今の仕事のおはなし。





僕の仕事は水族館の飼育員。


しかし、皆さんが想像する魚やイルカのお世話をしているわけではない。





僕の担当はカエル。



よく、何でカエルなの?
もしかして、会社の都合で無理矢理移動したの??

なんて聞かれることがありますが、そんなことは全くないです。




やりたいから僕はここにいる。





しかし、最初からカエルの飼育員を目指していたわけではありません。
専門学校に入学した時はアザラシの飼育員を目指していました。





転機は入学してすぐにあるクラス実習でした。



実習では、水族館で働いている卒業生の講義がありました。

まだ高校を卒業して間もない僕たちはこの実習で現状を思い知らされました。





水族館に入れるのはほんの一握り。




もうすでに椅子取りゲームは始まっている事にこのとき気づいた。



僕が出遅れていたことは明らかだった。




同級生は魚や水族館に詳しい。

一方、一般的な熱帯魚しか知らない。



僕は昔から生き物が好きで、飼育員になるのが夢の一つであったが、知識は素人同然。





話を聞くにつれて焦りが大きくなり、気付いたら講義もクライマックス。





「終わった」



心の中でボソッとつぶやいた自分がいた。



しかし、次の言葉で僕に晴天の霹靂が起きた。



“人と違う強みを持て”



この言葉を聞いた時、自然と焦りがなくなっていた。

それどころか前向きになっていた。



そして、言葉をかけてくれた卒業生は今では元上司。

残念ながら、今は一緒に仕事が出来なくなってしまいましたが、とても尊敬できる僕の大事な人です。





講義が終わり水族館の見学をしている時、僕は自分の強みについて考えていた。




そして、カエルの解説を聞いている時に「これだ!!」

僕の強みは“カエル“にしようと決断しました。



その日から、図鑑を集め、調べていたらいつの間にか飼育員になっていた。



月日は流れ、飼育員として働き4年目を迎えようとしています。

今は僕が専門学生に、お客様に還元する番。


幸いなことに、憧れていた職業に就けたからには中途半端にはしない。



この世で生きるすべての生物が幸せになるよう。




今できることを全力で行う。







そして、学生達に今度は僕から伝える。



僕の原動力になったあの言葉を。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

19

Taro Kaneko

水族館で飼育員をしています。 大きな夢があります。叶えます。

コメント2件

ステキなお仕事ですね!
我が家にも10歳と2歳のツノガエルがいます。
私も生き物が大好きで、みんなに嫌われがちなヘビとか虫も飼育しています(*^^*)
お仕事頑張ってくださいね!
みうさん。

コメントありがとうございます!
生き物好きな方と繋がれてとても嬉しく思います。
ツノガエル可愛いですよね~!

もし何かお困りなことがあればお気軽に相談して下さい!!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。