大人になってから勉強したくなるのはなぜだろう
高校生くらいまでは、勉強なんてつまらないものだと思っていた。
起きたくもないのに朝早く起きて、学校に行って、毎日毎日決められた教室で狭い机の前に座って、聞きたくもない先生の話を聞く。
勉強って、なんて面白くないんだろう、と思っていた。早くそんな生活から抜け出して、勉強なんてしなくてもいいようになりたいと思っていた。
でも大人になってしばらくすると、なぜか無性に勉強したくなる。
あんなことも知りたい、こんなことがわかるようになりたい、と思う。
そして、中学や高校でもっときちんと勉強しておけば良かった、と後悔する。毎日6時間以上学校でプロの先生からいろんな科目をただで教えてもらえたあのチャンスは、ほんとうに貴重なものだったのだと、やっと気づく。
そしておもむろに、自分の興味のある本を手に取って、時間のある時に読んでみたりする。
歴史、経済、哲学、日本語、英語、科学、数学。大人になってから自分から手にした教材は、とても面白くて、ためになって、なんだか自分が少し賢くなった気さえする。
大人になると、中学生や高校生のときに見えなかったことが見えて、会わなかったような人に出会い、行かなかったような場所に行き、視点が変わり、抽象度が上がり、興味が変化し、気がつかなかったことに気がつく。
そして、自分の知識の無さ、経験の足りなさ、思考の浅さ、視野の狭さに愕然とする。
そうなって初めて、もっとなにか勉強したいという気持ちが湧いてくる。
テストでいい点を取るためでもなく、資格を得るためでもなく、誰かに評価されるためでもない。
ただ、自分のために、自分の好奇心を満たすために勉強する。
この気持ち、この感覚を、十代の頃に持っていたら、もっと勉強していただろうと思う。
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