難しくないMモード3つだけ覚えればいい
こんにちは、kazukame12 です。
今回は、Mモード(マニュアル露出)のハードルを下げていきたいと思います。
「写真を好きな明るさ」にするお話です。
まず最初に、なぜオートで撮れるのに、初心者向けの一眼カメラにも、マニュアル露出(M)があるのでしょうか?
それは、「必要だから」…
では〜、無くて…
「楽だから!」
と、僕は、思っています。
便利な機能を無くせば、商品は、売れないですからね。
でも、初心者の人は、ムズい!と感じていると思いますが…
難しく考えないで、ゆる〜く。
本当に、ゆるく読んでみてください。
ちょっと、今回は、長いので… 笑。
Mモード(マニュアル露出)は、写真の明るさ…
つまり「露出」を合わせるのに、必要なバランスを自分で合わせるモードです。
「露出の三角形」と、言う言葉が教材なんかで調べると、見ると思います。
露出の三角形。
絞り
/ \
シャッタースピード。__ ISO 感度
写真の露出は、この3つを基本に設定します。
これは、スマートフォンも同じですが、スマホが合わせてくれてるので、シャッターを押せば、スマホは、標準的な明るさで撮れますね。
だけど…
少しカメラに慣れてくると、雰囲気を出したいと、誰もが思うでしょう。
そんなときに、思うのは…
「他の人の写真みたいにならないな〜」です。
僕もそうでした。うんうん。
どうしても、スマホぽい写真に、なりやすいのが、露出のオートモードなのかな…と感じます。
これは…
カメラが…高スペックでも、オートフォーカスが世界一の速さでも、同じです。
考えなければ、やっぱり…
スマホぽい写真になります。
なので…
「スマホで良いんじゃない?」
なんて、思う人が、居るのでしょうね。
自分の好きな露出で、誰でも表現できる。
なぜなら、プロ仕様のカメラも、初心者向けのカメラも、「露出の三角形」は、同じですからです。
(レンズ性能に依存する描写力は別ですが…笑)
露出は、「雰囲気」も、写真で表現できるテクニックの1つなんですよね。
(この写真も初心者向けと言われるエントリーモデルです。NIKON の Z50と言うカメラと、キットレンズで撮影。)
同じ時間、に同じ場所で撮影したのが、次の写真です。
お昼ですよ〜。
カメラの露出を変化させるだけで、イメージが変わりますよね。
露出を自分の好きなように出来るので、マニュアル露出(M)が、楽なのです。
「でも、マニュアル露出(M)だと、難しいな…」
なんて、壁に、あたった気分になる。
今、なってませんか?
でも、それって…
気分に、なっている “ だけ ” じゃないですか?
「きっと… まだ、何もしてないですよね。」
大丈夫です。
もちろんオートモードでも、写真の明るさを思うように変更することはできます…
が…
きっと、今まで…
写真の明るさを変えて表現するなんて…
「発想」が、オートモードでは、出なかったのでは…ないでしょうか?
僕は、マニュアルの練習をしてた頃に…
「あ。写真の明るさが変わると雰囲気も変わるな~」と、感じ始めたので、露出オートのままだと、表現に気づかなかったかも知れません。
意外と言われないのですが、Aモードなどのオートモードの説明のときには、測光モードは理解している前提で話がすすむ教材が多いです。
測光モードを理解していないと、上手くいかないことがあるのです。
なので…
オートモードだと、写真の明るさを変えたい!!
と、思っても…
「測光モード」に、けっこう左右されてしまいます。
これは、初心者向けの教材には、書かれてる物は少ないです。
「カメラの機能、操作を…覚えるのが、初心者の一番の目的になってます。」
なので…
「ん?測光モード?…いくつかあるモードの中から…どれを使うのが正解なの?」
なんて、思いますよね。
機能や特徴、設定は、説明して書いてはありますが、経験値が少ないと…使いどころが曖昧で悩みます。
僕が感じたのは、「どのタイミングでつかうの?」でした。
そんなときに、親切なオジサマが…
「測光モードを覚えるより、とりあえずMモード(マニュアル露出)を覚えた方が、露出は簡単になるで〜」
と、言ってくれました。
僕が、素直にオジサマの話を聞けたのは…
オジサマも悩んだ結果Mモードが楽だったと言うことを教えてくれたからです。
もし…
「マニュアルやないとアカンわ〜、使いこなしてないわ~」
と、マウントをとる人だったり、押し付ける人の話なら…
僕も聞かなかったし…
皆さんも、無視していいと思います。 笑
自分のイメージが、撮れるといいだけですから、オートもマニュアルも、方法は自由です。
ところで…? カメラの、Mモードって、上級者が使うイメージないですか?
そんなことは無いです!
むしろ初心者でも、積極的に使うと、いいと思います。
「自分の撮りたい写真」がある人には、Mモードの方が、設定がシンプルだったりします。
これマジです! 笑
(測光モードを考えないでも、良かったり〜笑。ああ…僕のズボラな性格がバレそう。)
僕が仲間に教えるときは、初心者も、Mモードで教えています。
Mモードで露出をコントロールするのに必要なのは、「絞り、シャッタースピード、ISO」この3つだけです。
少ないでしょう。
と、言っても…
世の中のカメラ教材は、オートモードからの説明が多いです。
だって、教材ですからね。 笑
(標準露出を知るには、教材が良いと思います。)
「絞り優先モード」を初心者に…
おすすめをする記事や動画を目にします。
その、教え方が、スタンダードなのかも知れないですね。
ピント面とボケの表現…
スマートフォンとの違いを感じやすいのは、絞りで表現できる「ボケ」では、ないでしょうか?
