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20231117_ヨーロッパの発展と衰退の理由について考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想41


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"国民の戦争"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"戦闘民族ヨーロッパ人"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 19世紀までの戦争は適当なところで手打ちとしていたため、被害も少なく、戦勝国は敗戦国から得た賠償金を次の投資に回すことができた(戦争はお金儲けの一環だった)。しかし、総力戦である第一次世界大戦の結果、両陣営とも死力を尽くしたことにより、敗戦国だけでなく戦勝国も疲弊しきることになった。敗戦国から取れるものがない状態となり、戦勝国も衰退することになった。
 もともとヨーロッパ人は遊牧系狩猟民族で貧しく厳しい自然環境の中で何千年にもわたって生き抜いてきた民族だった。その結果、戦って勝つことを是とし、"糧は自分達で努力して作るものではなく、他から略奪するもの"という考え方が根付いた。他に略奪する対象がある場合は略奪を行い発展したが、略奪する対象が無くなった後には互いに奪い合う結果となった。
 戦闘民族としての資質が発展を支えたが、その資質により衰退することとなった。

感想

 "国王の戦争"から"国民の戦争"に変化したことにより、戦後の状態も大きく変化したことを知ることができ、勉強になりました。総力戦により、戦争の被害が19世紀までの戦争とは比較にならないものになってしまったことを実感できました。戦争を金儲けに使うということには賛成できませんが、余力が無くなるまで戦い続けることよりはベターな気がしました。以前の戦争形態に戻ることは無いと思いますが、総力戦の危険性については覚えておけると良いと思いました。
 ヨーロッパ人の民族的な特徴を学ぶことができ、勉強になりました。環境によって生き方を選ぶ必要があり、生き方によって考え方や価値観が作られていくのだと思います。今後、考え方や価値観など、民族の特徴についても学んでみたいと思いました。
 ヨーロッパでも、発展の理由がそのまま衰退の理由となっていた点は純粋に面白いと思いました。意見が合わない相手だとしても、"戦いを避ける"や"共生の道を探す"ということは大事だと思いました。国だけの関係に限らず、人間関係でも必要な考え方だと思います。苦手な人だとしても一緒に取り組まなければならない場面があると思います。上手く付き合うというのも大事なスキルのような気がします。以前別の記事でも書きましたが、無駄に敵を作らないということも意識して生きていけると良いと思いました。

最後に

 個人でも組織でも、何かを長く続けるためには"戦いを避ける"ことや"共生の道を探す"ことは大事だと思います。意見が合わない相手や、苦手な相手だとしても最低限意識すべきことだと思います。互いに不幸な結果にならないように意識できると良いと思いました。
 互いに不利益にならないような工夫を行い、より有益な人生にしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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