38度越えが聞こえた連休の岐阜で涼やかな蓮にも会ってきました。 数年前の岐阜での作品展の時に知り合った木下峯江さんは、月に数回、お住まいの関東から岐阜の先生のもとへお稽古に通って熱心に学ばれている小原流のお花の先生。今や青森から九州まで各地を駆けまわってお花を教えておられます。 そんな忙しいなか書のお稽古をリモートでご一緒くださる木下さんより、この展覧会のことをお聞きしていた春からずっと、この時を楽しみにしていました。 じつは木下さんからお聞きするお花に

          過去現在未来をあらわす蓮