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現実的に考える大人のための学び直し英語

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無理せず、無茶をせず、堅実に英語運用能力を身につけたい大人のための学習指針。
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記事一覧

現実的に考える大人のための学び直し英語4.5-2:中2英語の定着度をチェックする(解答編)

この記事では、中2レベルの文法事項をチェックする記事の解答をコメントとともに書いていきます。なお、中2の解答編は無料で公開します。まだ英作文にチャレンジされていない方は、以下の記事からどうぞ。 (will、be going to) 1. It is going to rain tonight. 2. The phone is ringing. --- I will answer it. 3. Will you have some coffee? 4. The meeting

現実的に考える大人のための学び直し英語4-2:中学英語の定着度をチェックする(中2編)

前回の記事では、中1で学習する文法事項の定着度をチェックする英作文問題を掲載しました。 今回はその続きで、中2レベルの英作文です。一部は中3内容を含んでいますが、「大人のための学び直し英語」という観点から、分割するのは合理的ではないと判断したためです。本来、学年による截然たる区別は存在しえないと考えますが、もろもろの事情を考慮し、妥協の産物として学年による区別が必要になるのもやむを得ずといったところでしょうか。 中学英語につきものの厳しい縛りが教材作成にどのような苦労をもた

現実的に考える大人のための学び直し英語4.5-1:中1英語の定着度をチェックする(解答編)

前回の記事に掲載した、英作文問題の答えをコメントともにご覧ください。 このマガジンは、「現実的に考える大人のための学び直し英語」ですから、少々ひねった日本語を問題文としました。そこは「大人のため」ですからおゆるしください。しかし、すべて中学校の英語の教科書で扱われている文法・語法だけを使って表現できるものです。 (be動詞) 1. I am a student. 2. Are you a teacher? 3. My sister is a doctor. 冠詞を忘れずに

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現実的に考える大人のための学び直し英語4-1:中学英語の定着度をチェックする(中1編)

前回の記事では、長野県教育委員会が公開している、中学3年間で学習する文法事項一覧を紹介しました。 せっかくですので、上記PDFを参考にして、文法事項の英作文問題を作ってみました。ぜひ挑戦してみてください。かなりの長編になりそうなので、中1、中2、中3と分けます。今回は中1です。 (be動詞) 1. 私は学生です。 2. あなたは先生ですか。 3. 姉は医師です。 (一般動詞) 1. 私は大学生です。 2. ランニングをしていますか。 3. お母様はまだ東京にお住まいなん

現実的に考える大人のための学び直し英語3:中学卒業程度の英語力をつける

前回は、英検の過去問で現時点での英語運用能力をおおまかに把握するというお話を書きました。 ちょっと話が飛びます。いわゆる受験英語、受験文法はあまり評判のよいものではありません。例えば、伝統的な学校英文法では、現在完了について、「経験」「継続」「完了」のような「用法」を区別しますが、これについては、現在完了が話者の心的態度を表すものとして完全に退けるべきだとする専門家もいます。(参考文献として、斎藤浩一著「日本の『英文法』ができるまで」をあげます。学校英文法を批判するにしても

現実的に考える大人のための学び直し英語2:現状を知る

今回から、大人がどう英語を学び直していけばいいかを具体的に考えていきます。やはり、現状としてどのくらい英語の運用能力があるかを、おおまかにでもいいので把握する必要があります。しかし、たとえば大人にとっての定番の試験であるTOEICにいきなり挑むのはお勧めしません。それは、受験料が高く、本人確認が厳しいからです。(何年か前に仏検を受験した際には、厳しい本人確認はありませんでした。一方、TOEICは、就職や昇進にも必要になる資格試験ですから、本人確認を厳しく実施することは当然でし

現実的に考える大人のための学び直し英語1:はじめに

「あの人は英語がペラペラだ」最近はあまり聞かない言葉になりましたが、どこか特別な憧れをもって語られる賛辞。世の中には数多くいながら、どこか自分にとって縁遠い特殊な才能。テレビの中ではたくさん見るけれど、ニューヨーク生まれでもなければとても届かないような何か。 言語学では、臨界期仮説(Critical Period Hypothesis)と呼ばれるものがあり、簡単に言えば、「言語の習得には年齢制限がある」とする考え方です。こんな難しい言葉を聞くのは大人になってからでしょうから、