君島わさび

詩 日記

君島わさび

詩 日記

記事一覧

ダイアモンド

ガラスに映る裸のふたりはjunkの人形みたい 街中みんな鋭い眼で突き刺しあう 君を守りたい クリニックの先生の言葉一つ一つを思い出して またちいさくちいさく傷ついてる…

君島わさび
1か月前
22

パジェロ2000(大雪の空港)

君島くん なんだか幼子の頃にもどったみたいだね 大雨の放課後 玄関でみんなお母さんの迎え待つみたい うすのろの生活 そのしがらみ 忘れちゃいそうな 空港の駐車場 …

君島わさび
1か月前
22

死人と会えるファミレス

飛び下りるための川に橋が架かる  疑いもなく渡る午後の日 失業中の地下鉄の光 冷たくて 君の声をまた忘れてしまう 死人と会えるファミレスで僕はどんな顔 リトルリーグ…

君島わさび
1か月前
27

潰れたイブニングドレス

地下鉄で潰れた イブニングドレス 憎たらしいけど可愛かったって笑う 彼はもうこれからあの人だけのもの 幸せそうな二人 瞳に焼きついてる さよなら 思い出が頭を通り…

君島わさび
2か月前
32

この世界には音楽がある

雨のホームはパンの匂いがする 君に会いにいく レインコートは青 やわらかな発見に口笛吹いて 君に会えるまで あともう少し 1992年の音楽を 聴いている 私が生まれる …

君島わさび
2か月前
32

生まれてはじめて「君に届け」読んだ 
大人買いして一気読み!

矢野ちん好きとても
矢野ちんをテーマに曲をつくってみたい

あとまじみんな心綺麗すぎ
まじみんな屈折しないまま大人になってほしい
ハハハ

君島わさび
2か月前
18

帰ろう

バス停で振り返りキミの部屋を探した 同じ色のカーテンに十字架が貼られてた 優しい心は全部キミが教えてくれたけど 同じ時を刻むのがこんなにも奇跡だとは 知らない 知ら…

君島わさび
3か月前
33

さくら

誰もいない夜更けのそらをきみと泳いだ 遠くにかすんでいく街の明かり背にして きみは自由の鳥 そらを越え海を抱く 僕も連れて行ってよ きみの住む世界まで 欠けた月…

君島わさび
3か月前
28

双頭のテーゼ

いつも こゝろの何処かで闇へ向かうから 君はずっとブルース 夜の 路地に消えていく 黒猫ランデヴー さよなら 届かない ぐしゃぐしゃなままで走る 走る 走る 走る 燃…

君島わさび
3か月前
26

電流生活

きみと一緒にいるつもりだった 一緒にいる気がしていただけだった 同じ孤独を感じてただけだった ドッチボールはいつだってそう 外野にもなれないで校庭のコンクリ 大きな…

君島わさび
4か月前
30

New Year's Eve

そして今年がまた暮れていく 君は最後の仕事を片付け ビルを飛び出し駆け出していく 久寿里橋のキャンドルが揺れる 歩道に寄せた車のシルエット 見つけて君は息を吸いこむ…

君島わさび
5か月前
33
+1

君島わさび
5か月前
31

さくらという名前だった

君島わさび
5か月前
23

私の人生

真っ暗な冬の道に導かれて 優しい温度を捜している 背中越し誰かの戒め 私は私から逃げられない ごはんだよって母さんの声 遠く聞こえて 私はあなたになりたかった な…

君島わさび
6か月前
36

初恋ペダル

サラダの匂いいっぱいの君のせなかにそっと寄りかかり 流れる景色ぜんぶ思い出にしたんだ いつかソウルに遊びにいこうね 約束 いまも覚えているかな 君はいまどこでなにを…

君島わさび
7か月前
34

魔法がないのに明日が来る

夜 ベッドに横になって 眠りにつくまでの間が 一日のなかで1番疲れる 戦いの時間である 衝動的に 壁に思いきり頭を打ちつけたくなる 髪を引っ張って 意味不明の単語…

