次男べえさんを妊娠中、性別が男の子だとわかって「さんちゃんのお下がりが使えて助かるなぁ」と思っていた。

ところがどっこい。

ここのところ長男さんちゃんもべえさんも洋服が着々と増えている。しかも兄弟お揃いのリンクコーデ服が。
それも決して「兄弟でお揃いの服着たらかわいいよね～」という親のテンションで買ったものではない。
いや、最初の1枚目はそうだったかもしれないが、2枚目以降は違う。
お揃いにしないとケンカが勃発するからだ。

さんちゃんは5月生まれ、べえさんは10月生まれで季節が違ったこともあり、完全にお下がりだけで過ごすことは難しかったべえさん。加えて兄よりもよく飲みよく食べるため、どんどん大きくなって服のサイズアウトも早い。保育園に4月から通い始めたこともあり、預けておく服も必要なのでお下がり＋何枚か服を買い足す必要も出てきた。

しかしだ。
買った服を見るとさんちゃんが「僕が着る！」と奪ってしまう。
明らかにサイズが小さいにも関わらず、無理して着ようとする。
新しく買った服はさんちゃんに行き、べえさんは兄からのお下がりを追加でもらうような感じになるのだ。

この間も半袖のパジャマが少ないべえさんに買ってきた新しいパジャマはさんちゃんに奪われ、べえさんはお下がりのお下がりでよれよれになったパジャマを着ることになった。それはちょっとかわいそう。

べえさん自身も1歳半を過ぎれば自分の好みも出てきて主張もするし、段々とさんちゃんの服を着たがるようになってきた。さんちゃんが機嫌のいい時は貸してくれるので大きめダボダボをかわいく着ているが、そういう時ばかりとは限らない。

服に関してのケンカが増えることが嫌になり、新しい服を買い足すときはもったいないと思いつつも、最近は兄弟分買い足すことにした。お金はかかるし、収納場所も限られているので洋服収納はパンパンだ。
とはいえお揃いで着せたら最高にかわいくて、兄弟でよかったなぁとしみじみする。

外出先ではよく兄弟でお揃いの服を着ている家族を見かけるが、やっとその理由の一端がわかった気がする。