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こんにちは、ちょらです。

玉ねぎといえば、血液をサラサラにしてくれることで有名な野菜ですよね。

そして、玉ねぎにはそれ以外にも健康的な栄養がたっぷり含まれています。

ただ、調理の方法によって栄養成分が破壊されたり、逆に吸収しやすくなったりしますから、いろいろなバリエーションで食べるとより健康を享受できます。

今回はそんな玉ねぎの栄養や効率的な食べ方を紹介していきます。


玉ねぎの栄養成分


玉ねぎ100gあたりの栄養

玉ねぎは豊富なカリウムやマグネシウムを含みます。

これらは骨を丈夫にしたり、細胞内で筋肉の働きを維持するなど、体の機能を正常に保つために必要な栄養素です。

また食物繊維も水溶性と不溶性のバランスが理想的な状態で含まれているのも嬉しい点です。


玉ねぎに含まれる成分

玉ねぎにはアリシン、ケルセチン、オリゴ糖が含まれています。

アリシン

アリシンは血液の凝固を抑え、血栓をできにくくすることで、血液をサラサラにしてくれる働きがあります。
また、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすことで動脈硬化を始めとするさまざまな疾患を予防します。

アリシンは疲労を回復するビタミンB1と結びついて、ビタミンB1の効果を持続するため、疲労回復効果があります。
さらに強い抗菌作用により免疫力アップにも役立ちます。

  • 血液サラサラ効果

  • 動脈硬化予防

  • 疲労回復

  • 免疫力アップ

アリシンはにんにくにも含まれるため、にんにくと同じような効果が得られます。

ケルセチン

ケルセチンはポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持つフラボノイドです。
抗酸化物質は体内の活性酸素を除去して、体の内側から老化を遅らせてくれます。
酸化しやすい肝臓などの臓器を正常に働かせ、肌の老化予防に繋がります。

オリゴ糖

玉ねぎは野菜の中でも特に豊富なオリゴ糖を含んでいます。
オリゴ糖は腸内で善玉菌の餌となるため、腸内環境を良好にしてくれます。

腸を健康に保つことは、肌をきれいにしたり、免疫力を高めたりなど体の健康維持にも繋がります。

オリゴ糖の摂取目安量は3~5gほどとされており、玉ねぎ半分でオリゴ糖3gほどが摂取できます。

玉ねぎの栄養成分が台無しになる食べ方

玉ねぎは生で食べる場合と、加熱調理をする場合で得られる効果が異なります。

生で食べる場合

生で食べる場合はアリシンの効能を強く得られます。
アリシンは細かく切ったり、すり下ろすことで増えることが分かっています。
逆にアリシンは熱で破壊され、水に溶け出しやすいため、炒めたり、茹でたりすると効果を得ることができません。

また、ビタミンCやカリウムも水溶性で水に溶け出してしまうので、生で食べる方が効率よく栄養を摂取できます。

加熱する場合

玉ねぎを加熱すると細胞膜が壊れてオリゴ糖が溶け出します。
そのためオリゴ糖を吸収しやすくなり、腸内環境の改善に効果的です。

辛味成分のアリシンが減って、甘み成分のオリゴ糖が増えるため加熱することで甘味が強くなります。

抗酸化物質のケルセチンは熱に強いため、加熱しても問題なく栄養を摂取できるとされています。

まとめ

  • 血液をサラサラに動脈硬化を予防する

  • 強い抗酸化作用により、身体の老化を防ぐ

  • 腸内環境を整える

  • 生食でアリシンの効果を、加熱するとオリゴ糖の効果を得やすい

それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!


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