ウェルビーイングを考え日々実践するコーチ⎜かずみん

自分で自分を幸せにする力を探し、育む | Wellbeing Coach | Expl…

ウェルビーイングを考え日々実践するコーチ⎜かずみん

自分で自分を幸せにする力を探し、育む | Wellbeing Coach | Explore & nurture what you truly want & need⎜@kazumicoach

最近の記事

自分軸の現実を

昨日、スウェーデンの近所会から突如「ゴミ収集業者がストに入ります。いつまで続くか、どんな影響が出るのかはわかりませんので、各自ゴミを取り置きするように」と連絡がきた。スウェーデン人にとっても、こんなことは生まれて初めてだそうだ。 欧州では、戦争・インフレが社会を不安にして、少しづつ影響が出始めている。日本にいると戦争は身近に感じないけれど、自然災害の脅威は、私たちを常に不安にしている。 世界は今、「不安」に包まれている。そんな最中この週末、天空では木星と天王星が牡牛座で一

    • 「季節のごあいさつ」第一号

      12週ごとの「季節のごあいさつ」、第一号です。 皆さま、こんにちは。 2024年も既に12週が過ぎようとしていますが、いかがお過ごしですか? 12週間を1年と考える利点を説く本「The 12 Week Year*」によれば、早いもので、12週の最終週は年末と同等です。この12週間年は、どのような12週間だったでしょう? 今週は、太陽が黄道上で0地点に来る春分の日、即ち「新しい太陽周期の始まり」でもあります。このまま春・夏へと突入する前に、しばし足を止め、振り返り、これま

      • 写真撮影はビジュアル・コーチング?

        先週末、プロのフォトグラファーに頼んで、仕事用の写真を撮影していただいた。その日が来るまでの1週間、なんだか気分が落ち着かなかった。後で思えば、スタジオでの写真撮影は七五三以来だったので、未知なる世界に対する期待と不安が私を覆っていたのだろう。 当日は、他のコーチ仲間二人と一緒に撮影してもらうことになっていたので、緊張はかなり和らいでいたが、普段、化粧をせず、洋服を気遣わない私が化粧をし、衣装を選ぶのは内心とても気恥ずかしく、居心地が悪かった。 また、スタジオで撮影をする

        • 「頑張る」と自分軸

          朝のニュース番組でキャスターが「頑張ってください。」と言って、スポーツ選手へのインタビューを終えた。とても一般的な終わり方だと思うし、違和感はない。日本人の日常には「頑張る」という表現や考え方が、はびこっている。仕事を頑張る、勉強を頑張る、スポーツを頑張る、何でも自分がやっていることを頑張る。日本人の価値観の一部に「頑張る」は位置する。 その一方で、最近の書籍等で「頑張らない〇〇」など、「頑張る」を否定する考えが多くみられるように思う。また、私がやっているコーチングなどでも

          日本人と「自分軸」

          母がイライラしながら言った、「お父さんはマイペースだから」。私は直ぐ「マイペースのどこが悪いの?マイペースは悪なの?」と聞いた。私から見ると、父には父の、母には母のペースがあるだけで、同じでないだけ。なのに、母は「マイペースは自分勝手よ!」と言った。母の苛立ちには「少しは私のペースも考えて、合わせてよ!」という意味が含まれているよう。 そんな父似の私はノンアルコール、ノンカフェイン、ベジタリアン、グルテンフリー食を好む。アレルギーが元になっているわけではないので、別にそれ以

          結局、「自分軸」って何だ?

          日本語でコーチングを始めて以来、日々、私のコーチィ(クライアント)に連呼している言葉がある。それは「自分軸」。この言葉を自己啓発系の日本人の誰かが使っていて、「ある感覚」を総括するのに便利だな、と思った。 誰かにコピーライトがある言葉なのか、どうして今人気があるのかは知らない。でも、自己啓発系に興味のあるクライアントは知っているようで、その「ある感覚」を一瞬で表すのにとても便利だし、クライアントにも、私にもしっくりくる。 その前まで、私のコーチングは英語のみで、この「ある

          パラダイム・シフトに「パワーの源」

          地球温暖化、森林減少、地殻変動、太陽フレア増加、等々、地球・宇宙の変化はますますスピードを増しているように感じる。大きな変化は外面だけでなく、私たちの内面からも起こり始めたのが2020年のパンデミック以降。当たり前だったことが特別なことになったり、無理だと思っていたことが普通になったり、世界中の人々の認識がほぼ同時に影響を受け、常識や社会の仕組みが大きく変わり始めた。「変化」は、「大変」だ。国の景気が移ろいやすく、戦争を誘発し、各国間の緊張を高める。個人レベルではお金や社会へ

          冬至にすると良いこと

          1日遅れだけれど、冬至の気分はどうだった?昨日、たまたまコーチング・セッションが入っていたので救われた。なかったら、結構モンモンとした気分だっただろう。 いつもの私は、物事のポジティブな面を見るのが得意だけれど、昨日は急にすとんとネガティブに入ってしまって、今更ながら過去の振る舞いを憂い、自分を責めていた。 コーチングセッションが始まった途端、ネガティブ・モードに入っている私に、コーチは、ネガティブな思考や感情の配線を変えるエクササイズを提案してくれた。 ステップ1:自

