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子どもを愛するということ

2023.11.23【191限目】

子どもを授かり胎内にいる時から、子どもへの愛情は生まれていて、お腹の中で胎児が動く度に、幸せを感じたものでした。

生まれたばかりの我が子を抱いて、私を見る子どもの眼差しを見ていると、子どもは親の愛がなければ育たないと思いました。

私は、子どもを愛することは、大切に育てることだと思い、子どものためになることは、何でもしてやりたいという思いがありました。

子どもが少し大きくなった頃、色々なことをさせていました。体操クラブ、スイミングクラブに入れ、習い事では英語、習字、ピアノ、日曜日はお父さんとテニス。それが子どもにとって良いことだと思っていました。

子どもが少し大きくなって自分の事を考えることができる年ごろになった時、「習い事などあまり楽しくなかった。」と、聞いてガックリしたことがありました。

中学生になった頃から、自分達のやりたい事を選んで決めていくようになったので、私は子どもたちのやりたいことを優先しようと心を改めました。

それまでは、子どもたちを、無意識に自分の望むように育てたいと、自分の(親の)夢に固執していたと気づき大いに反省しました。

子どもを認め、子どもを信じて思いやることは、楽しいことではありましたが、心を広くして子どもを受け入れることや、口を出したくても待つという子育てになりました。

子どもが自ら考え行動していく様子を、ヒヤヒヤ、ドキドキしながら見守ることもありました。親の愛は、子どもを無条件に受け入れることだと思っています。

大人に成長した子どもたちを見て、運動好きだったり、音楽に興味があったり、いろんな人と臆することなく社会生活が出来ているのは、習い事で種まきをして育ったところもあったと思えるところがあると今は思っています。

子どもは、愛されることで、人を愛することを学び、自分を大切にし、人も大切にすることが出来ます。

子どもの存在を丸ごと受け入れて、認めることが子育てのスタートで、この関係がともに生きていくためには大切な事だと思っています。


子育ての幸せ

子どもを育てていく中で、子どもから沢山の幸せをもらいました。抱っこしていた子が手をつないで歩くようになり、その少しずつの成長を楽しみ、大きくなれば、後ろからガンバレ!ファイト!と心で願いながら見送っていました。

巣立ってからは、どうか元気に、幸せに暮らして欲しいと願っています。今は、地に足を付けて頑張っている子どもたちを、頼もしいと思う年になりました。

この長い道のりに幸せをくれた子どもたちと会えてよかったという気持ちになれることが、今の子どもへの愛の、ありようのように思います。


愛が届く

新任で中学3年生を担任した時の教え子から、毎年この時期に自分が作った新米と庭になった柿を送ってくれます。それが今日届きました。

今年は昨年と同様に、彼の奥さんがリースを作って荷物の中に入れてくれていました。奥さんは、私が3年目に担任した教え子で、教え子同士で結婚しています。

このリースは二人で近くの山や琵琶湖の近くで拾ったものを集めて作ったそうです。何より嬉しかったのは、山に行ったり湖に行ったりしてこの材料を二人で集めて、それで作ったと聞いて、二人が仲睦ましく暮らしていることがうかがえることでした。

毎年、何十年も変わることなく送り続けてくれる教え子の優しさや温かさに人のぬくもりを感じ、人との出会いのすばらしさを思う秋です。

電話でお礼を言うと、私の教え子たちの近況を知らせてくれます。一緒にゴルフをした教え子が今はグランドゴルフを楽しんでいる事や、やんちゃだけど私にやさしかったK君は、トラックに乗って仕事を頑張っている事や、運動会で孫の応援に行ったら同級生に会った事や、やさしかったT君は奥さんと仲良く散歩をしていると聞き、あの時優しかった子は今も優しいんだなあと思いました。いろいろな話を聞いて、懐かしい思い出がよみがえってくる幸せな時間でした。

人との出会いは、今は会えなくても深く長く繋がっていると思った一日でした。荷物と一緒に愛がとどいた素敵な一日でした。

教え子が作ったリース


【今週のけい先生】 *担当:夫(父)

11月22日(いい夫婦の日)に岸和田市の紅葉の名所【牛滝山・大威徳寺】に出かけました。

紅葉祭りは23日の祝日に行われますが、私達は紅葉をゆっくり味わいたいので、その前後の天気の良い日を選んで出かけています。

当日は、道の駅(今年は葉菜の森)で地産品の買い物と昼食を摂った後、大威徳寺に向かい大威徳寺境内と滝の流れや山の景色紅葉を2時間程ゆっくり散策しました。

帰りには、良い苗が揃っていて10数年買っている、『花工場』と言う名の花屋さんで、冬、正月用の葉ボタンやパンジーをケース単位で購入していました。

K先生は好きな事が出来て、上機嫌の1日だったようです。


【編集担当より】
11月も残すところ1週間です。もう12月ですか!!!2023年の年初は、まだ行動制限などありましたが、年末に向けて一気に様変わりしました。

「ニューノーマル」と言う言葉をよく目にしましたが、それすらまた過去のものとなりそうな気配です。これからは、リモートワークだ!と声高に叫んでいた方も多いですが、最近では海外の事例などもあり、トーンダウンしています。

(個人的には、フルリモートワークには、かなり難易度高いマネジメントが求められるため、ハイブリットワークが理想だと思っています。フルリモートをコロナ前からしていた企業以外は、なかなか難しい部分も多いかと。在宅に向いているのは、タスクが明確でパフォーマンスが定量評価できることに限ると考えています。企画系の仕事だと「ちょっと今日一日喫茶店で仕事してきますわ」みたいなことが許される企業や人以外は、たぶん難しいです。)

2024年は、どんな年になるでしょうか。AIが本格的に各サービスに導入されていくと考えられますが、その時我々の働き方や日々の生活はどうなってくでしょうか。

たくさんのチャンスと、急激な変化に戸惑うこと、ポジティブなこととネガティブなことが両方一気に押し寄せてくるように思います。柔軟に楽しんで生活していきたいと思います。



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