露出を標準露出のままで撮影するのであれば、絞り優先モードが、おすすめですね。
測光モードも初期設定のままで撮影すると良いので絞りだけを設定すれば、ほぼ撮れます。
被写界深度を理解するため…と、言う意味でも、Aモードで良いと思います。
僕も、絞りの被写界深度からの表現の考え方で、前に書いています。
(僕の記事を読んでくれてる、皆さんは、もうすでにステップしている人が多いみたいですが…笑。)
が…
が…
今回は、「露出」です。
マニュアル露出です。
マニュアル露出を合わせやすいのには、理由もあります。
写真の明るさを考えて露出の設定を、Aモード(絞り優先)で、覚えようとすると…
たくさんの事を理解して、選択しながら使う必要があります。
…まずは、露出の三角形の絞りを選択する。
…カメラが明るさをどう見付けるかの設定。
…その設定をシーンごとに測光モードを選択する。
…その設定を基準に、自分の明るさを露出ダイアルで調整する。
なんか…写真の明るさを変えるのに、覚えることと、操作が…難しそうでしょう。
笑
例えば、まず…
・Aモードなので、絞りを合わせます。
・次に、カメラが、画面全体の…どの部分の露出を計測するかの設定を、考えます。
・全体の明るさの平均を出すモード
・中央部を重点的に測光するモード
・フォーカスポイントを測光するモード
・白とびを防ぐハイライト重点測光モード
・モードを、覚えてからをシーンに合わせて、どれか一つを設定します。
・そして露出の ( + と − ) をダイアルやボタンで、自分の撮りたい写真の明るさに…合わせる。
オートモードを使って、自分の好きな写真の明るさにするためには、たくさん覚えて使いこなさないと、ダメだったりします。
しかも、カメラの測光は、反射率で変わるので、撮影する被写体の色や、少しカメラの方向を動かすだけで、標準露出(カメラが選択する露出のことです)は、変化し続けています。
オート、なので…。
(変化する標準露出…ここが、露出ダイアルの + − で、写真の明るさを変えて撮影するときの欠点だったりします。標準露出の基準が変化すると同じだけ露出ダイアルの設定した + − も変化します…オートなので。)
Mモード(マニュアル露出)では、カメラの測光モードを覚えなくても、デジタルカメラだと確認がすぐに出来るので、思う明るさの表現が出来るのです。
自分で見た光を、画面や露出バーを見ながら「絞り、シャッタースピード、ISO」この3つだけで、コントロールできるのですから、楽なのです。
マニュアル露出なので、角度を変えても、被写体の反射率…
例えば、白から黒い服にかわっても、カメラが勝手に設定を変えないので、安定した明るさ(優先したい部分の露出)で同じ環境光なら、そのまま何回も、撮れます。
ミラーレスなら、絞り、シャッタースピード、ISO感度、を動かすだけで、ファインダーやモニターの映像が、明るくなったり、暗くなったりしてくれるので、見れば分かるのが良いですね。
露出の三角形。
絞り
/ \
シャッタースピード。__ ISO 感度
マニュアルだと、どれを…どれだけ動かせばいいの?
ですよね。
ここで、絞りの被写界深度…
とりあえず勉強としての絞りは、「ピントが合って見える前後の幅(距離)」で、良いと思います。
絞り→「深度の中に、被写体を入れる」
ピントが合ってほしい部分の前後の幅を考えます。
シャッタースピード→「手ブレ、被写体ブレのしないスピード」
手ブレ補正がいいカメラがありますが、被写体ブレは補正しないので、子供は、速く設定すればカバーできます。
1/500 秒〜 1/1000 秒くらいなら、だいたい撮れるように思います。
ISO→「自分で設定するので、AUTOにはしない! ノイズの気にならない範囲で上げて、手ブレや絞りをカバーするように使います。」
今のカメラは、優秀なので、ISO 100 〜 6400 くらいなら、上げても仕事でないならそんなに、気にならないでしょう。
難しくない言い方をすると、「フイルムのような写真にする加工アプリ」を使うと、ザラザラした写真になりますよね。
ISO感度を上げすぎると、ザラザラします。
僕の「露出の三角形」の使い方は、こうかな〜。
例えば、花を撮るとき…
絞りで、ピントが合って見える範囲(被写界深度)を決めて→
シャッタースピードで、風に少し揺れている花が、ブレないシャッタースピードに決める→
ISO感度でしかこの場合は露出を明るく出来なかったとしたらなら、ISOを上げて写真を明るくする。
自分のイメージを優先します。
僕は、そんな風に、考えています。
ただ、普段は、もっと簡単な撮り方をしています。
環境光が、そんなに変化しないシーンでは、ISO感度は、固定したままになるので、被写界深度とシャッタースピードしか、動かさないです。
絞り、シャッタースピードの、2つで写真の明るさを合わせています。
被写界深度も、ISOも、固定で良ければ、シャッタースピードだけの設定で、露出を合わせるので、たった1つで、コントロールしています。
楽でしょ〜。
いえ、ズボラですね。笑
ここまで、読んでくれた人は、Mモードに、興味がある人だと思います。
ここから始めてみませんか?
失敗しても良いですよ。
慣れるまでは、失敗したく無いときは、オートモードにすればいいのでは、ないでしょうか?
好きな表現が、見つかるといいですね。
それでは、良い写真ライフを!
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