見出し画像

世界一の文豪になる

 「新田真剣佑のどこがカッコイイんだよ」
 Netflixを契約するまではそう思ってた。ワンピースの実写版を見てから、考えが裏返る。ゾロ役がピッタリで、2枚目で、男らしさに溢れてた。
 とっても魅力的で、惚れてしまったんだ。
 ワンピースは世界観が作り込まれてて内容が濃く、とても面白いんだけど、幼い頃の自分には受け入れられなかった。でも、大人になってから見ると話を理解出来て、とても楽しめた。

 見ながら思ったんだ。
 麦わらの一味は夢に向かって煌めいているのに、自分は何してるんだろうって。
 子供の頃から文章を仕事にしたかった。言葉で生きていたかったんだ。
 小生はもっと、文筆業で上に行きたい。その為に文学を沢山学ぶ必要がある。
 自分を知り、世界を知り、言葉を知りたい。
 小生には、感受性が致命的に欠けている。
 人間失格やドグラ・マグラ、ハリーポッターにカラマーゾフの兄弟など、古き良き文学の面白さが、ひとつまみも味わえない。
 古典で何回も読んだ愛読書は、バガヴァッド・ギーターだけである。
 何故この本は楽しめたかというと、自分にこの作品を受け入れられるだけの教養があったから。「東洋哲学をもっと学びたい」という意欲に満ち溢れていたのである。
 漫画やアニメもそうだ。大抵の作品を面白いと思えない。世界一の作品である、ワンピースですら内容を理解できなかった。
 つまり、今の自分には「文豪になる」という情熱が足りない。
 己に問う。不可逆の生涯で何を選択する?
 夢を諦めた平凡な人生を選ぶか、夢を追いかける卓抜な人生を選ぶか。
 屍のような人生は御免。自分の命で後悔したくない。
 文字の海で溺れていたい。深く息を吸い、言葉を吐く。眠る時間すら惜しい。言葉を打つ手を止めたくない。そんな日々を生きている。
 誰かのせいにする人生なんて要らない。自分で歩む道は、己で決める。
 起きながら夢見てる。「絶対に世界一の文豪になる」と。

 では、言葉を生業とするには、どうすればいいか。
 純粋に作品が面白ければいいが、それだけじゃない。作者が歩んできた歴史こそ、物語に深みを与える。
 すなわち、自分に興味関心を持ってもらわなければならない。
 小生の言葉を受け取ってもらえないと、評価すらされない。
 筆者が何故、この表現を選んだのか。解釈の理由。それは、作者の人生経験が物を言う。だから、小生の過去を理解してもらう必要がある。
 以上の理由から、産まれてから現在に至るまでの生涯を、自己紹介記事にまとめた。

 自分の話を理解してもらうには、己の言葉で伝えるしかない。そんな当たり前に今まで気付かなかった。
 小生の思想は全て、ここに詰まってる。
 これが自分の生き様。
 いつか伝説を作る。


この記事が参加している募集

アニメ感想文

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?