君島わさび
7か月前
38
ダイアモンド

ダイアモンド

ガラスに映る裸のふたりはjunkの人形みたい
街中みんな鋭い眼で突き刺しあう 君を守りたい

クリニックの先生の言葉一つ一つを思い出して
またちいさくちいさく傷ついてる 君を守れない

テレビをつけたら異国の笑顔が歪んでいる
もうベッドにもぐって眠ろう したたかな
ナミダ流して今 アンモナイトになる

水夫のない小舟 岸辺に打ち上げられて雨が降る
時間が全てを曖昧にするならば 何も意味がない

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パジェロ2000(大雪の空港)

パジェロ2000(大雪の空港)

君島くん なんだか幼子の頃にもどったみたいだね
大雨の放課後 玄関でみんなお母さんの迎え待つみたい
うすのろの生活 そのしがらみ 忘れちゃいそうな
空港の駐車場 真っ白に染ま 待合室で 君と笑った

ビジョンに臨時ニュース 100年にいちど悪魔気圧
まるで世紀末 そんな歳末 職員室のコーヒー蘇る
旅は台無し でもブルーじゃない UFO待ち この
この 感じを捜していた 心のどこかで いつでも

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死人と会えるファミレス

死人と会えるファミレス

飛び下りるための川に橋が架かる 
疑いもなく渡る午後の日
失業中の地下鉄の光 冷たくて
君の声をまた忘れてしまう

死人と会えるファミレスで僕はどんな顔
リトルリーグ補欠の夕暮れ 母さん泣いてる
生まれてきたのがこんなでごめんね

咳の出る風邪をひいた日雨が降る
細胞腐ってアンモナイト
大好きな先輩死んだ その日付
その涙また忘れてしまう

かなしい顔もうしなくていいって微笑む
天使が消えた放課後

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潰れたイブニングドレス

潰れたイブニングドレス

地下鉄で潰れた イブニングドレス
憎たらしいけど可愛かったって笑う
彼はもうこれからあの人だけのもの
幸せそうな二人 瞳に焼きついてる

さよなら 思い出が頭を通り過ぎる
私 ほんとうに好きだったって笑う
ああ 階段の先 改札の向こう
土砂降りの雨が降って
交差点の信号機が点滅している

私の恋はこれでもう終わり 
ほんとうにもう終わり

今日はありがとうなんて言った馬鹿
今日はありがとうなんて返

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この世界には音楽がある

この世界には音楽がある

雨のホームはパンの匂いがする
君に会いにいく レインコートは青
やわらかな発見に口笛吹いて
君に会えるまで あともう少し

1992年の音楽を 聴いている
私が生まれる ずっと前のメロディ
でもそれは私の胸に電流流す
君に会えたなら伝えたいんだ

もう 泣かないで この世界には音楽がある
もう 泣かないで この世界には音楽がある
西棟のベッドで君は眠っている そっと
もう 泣かないで

真実は君に

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生まれてはじめて「君に届け」読んだ 
大人買いして一気読み!

