見出し画像

2018/08/15 アレが出ちゃった!!!な熱海旅行の続き

眠い。とにかく眠い・・・。


昨夜はとある事件が勃発して朝の5時まで眠れませんでした。

何があったかといいますと。。。



デタんです!!!

出たんですよ!!!


ー昨夜23時すぎ。

旅館がひっそりと静まったころ、予約していた温泉に旦那さんと入ったんです。

古いつくりのお宿の中はそこここに日本人形が置いてあったり、

ふりこ時計がかちこち。昔のおばあちゃんの家を思い出します。


石の階段を旦那さんの手を取ってゆっくりと露天温泉に降り立ちました。

旅館のドアから石の階段を20段ほど降りたところに、露天温泉とシャワーが。

誰もいなくて貸し切り状態です。


ようやく降り立ったシャワーにたどり着くと、風が強くて、露天温泉の周りは竹林に囲まれ

何やら怖い雰囲気。


足元はつるつる、手すりもなしで旦那さんはすっかり怖がってしまい、

ここ怖いよ、体洗ったらもう上がる、と早々シャワーを浴びて階段の方で向かいました。


えー?せっかくの露天温泉なのに。。。と思いつつ、旦那さんが石の階段を一人で

上がるのは危ないので体を支えて旅館のドアに向かいました。


石の階段を登り切り、服に着替えて旅館のドアを開けて室内に旦那さんを運びます。

旦那さんを廊下に待たせて、ケロ子は振り返って、開けたドアを閉めようと、旅館室内から、

屋外へ体を乗り出し、扉を閉めようとしました。

階下に先ほどまで居た露天風呂が見渡せます。


その時、見えたんです。

お湯の中に白い足が2本、浸かっているのを。

え・・・?誰もいなかったのに・・?

と思い、もう一度見直すと、やはり白い足が2本はっきりと見えました。

膝より上はちょうど周りの竹林と建物の陰になって見えませんでした。


全身が鳥肌が立ち、慌てて扉を閉めるケロ子。

旦那さんが不思議そうに尋ねます。


旦那さん

「ケロ子、どしたの・・?

顔が青いよ。何かあったの?」



ここでひよってはいかん!と心に決めたケロ子。

ケロ子

「うぅん、何でもないよ。いやー、ここはいい宿だねぇー-!はははは!!さぁ、部屋戻って寝ようね!はははは!!!」

無駄な高笑いで鳥肌立たせたままがくがくする足を奮い立たせて

旦那さんを部屋に連れて行きました。


部屋までの回廊の道が怖い怖い・・・そこここにあるでっかい日本人形がみんなこっちを見ている気がして・・・

叫びだしたい気持ちでした。


部屋に戻っても、気が気じゃありません。

旦那さんは疲れてすぐに眠ってしまいました。


電気を消してケロ子も布団に入りましたが、全然眠れません。

布団に入って、旦那さんが小さないびきをかき始めたころ、

それはやってきました。


部屋のドアはこれ一枚。薄いアクリル板。



↑この旅館の部屋のドアはとても薄くて障子みたいなデザイン。

障子にはまっているのは障子紙ではなく、白くて薄いアクリル板がはめ込んであるだけ。


そのドアを、爪先で小さくノックする人がいたんです。

0時過ぎてるのに。


コツコツ、コツコツ

ひぃぃぃぃー---!!!!

心の中で叫んで必死で布団をかぶって無視しました。

ノックは無視していると静かになりました。


しかし、その後、定期的にノックが続きました。

1時間間隔くらいでしょうか・・・。


1時間ほどたって寝そうになると次のノックが来るので全く眠れない。

旦那さんはぐぅぐぅ気持ちよさそうに寝ているので起こせない。


小さなノックは1時間ごとに朝まで続きました。

そして、朝、5時を過ぎた頃、ようやくあたりが明るくなり、

宿に人が動き始めて音がし始めると、ノックは無くなりました。


やっと安心してケロ子も眠りました・・・

そして9時。

起床して旦那さんを起こしてチェックアウト準備。

ケロ子顔が引きつってたみたいで、旦那さんがケロ子を心配します。


どうしたの?何があったの?

と何度も聞くんですけど、宿を出たら話すよ、と伝えて急ぎチェックアウトをしました。


さぁ、宿を出てあの話を。。。と思ったら、

お宿の番頭さんが出てきて、近くの観光地へ送りますよ、との事。

車で近くの灯台まで案内頂けることになりました。


旦那さんが何度も尋ねます。

「ケロ子、どうしたの?何があったの?宿出たら話すって言ったでしょ、教えて?」


番頭さんがニコニコと運転されているので、ケロ子は昨晩の事が話せません。

番頭さんに聞いてみました。

ケロ子

「旅館は長く営業していらっしゃるのですか?」


番頭さん

「はい、100年以上営業しております。」


・・・あぁ・・・やはりね・・・。

100年の歴史に夜中にこっそりお風呂にはいるお化けさんもいるのね・・・。

納得しました。。。


車を降りてようやく昨晩の事件を話したケロ子。

旦那さんもびっくり。

なんでその場で言わないの?もー・・・とあきれ顔。


ううう。。。。そんなの言えないよ!!!


よし、気持ち切り替えて今日はいっぱい楽しもう!

と、動物園でたくさんはしゃぎました。




途中、山道をケロ子が車いすを押すことができず、立ち往生。

まさかの、旦那さん杖ついて山道を歩いてくれました。


旦那さんすごい!

とても楽しくて素敵な旅の締めくくりになりました。


旦那さんいつも笑顔をくれてありがとう。

記録はまだまだ続きます。

旦那さんの病気の発症についてはこちらからどうぞ→発症時の日記 2016年12月 医師の告知

#リハビリ #脳腫瘍 #化学療法 #闘病記 #退院 #放射線治療 #治験 #病気 #免疫細胞治療 #介護


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?