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「note介護相談」④

 初めて読んでくださっている方は、見つけていただき、ありがとうございます。
 臨床心理士/公認心理師越智誠(おち まこと)と申します。


(よろしければ、以下のマガジンが自己紹介になると思います)


 いつも読んでくださっている方には、感謝しております。本当にありがとうございます。
 先日から、「note介護相談」を始めました。
 ご利用方法なども、この記事の中↓にありますので、よろしかったら、ご相談のことも、ご検討くだされば、幸いです。

男性介護者に関するご質問

 今回もご質問をいただきました。

 前回までも同じ質問者の方に、質問をしていただき、それにお答えする、という反復になっていますが、その度ごとに、こちらの回答をきちんと消化され、より考えを深められ、そのことによって、新しく、ご質問をしていただいているように感じています。

 とても有効にこの「note介護相談」をご利用して下さっているように思えています。

 ご利用方法の、モデルケースの一つを提示していただいていることも含めて、本当にありがとうございます。

 ご質問は、こちら↓です。

 デリケートな話題なのですが男性介護の難しさについてお伺いしたいのです。義母がお世話になったケアマネは中年男性でしたが、老人の防御本能なのか、途中で彼に不信感を持ってしまいました。対応を同じ会社の中年女性に代わっていただいたところ、彼女に絶対の信頼を置くようになりました。こういった老人の思いこみによる一方的なふるまいに、腹立たしく、投げ出したくなるような気持ちに折り合いをつけられた経験はございますか?(まーぶるちゃん)

一方的な振る舞いへの気持ち

 最初に、私自身のことにも話が向けられていると思いますので、そこから、考えて、お答えしたいと思います。(私にまで、丁寧に気を配っていただき、ありがとうございます)。

 最初に、「ご老人の思いこみでの一方的な振る舞い」について振り返ってみます。

 まず、私自身は、介護に関しては、母と義母に対しての、家族の介護の経験しかありません。「思い込みでの一方的な振る舞い」に対応した機会は少ないですし、そんなに期待された話が出来ないかもしれませんが、もし、よろしかったら読んでくだされば、幸いです。

 母親を介護をしていた時は、母親の振る舞いが一方的というだけでなく、私自身が息子という関係性で、余計に苛立ちが強くなったことも少なくなかったと思います。それまでの、親子としてのポジティブではない記憶も含めて、介護で辛い時ほど記憶が蘇るので、それで余計に自分が辛くもなったりました。

 私の場合は、母の振る舞いへの怒りは、関わっていた医師への怒りもあり、それが転嫁されたものでもありました。

医療関係者への思い

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 この記事を読んでくださり、ありがとうございました。もし、お役に立ったり、面白いと感じたりしたとき、よろしかったら、無理のない範囲でサポートをしていただければ、と思っています。この『家族介護者支援note』を書き続けるための力になります。  よろしくお願いいたします。