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わざわざお金を払って行く価値はあるのか?【文フリ行ってみた2】

※この記事は約6分で読めます。

5月に続き文学フリマ東京37に行ってきました。
「文フリって何?」って方に一応説明しておくと、文学系の同人即売会で、コミケの文学版のようなものとお考え下さい。

それでは早速買った本を紹介していきます。
(Xのアカウントがわかった方はアカウントも紹介していきます)

買った本

二人でおねだり/相内凪・桃仁しの GAMA BOOKS

官能小説家の相内凪先生とGAMA BOOKS所属のVtuber桃仁しのさんの合同誌で、5編の短編と二人の対談が収録されています。
相内凪先生は本屋の官能小説コーナーで普通に作品が置いてある正真正銘のプロ作家です。

【プロもアマも入り混じって好きな本を作る】
文フリの個性と魅力を体現したある意味、文フリそのものと言っていい一冊です。

個人的にもこの本が欲しくて文フリへ行く事にした、目的の一冊です。

謎の美女二人が表紙

軽率に旅に出たくなるしおり/萬金丹チカ子 GAMA BOOKS

GAMA BOOKS所属のVtuber萬金丹チカ子さんによる素敵な写真と文章とイラストの見やすいドイツ旅行記本です。

【見ているとドイツに行きたくなる】
そう思わせた時点でこの本の勝ちですよね。
彼女のドイツ愛があればこそ撮れる写真で、
写真にはそれなりの経験値がある、僕から見てもとても上手です。
やはり写真は被写体への愛なんです。
好きだからこそ上手く魅力的に撮れるそんな感覚を久々に思い出せてもらいました。

ドイツの魅力が詰まった一冊

ぶらめぐる諸星旅行蒐集/諸星めぐる GAMA BOOKS

GAMA BOOKS所属のVtuber諸星めぐるさんの国内旅行記
定番スポットからちょっと外れた路地裏や旅行先で出会った、変なおっさんなどのエピソードを交えた写真集です。

Vtuberとしてもかなり個性的な内容の配信が多く、独特な(クセの強い)世界観を持つ彼女が、撮る写真とそこに添えらる言葉。
【諸星めぐるの目から世界はどう見えるている?】
そんな視点で写真集を拝見させてもらいました。
貴方も彼女が見ている世界はどんな色か、この写真集で追体験してみましょう。

イラストも上手です

おまけ/GAMA BOOKS

桃仁しのさん手作りのフリーペーパーと燈花ふゆさん手書きのおみくじもありました。
おみくじに何が書いてあるかは僕だけの秘密です。

末吉って何番目にいいんだ?

GAMA BOOKSについて詳しくはこちらの記事をお読みください↓

千工房・豆本/千葉東一

和紙で作られた豆本。
一冊一冊表紙のガラが違います。
こんなの欲しいに決まってますよね。

和紙なので手触りも良いです
中ももちろんちゃんと読めます

ちんちん短歌/藤田描

タイトルの通りちんちんをお題に作った短歌集です。
ちんちんをテーマになんと1000本!
当たり前に買っちゃうよね。

狂気を感じます

世にも奇妙な・世にも至宝な博物館/丹治俊樹

博物館ライターの丹治俊樹さんによる世にも変わった博物館ガイドです。
僕も珍スポットが大好きですが知らないところばかりでした。
非常に勉強になります。
普通の旅行に飽きたらこの本を持って旅に出ましょう。

表紙を見るだけで惹かれますよね

Re-Bath/牧ヒデアキ

田舎に行くと、なぜか放置されてる浴槽ってありませんか?
打ち捨てられた浴槽の写真集、よく集めたねって感じです。
こういうの買っちゃいますよね。
トマソン好きなら心奪われる写真集です。

変なモノっていいですよね

台湾 行きたい日記 完全版/山羊座ロンド

台湾旅行を目指す山羊座ロンドさんによる
【台湾に行きたい】日記帳です。間違えないでください台湾に行った日記ではなく、【台湾に行きたい】人の日記帳です。
果たして彼女は台湾へ行けるのか!結果はご自分の目で確認しよう。

本買ったら
ボールペン二本くれました

よるのいぬいのるよ/コジヤジコ

回文家コジヤジコ氏による詩集
詩の内容はすべて回文。
イラストは安福望さんが担当。
よくこんなに沢山回文が思いつくなと感心します。

イヌのしおりもいい感じですね

怪異短歌集 弐/小柳とかげ

小柳とかげさんによる意味が分かるとちょっと怖い短歌集です。
弐があるということはもちろん壱もあります、前回の文フリで壱を買って面白かったので今回は新作の弐を買いました。
手軽に読めるおススメの一冊です。

赤い表紙とひもで括った作りも素敵ですね

【回転寿司×AI味覚判定】一番旨い寿司は何なのか?/食べ方学会

食べ方図鑑シウマイ弁当で有名な?食べ方学会さんの本です。
新旧寿司ネタを正規軍と革命軍に分けて団体戦で寿司を戦わせて、どっちが旨いか?を勝負させる一冊です。

コンピュータで科学的に寿司を分析し、どちらが旨いか戦わせるという、なに言ってるかわからないと思いますが、読んでも謎です。

ブースでも相変わらず
ただものじゃないオーラを放っていました

ジハンキイズム/目白大学メディア文化ゼミ

ただジュースを売ってるだけが自販機じゃない
自販機の最前線を調べた一冊。
カップラーメンの自販機とかワクワクしますよね。

一冊100円安い!

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回も変な本がいっぱい売ってました。
変わった本に出合うと思わず買っちゃいますよね。

会場が完全にキャパオーバー

東京流通センターで開催される文フリですが出展者も来客も多すぎて、会場のキャパシティーが間に合っておらず、イモ洗い状態で前に進むのも困難な状態でした。
次回の第38回からは入場料が1000円かかるそうで、第39回からは東京ビッグサイトに移転するらしいです。
回が進むごとに規模が大きくなっているので、アマチュアの祭典とはいえ、ある程度の商業化は仕方ないですよね。

いろいろな意見があると思いますが、無料のまま規模が大きくなるとまず民度がめちゃくちゃ下がります。
ある程度の規模のイベントには必ず騒ぐのが目的の人たちが呼び寄せられます。彼らは必ずトラブルを起こしイベントを混乱させます。

500円でも1000円でも料金を取ることによってそういった荒らしはかなりの数、排除出来ますし料金を取るのは正解だと思います。

オリンピックだってアマチュアの大会ですが、チケット代は取ってますし、あれを無料で開催したら設備はしょぼくなる、人は殺到するでとんでもない大事故が起こるでしょう。
ちゃんと貰ってちゃんと運営する、規模が大きくなれば必然の流れで避けて通れない道だと思います。

どのフロアも混み過ぎで見るのも大変でした

お金を払っても行く価値はある

話がそれちゃいましたが、今回も楽しかったです。
ちなみに地方の文フリはまだ無料なので興味があればぜひ行って見てください。
一度行ってみれば1000円のチケットを買うくらいの価値は見いだせると思います。
作家さんから作品愛と情熱を直接聞いて本を買うのは、普通に本屋で買うより何倍も楽しいのは間違いないです。
やはりどんなものでも情熱に勝る魅力は無いですよね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
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