見出し画像

最初の単焦点レンズ35mm?50mm?誰も言わないような選び方。

こんにちは、kazukame12 の KAZU です。

最初に買う単焦点レンズで、よく“おすすめ”と、いわれているのは、35mmと50mmです。

見たままに近い感覚で撮れることから、この2つが、あげられるのですが…


少し表現は、違うレンズなのです。

初めての単焦点レンズ選びのワクワクしている人に、こんなことは、誰も言わないのですね。

でも、せっかくなら、使い方に合うレンズが、良いように思いませんか?



この2本のレンズ、表現の性質は、違うレンズなので、被写体との関係性と距離感から選ぶのもアリです。

(ムズいことを…言った気がする…)


ただ、考え方としても、その方が、良かったりするかも知れないですよ〜。

(言葉だけでは、イメージしにくい人もいると思うのですが…)


まず…


「撮影する距離が、画角で変わってくることを、知っていますか?」




焦点距離が、違うので、35mmと 50mmは、“撮影の距離感”が変わってきます。


距離って、なに? ですよね!


35mmと50mmで、撮りたいモノを同じ大きさで撮影するとき、ピント面(被写体)までの距離が、違うってことです。

(やっぱり言葉だけでは、初心者の方には伝わらないですね…写真を入れます。)


レンズを使うときに、考えるのは…
構図の中にどのくらいの「サイズ感」で、被写体を配置して、「背景」をどこで切り取るのか?

それを、考えて画角を決めます。

(撮影のときの考え方なのですが、ズームレンズを使っていると気にしないかもね。)



簡単に作ったので
いろいろ、ズレてますが…笑
 
なんとなくで見てね。

花の縦の大きさ(オレンジの横線の縦の幅)を同じ大きさになるように構図を考えたとき、ピント面までの距離が、違うことで、広角側(赤◯)の方がより近くで撮影することになる…
それに、背景が広くなるのが理解できるでしょうか?


望遠(青◯)になるほど距離は離れるので、背景の一部分を切り取る感じになります。

右側の青の縦線も、赤より短いですよね。

よく聞く「圧縮効果」が、この事を言っています。
(押しつぶされる訳では無いです。笑)


この差があるので、レンズの焦点距離が違うと、表現の性質も変わってきます。


35mmと50mmだと、大きな差はないですが、表現として使うと、僕は、使い分けたいですね。


広角レンズ側は、より接近するので、ポートレートだと被写体を緊張させてしまうので、関係性と距離感のバランスを考えて使うのが大切です。

親子の距離感と考えると、家族と旅行したとかの゙写真は、広角レンズの方が、背景も広く入るので、遊園地か〜、とか思い出の場所も同時に記録できます。



と、言っても…
カメラを買ったときに付いてくる、キットズームレンズを使っていると、画角によって性質が違うとか、考えたことは無いですよね。

きっと…まだ、難しいと、思います。


大丈夫です。



最初の単焦点レンズなので、もう少し「感覚的」な話をしますね。笑



まず、35mmレンズ


日常感を切り取りやすいです。

逆に言うと、平凡な写真になる…と、感じる人が多いかも知れませんね。

スマートフォンにも近めな画角なのも原因としては、あるようにも感じます。

でも、「日常が日常である素晴らしさ」を身近な視点で切り取るには、35mmが、凄くいいと感じます。

日常の「これ、良い! これ、好き!」が、伝わりやすい距離感で、撮影ができる!

子犬や赤ちゃんとか、無条件で好き!
そんな、「わ〜可愛い〜。お〜すげ〜。」的な、焦点距離が、35mmレンズの魅力だと、僕は、思います。


50mmレンズ

こちらも、日常感を切り取りやすいです。

もう少し「リアルな、日常」に感じるかも知れないです。

日常の「この雰囲気いいね。 この好きなモノは、ここが良いよね。」のように、スキや、ワクワクの理由を゙説明できる、距離感が、50mmレンズなのかな?と、僕は思います。


この辺から、カッコ良さも出しやすくなってくるようにも、思いますね。

35mmほどの「パース効果」が無いし、85mmほどの「これを見て」的な“指示”をするような感覚も無く50mmは、ほどよい日常を表現しやすい感じです。笑




僕の感覚ですが…表現としての写真を撮れる、50mmレンズ。


50mmは、光と影、被写界深度で、空気感を切り取りやすい感覚があります。

スナップのように、直感的に撮影するときにも、人の遠近感を被写界深度で見せやすいので、作り込んで距離や露出ので追い込まなくても、雰囲気をハンドリング良く撮れるように思いますよ。


AF Nikkor 50mm F1.4 D で、撮影。
 
オールドレンズでは無いそうですが
僕のカメラ歴5年からすれば大先輩のレンズ
 


標準レンズと、いわれるのは…

人の見たままに近いレンズです。

とか、言っても僕たちは、健康であれば二眼レンズで世界を見ていますから、ピントこないでしょうね。

僕らは…カメラよりも少し、シネマチックな世界を見ているようにも、思うよね。



35mmレンズは、幸せを撮るレンズ。

綺麗な環境で、背景に入れたくないものがないような、すべてが美しい日常を撮れる。
足に、ひっ付く子供を撮ったり、触れることが許された距離感で撮影出来るの人。


35mm の画角は、与えられた環境が良いときの撮影が合うので幸せな環境だと撮りやすくなると思います。

背景に入れたく無い物があると、入ってしまう画角なので、整備されたビルのスナップとか、パース効果があるので、カッコいいかもね。


とか、いろいろ書きましたが、写真学校とかは、50mmを買うようにいわれるそうです。

スマートフォンに慣れている現代人なので、撮影の距離が近いのもあると思います。


意外と、50mmレンズだと離れないと、画角に入らないな〜。が、僕の第一印象だったように思います。


可愛いケーキを撮影したりする…
簡単なテーブルフォトは、35mmが近付けるので良いと思います。

ただ、使いやすさを重視すると、35mmに、なると思います。

写真に出したTAMRONの35mmは、撮像面から200mm…
20cmが最短撮影距離なので、レンズ前から、7cmくらいならピントが合います。

ハーフマクロという感じでしょうか〜。

どちらの単焦点レンズを選択しても、ズームレンズとの撮影体験は違うので、面白いと思いますよ。

楽しんでください。



それでは、良い写真ライフを!










この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

休日フォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?