          2023年も最後の月になりました。

          こんにちは。皆様、いかがお過ごしでしょうか?2023年はどんな年でしたか?社会や気候は物凄い勢いで変化し続けていますが、皆様ご自身の2023年はいかがだったでしょう? 私の2023年は、ここ数年抱えてきた「HomeとWork」の課題を行動・実践した年でした。久々にスウェーデンと距離を取り日本に住むことで、日本や日本の社会をより深く知る機会になりました。またアジアが近いことを感じたり、肉体の故郷と魂の故郷の隔たりを少しでもバランスをとり始めたのかな?と感じます。2024年もそ

          私がコーチングと出会った時

          コーチングのスキルを学び始めたのは2018年だけれど、コーチングをクライアント(コーチィ)として経験し始めたのは、2011年頃だろうか。それを考えると、コーチングとの付き合いは、結構長い。 初めてコーチングを受けたのは、スウェーデンに渡って4年くらい経った頃だったかと思う。この4年間、北欧の冬の暗さが気にならないほど、仕事に没頭していた。やっと仕事や生活環境に慣れ始めた頃、社内では運営体制の大変革が起こっていた。直属の上司もころころ変わり始め、上司がすべき仕事を渡せずに自分

          コーチングは、「未来型のツール」

          昨年・今年出逢った日本でのクライアントは、ほとんどがコーチングが未経験だった。 コーチとしては、コーチングという「未来型のツール」をどのように伝えられるか、とても責任を感じると同時に、クライアントの第一歩に関われたことをとても光栄に思った。 だからこそ、変なメンタリングを入れ込んだ中途半端なコーチングではなくて、純粋なコーチングの良さを体験してもらえるよう、私も基本に帰るよう心を尽くした。 それでも、伝わった人々、伝わらなかった人々、私は同じようにやっていても、結果は様

          ワークとライフ、そもそも秤にかけるものなのか?

          様々な企業に勤めるコーチィ(クライアント)の方々と接して、わかったこと。コーチングで出てくる回数の多いトピックは、たぶん「ワーク・ライフ・バランスをどうやって保てるか?」だろう。 そもそも「ワーク・ライフ・バランス」って何だろう? Work Life Balanceって、実は不可思議な言葉だ。ワーク(仕事)とライフ(人生)は、そもそも天秤にかけるものなのか? 仕事は、我々の人生から独立しているものなのか?人生無くして、仕事は成り立つの?仕事を取ったら、それが我々の「ライ

          ワークとライフ、そもそも秤にかけるものなのか?

          「もやもや」を追求する

          コーチングでは、何でも言語化する努力をしてもらう。 中でも、よく言語化してもらうのが「もやもやしている」という感覚。「もやもや」感覚が起こるとき、実は一番、足を止めて言語化してもらいたいとき。 「もやもや」を「もやもや」のまま放っておいたり、なかったかのようにするのは、お勧めしない。だって、「もやもや」の中には沢山の私たちの気持ちや思考ぐせが入り乱れているから、知恵の輪のようにほぐすと自分のことを知る手助けになる。 私たちの頭の中には、実に色々な情報が入っている。それプ

          「サステイナビリティ / Sustainability」ってなんだ?

          私は、15年くらい企業の「サステイナビリティ / Sustainability」課題と向き合ってきた。今、日本で 「サステイナビリティ」というと、「SDGsのことだね!」と言われる。 「サステイナビリティ」と国連の提唱するSDGs (Sustainable Development Goals)は、別にイコールではない。企業や国が「サステイナビリティ」を具体的に理解して、なんらかのアクションを起こすために、分野分けし、分かりやすくした指標なだけ。 英語のsustainabi

          「サステイナビリティ / Sustainability」ってなんだ?

          「あなたは何になりたいですか?」

          コーチングのテーマは何でも構わない。 コーチィとコーチは、毎回、さまざまなトピックや、トピックは同じでも異なる側面について話す。だから、同じコーチング・セッションは2度とない。 しかし、全セッションにおいて、似たこともある。それは、 結局のところ、私たちは、今の自分から少しでも進化した「何か」や「誰か」になりたい。そして、それを実現することをコーチングは目指している。 この「何か」や「誰か」は、自分以外の何かや誰かを羨んで、別の人になるという意味ではない。生まれたままの自

          ジェーン・エアと自分軸

          私のヒーロー/ヒロイン、理想像を考えるとき、必ず出てくるイメージがある。それは、シャーロット・ブロンテの名作「ジェーン・エア」の主人公、ジェーン・エアだ。彼女は実在の人物ではないけれど、私は彼女とその生き方を尊敬している。 このイギリス文学が170年以上経っても、色褪せず、世の中の多くの人々、特に女性たちを虜にするのは、文学として、もちろん多くの優れた点があるのだと思う。ただ、私として「長年にわたり、どうしてジェーン・エアが私のヒーローなのか?」なんて考えたことはなかった。