矢野ちん好きとても
矢野ちんをテーマに曲をつくってみたい

あとまじみんな心綺麗すぎ
まじみんな屈折しないまま大人になってほしい
ハハハ

帰ろう

帰ろう

バス停で振り返りキミの部屋を探した
同じ色のカーテンに十字架が貼られてた
優しい心は全部キミが教えてくれたけど
同じ時を刻むのがこんなにも奇跡だとは

知らない 知らない 教えておいてよ
知らない 知らない 僕らまた会えるね うん!
帰ろう 帰ろう ふたりの家まで
帰ろう 帰ろう いっしょに帰ろ

黒い服の人たちが手のひらを合わせている
真実を解くようにナミダを流している
煙が青空にゆっくりとのぼ

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さくら

さくら

誰もいない夜更けのそらをきみと泳いだ
遠くにかすんでいく街の明かり背にして

きみは自由の鳥 そらを越え海を抱く
僕も連れて行ってよ きみの住む世界まで

欠けた月が笑うから 僕だけが寂しかった
きみと出会ったあの日に 帰ろう 帰ろう

今は遠い春の日 引き寄せられたふたり
震える硝子のような細い指を握って

立ち並ぶビルの影で 行き交う人を眺めた
陽だまりに揺れる花の名前を捜して

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双頭のテーゼ

双頭のテーゼ

いつも こゝろの何処かで闇へ向かうから
君はずっとブルース
夜の 路地に消えていく 黒猫ランデヴー
さよなら 届かない

ぐしゃぐしゃなままで走る 走る 走る 走る
燃え 尽きるまで
ぐしゃぐしゃに生きて生きて生きて生きて
生きて そして死んじゃうの

夜宙に衛星のメーデー 聞こえた気がしても
立ち尽くすだけ

ぐしゃぐしゃなままで眠る 眠る 眠る 眠る
海のように
ぐしゃぐしゃに生きて生きて生き

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電流生活

電流生活

きみと一緒にいるつもりだった
一緒にいる気がしていただけだった
同じ孤独を感じてただけだった
ドッチボールはいつだってそう
外野にもなれないで校庭のコンクリ
大きな地図をふたりで縫ってた

ぐーちょきぱあで生きたり死んだりまいにち
戦う相手 水たまり 追いかけてくる
ぼくを見てる バイバイしたってきみはピース
どうして なぜ? 

天才だって解けない問題を
いっこや二個いやもっと抱えてる
同じ孤独

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New Year's Eve

New Year's Eve

そして今年がまた暮れていく
君は最後の仕事を片付け
ビルを飛び出し駆け出していく
久寿里橋のキャンドルが揺れる

歩道に寄せた車のシルエット
見つけて君は息を吸いこむ
窓をたたいてそっと手を振る
微笑む彼の瞳に尋ねる

いつも一人で捜していた
帰るべき場所ここにあるの?
信じてみる あなたの心を
縁取るように指でなぞった

最終ベルに急ぐ人たち
埠頭の空にまたたく粉雪 
ボンネットをすべるガス灯の

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私の人生

私の人生

真っ暗な冬の道に導かれて 優しい温度を捜している
背中越し誰かの戒め 私は私から逃げられない

ごはんだよって母さんの声 遠く聞こえて
私はあなたになりたかった なりたかった

人間はみんな醜いものよ だけど信じてあげなさい
背中越し誰かの戒め 私は私でしかない

元気出せって母さんの声 遠く聞こえて
私はあなたになりたかった なりたかった

真横を過ぎる車のランプ 思い出全部さらってく
そしてま

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初恋ペダル

初恋ペダル

サラダの匂いいっぱいの君のせなかにそっと寄りかかり
流れる景色ぜんぶ思い出にしたんだ
いつかソウルに遊びにいこうね 約束 いまも覚えているかな 君はいまどこでなにをしているのかな

たそがれが舞い降りて 改札を抜ける風 ふいに胸にこみ上げて 振り返ってももう戻れないya

ながい坂道の途中で あの日見つけたU.F.O.の光 その行方を今でも追いかけているんだ
ふたりが見つけた真実 ふたりだけのえい

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魔法がないのに明日が来る

魔法がないのに明日が来る

夜 ベッドに横になって 眠りにつくまでの間が
一日のなかで1番疲れる 戦いの時間である

衝動的に 壁に思いきり頭を打ちつけたくなる
髪を引っ張って 意味不明の単語を叫んで
気が狂ったふりがしたくなる

日中 運転してるとアクセルをべた踏みして
電柱に突っ込みたくなる

街で人とすれ違うと 自分が何かを盗んだ気がして
ポケットの中を確認する
確認する姿が街頭のカメラに映ってて
後日警察から連絡が来

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