肌や髪のトラブルに効くビオチン!若々しさを維持する話題のビタミンの効果とは
こんにちは、ちょらです。
昨今、卵に含まれるビオチンが肌や髪をキレイに保つと、若い女性の間で話題になっています。
ビオチンはニキビやアトピー性皮膚炎にも効くとされており、美肌効果が期待できます。
今回はそんなビオチンの効果をまとめていきます。
ビオチンの効果
エネルギー合成をし、疲労を軽減させる
人の体は主にブドウ糖をエネルギーとしていますが、体内のブドウ糖が少なくなると、アミノ酸や乳酸からブドウ糖を作り出す「糖新生」という機能が備わっています。
ビオチンはこの糖新生を行う過程で補酵素として働き、エネルギー産生に寄与しています。
そのため、ビオチンが不足すると、うまくエネルギーを作りだせずに疲労の原因となります。
また、脳や神経組織、赤血球はブドウ糖だけをエネルギーとしているので、糖新生が行われないと、体がうまく機能しなくなってしまいます。
肌や髪の毛の健康を維持する
ビオチンは糖だけではなく、アミノ酸や脂肪酸の合成にも関わっています。
肌や髪はタンパク質からできており、タンパク質はアミノ酸からできているので、ビオチンを摂取することで肌や髪の健を保つことに繋がります。
脂肪酸もリン脂質の材料となり、細胞膜を構成しているので、細胞そのものの健康を維持します。
アトピーなどのアレルギー症状の緩和
ビオチンにはアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー症状を和らげる効果があります。
多くの場合、特定のアレルギー原因物質(アレルゲン)が体内に入ると、ヒスタミンが分泌されてアレルギー症状が引き起こされます。
ビオチンにはヒスタミンの元となるヒスチジンを体外へ排出する働きがあるためアレルギー症状を緩和してくれます。
実際にアトピー性皮膚炎の患者は血中のビオチン濃度が低く、ビオチンを投与することで改善された場合があるそうです。
ただアトピー性皮膚炎の痒みはヒスタミンとそれ以外の物質による複合的な痒みのため、抗ヒスタミン薬だけでは痒みを抑えきれないとされています。
ビオチンの摂取目安と含まれる食材
ビオチンの摂取目安50μgです。
それほど多い量ではないので、偏った食生活をしないかぎり意識しなくても摂取できるかと思います。
ただビオチンは水溶性ビタミンのため、過剰に摂取しても尿として排出されるため多めに摂る分には問題ありません。
レバー
卵(卵黄)
ナッツ類
豆類
に多く含まれます。
ビオチン目的なら生卵は避けるべき理由
卵黄にはビオチンが多く含まれていますが、卵白にはビオチンの吸収を阻害するアビジンが含まれています。
ただ、アビジンは加熱するとその効果が弱まるので、ある程度火を通すと効率よくビオチンを摂取できます。
そのため、卵かけご飯のように生で食べる場合はビオチン摂取目的の観点から言うと避けるべき料理です。
また、生の状態で混ぜる卵焼きや溶き卵を使ったスープなどは、混ぜた時点でビオチンとアビジンが結合してしまうので、これもビオチン目的には不向きだと言えます。
もう一つ意識したいのが、納豆卵かけご飯です。
納豆にもビオチンが含まれていますが、生の卵白と一緒に食べると納豆のビオチンも吸収が阻害されてしまうので注意が必要です。
最後に
ビオチンはビタミンB群の一種で、ビタミンB群は互いに支え合ってその効果を発揮しています。
ビタミンB群は野菜や魚、肉やレバーに多く含まれていますので、これらをバランスよく摂取することを心がけましょう。
それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?