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スマートなスキルと泥臭いマインド

とにかく研修やセミナーに参加する頻度が増えています。

前職では、何年も何年も職場から外に出る機会なんてなかったので、イマイチ心と体がついて行っていない感じがします。

「(;゚Д゚)…え、勤務時間中に研修…!? 作業しなくていいんですか?」

…真面目にこんなことを考えてしまいます( ̄▽ ̄;)。

私にとって、「職場」と「学び場」は別物でした。

そうでなければ、わざわざ通信制大学に通うようなことはなかったかもしれません。

そんな急激な変化の中で、さまざまなことが頭の中に浮かんでは消えていくのですが、今回は「スキルとマインド」について書いてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

イラスト・ビジネス・トレーニング・研修・発表・聴講生

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先に結論から述べます。

技術や考え方がスマートになることで、仕事はシステマチックになりましたが、結局のところ、評価や成績を決定づけるのは、学びによってスキルセットした人ではなく、学びを通してマインドセットした人です。

学生の頃を思い出してほしいのですが、同じ授業を受け、同じ塾で学んでも、成績には個人差があります。

「(・ω・)…それは、生まれ持っての知能指数や脳の構造の問題だよ」

…確かにそのような初期スペックの差も重要な要素だと思います。

しかし、初期スペックが低くても評価や成績が高い人間は存在します。

「(´-ω-`)…教育機関の評価と、社会的評価は違うでしょ」

…それでも、どちらのケースでも、他人よりも圧倒的に成長する人間はいますし、その人間は、必ずしも初期スペックが高かった人ではないはずです。

何が評価や成績と関連付いているのか?

知識や技術よりも、信念や継続力だということです。

イラスト・ビジネス・アプリケーション・システム・仕組み・ハニカム・アイコン

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とは言え、仕事や生活を効率化するシステムは、誰でも一定の水準に達することができる優れモノです。

煩雑な業務を簡素化するアプリケーションや、ちょっとしたデッドスペースを利用した収納術など、さまざまな情報を得ることで、人は理想的な暮らしを思い描くだけでなく、手にすることもできるようになってきています。

文章を書くことが素人でも、「相手に伝わる書き方」といった検索をすれば、知識と技術は誰もが等しく手にすることができます。

便利で効率的な作業をもたらしてくれるツールは、今の私たちになくてはならない恩恵ではないでしょうか?

反面、人は面倒なことを避けるようになってきました。

もっとも、面倒を避けるために作られたのがシステム(仕組み化)なのですが、言い換えれば、楽をするのに慣れてしまっているということです。

これが、結果として明確な個人差となり、スマートさだけでは生きられないという、少しねじれた社会になっていると思うのです。

ビジネスマン・カバン・ノート・革靴・時計・ビジネス・営業セット

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私は、20年以上前ですが、営業職に就いていました。

限りなく黒い会社だったこともあり、契約は根性で取るものだと教わったものです。

当時を象徴する言葉が「土下座して回れば契約は取れる」です。

一切の説明を排除し、「買ってください」と頭を地面にこすりつけて回れということです(笑)。

さて、20年の月日が経ち、営業の研修を受けた私は衝撃を受けます。

まるで一つの学問であるかのように、洗練された論理構成。

リサーチやプロスペクト化の手法からクロージング・フォローの対応まで、ありとあらゆる作業が仕組みとして構築されているではありませんかっ‼

さらに、書店に足を運べば、各ジャンルのトップセールスマンの技法やノウハウが無造作に並んでいる状態。

あのときのバカみたいな根性論は何だったのか…?と愕然とします。

ビーチ・彫刻・男性の像・うなだれる・絶望・砂浜・打ちひしがれる

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ところが、いざロールプレイや、実際に客先で面談を行うと、スキルセットだけ成されていても、売れないという現実がやってきます。

一流のセールストーク、一流のプレゼンテーションスキル、一流のノウハウ…。

何のための知識や技術なのか?

思いのほか、信念や継続力が足りていない方がいることに、少し驚きます。

確かに、やっていることはスマートです。

流暢に言葉を紡ぎ、流れるような所作で資料を指さし、一連の営業スキルに落ち度はないように感じます。

ですが、それでは届かないのです。

ベクター画像・契約・PC・握手・画面から飛び出す・関係構築

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人は大切な決定を行う際、言葉だけでは動きません。

無料記事でたくさんスキをもらっても、有料記事になった途端に全く売れないのも、同じ理由だと思います。

大切なのは、マインドです。

いかに共感し、賛同してもらえるか?自分を信頼してもらえるか?

言葉だけの世界でも、人は他人の心を感じ、誰かと心を通わせようと試みます。

そのための知識、そのための技術であって、はじめて誰かに届くのではないでしょうか?

何を買うか?ではなく、誰から買うか?

そんなことを考えながら、お仕事をしています。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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