【試合のための練習をしよう】限界を超えてこそ練習 #1149
おはようございます。
好きな駄菓子はヤングドーナツの森下です。
#きなこ棒も好き
試合で必要以上に緊張してしまうのは、出来ないことをやろうとしているか、普段の練習で試合のための準備が出来てないからなんだよな。というお話です。
<不安やプレッシャーはあって当然>
試合になれば不安やプレッシャーがかかって緊張してくるのは当たり前。
でもその中で自分たちの持ってる力をどれだけ発揮できるのかが重要なところだし、僕らがサポートしている目的のひとつになります。
よく練習では出来るのに試合になるといつものパフォーマンスが発揮できなくなる選手がいます。
(僕も昔はそうでした。笑)
試合の方がミス出来ない状況だったり、対人競技であれば自分たちのやりたいことを阻止しようと邪魔してくるわけじゃないですか。
100打席中一回だけヒット打てばいいシチュエーションと、一打席しかない中でヒットを打たなければいけないシチュエーションではそりゃ難易度は変わってくる。
じゃあ試合では難易度が上がるわけだから、パフォーマンスが落ちちゃうのも仕方がないか、ではアカンのです。
じゃあどうすればいいのかと言うと答えはとってもシンプル。
練習の方が難易度高いことをしたり、プレッシャーの強度を高めてあげればいいんです。
<練習は本番のように>
選手たちには日頃からミニにタコが出来るくらい「練習は本番のように、本番は練習のように」と伝えています。
#マーシー
本番で過緊張を起こしてしまう選手や、本番でいつも出来ることが出来なくなってしまう選手は、大抵「練習のための練習」をしてしまってるんです。
つまり、練習で本番を想定できていないわけです。普段の練習から本番を想定して、プレッシャー下で練習をすることはとても重要です。
練習の方がキツイ、本番の方がイージーだと思えれば、余裕を持ってリラックスしてプレー出来るはずです。
誰が言ったか忘れたけれど、「練習は限界を超えてこそ練習」というフレーズを聞いたことがあります。
確かにその通りで、練習の目的は「ゴールに辿り着くために成長すること(成長を楽しむこと)」だと思います。
「練習は本番のように、本番は練習のように」をするためにはその意識は必要不可欠で、練習の前に本番をイメージして、目標達成に何が必要かを明確にすることが大切になります。
プレッシャーがかかった状態で、いい結果を出そうとか、失敗しないようにとか考えると、力みが生まれたり、焦ったりしてしまいます。
大切なのはクールにリラックスしていること。そのためにはなるべく「いつも通り」の状況を作りたい。
普通に考えたら本番のほうが、不安もプレッシャーも高まるので、その中でいつも通りを作るためには、本番を練習に近づけるのではなく、練習を本番に近づけるということです。
だから日頃から本番を想定してイメージして練習しておこうぜ、ということですね。
バスケの試合で全然3Pシュートが入りません…と弱気になってる選手がいたんです。
試合が終わった後、僕はその選手に「練習で(ノープレッシャーで)3P打ったら、10本中何本入るの?」と聞いてみました。
「すると4本〜3本入れば良い方です」と返事が返ってきました。
だいたい30%くらいの確率なわけですが、試合になればもろもろのプレッシャーがかかって、それよりも確率は下がるわけです。
「現状だと試合で10-20%入れば良い方じゃない?」と僕。続けて「試合でどのくらいの確率で入れれるようにしたいの?」と聞くと、「30%」と選手。
試合で30%の確率で決めたいのであれば、本番パフォーマンスが下がってしまうことを見越して、練習では50%くらいで決めれるようにしておきたいわけです。
そのためには、心技体の練習をバランスよく練習して自分の能力を高めていくしかない。要は練習あるのみということ。
結局、「できるかどうかわからないこと」をコントロールしようとするから不安やプレッシャーが大きくなるわけで。
練習で微妙なことは本番でできませんし、もっと言えば本番の方が微妙さは増すわけですから、出来るように己を磨くか、チャレンジだと(いい意味で)割り切っていくか、もういっそのことやらないか。
練習の段階で「これなら大丈夫」と思えてない時点で準備不足なわけで、それを当日にうだうだ言っても仕方ないんです。
自分が出来ることにフォーカスして全力を出し切れば、成果は出るかどうかはともかく成長や新たな気づきは得られます。
「練習は本番のための準備」ですから、本番をイメージして日々練習していくことが大切ですね。
<まとめ>
①本番でパフォーマンスが落ちないようにするために、練習の方が難易度高いことをしたり、プレッシャーの強度を高めていく。
② 普段の練習から本番を想定して、プレッシャー下で練習をすることはとても重要。
③練習で出来ないことは本番でも出来ない。自分が出来ることに最大限集中すること。そのための準備を日々徹底していく。
練習だから手を抜くというのはこれと真逆のこと。そういう選手は改めて目標設定をし直すタイミングかなと思います!
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(6歳)と娘(2歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。
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