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  • 全て、貴方のせいです。

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    「さんぽみち」と読むか、「さんぽどう」と読むか。

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    散文です。

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    著者・SWAN SONG

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    寄付や献血にゴミ掃除、こども食堂への寄贈など、ボランティア活動をした記録です。

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全て、貴方のせいです。 第1話

 あらすじ 筆者の元に起きた、浅草での奇怪な出来事。これを機に調査は始まりました。  あれから数日。様々な情報提供がありました。それらを編集し、調査結果をまとめた記事です。  断片的な情報を繋ぎ合わせた時、禍々しい真実が見えてきました。 【警告】 これを読んでもらう前に、注意してほしい事柄があります。  閲読する際に心身の不調を感じた場合、すぐに読むのを中止してください。  この話を読んだ事による如何なる被害にも、筆者は責任を追いません。  自分の身を守る為に、この文字を見

    • 創作大賞2024に3作品応募したよ

       まずは、オールカテゴリ部門に応募した自伝。生まれた瞬間から現在までの話。泣けます。波乱万丈の人生を駆け抜けてきたので。  次に、ホラー小説部門に応募した、世界一怖いホラー。  マガジンにまとめたので、気が向いたら読んでください。  あと、もしよかったら感想ください。  どれだけスキやコメントを集めたかも受賞の参考になるらしい。だからこそ、必死こいて言葉を紡いでいくしかない。  因みにこの説明会によれば、全ての作品に目を通すから、スキやコメントが少なくても、審査員がいい

      • PTSDでした

         結論から言います。精神科医の診断によると、虐待などを経験した事による、複雑性PTSDでした。  それ以外にも、学校や職場で暴言や暴力を受けて生きてきました。長期的な苦痛の経験が、毎日のフラッシュバックを起こしています。  何の前触れもなく、急に思い出してしまうこともあれば、何かのきっかけで思い出す事もあります。  例えば、嫌な体験に似た状況など。自分の場合は、怖い事をしてきた人と同じ苗字の表札を見ただけで、胸が苦しくなります。  また、簡潔にわかりやすく解説しているサイト

        • 全て、貴方のせいです。 最終話

          全て、貴方のせいです。 おつかれさまです。ここまで読んでしまったんですね。冒頭でお話し致しました通り、読書は自己責任です。こうするしかなかったんです。日本社会が好む、自業自得ですよ。筆者を恨みますか? もし呪いたいなら、呪ってもらって結構です。もう遅いですから。手遅れですよ。筆者も読者も、この世に生まれてしまった時点で、死ぬ事は確定しているのです。その運命は変えれません。この人生において大事なのは、幸福になる事です。違いますか? いいえ、違いません。所詮、人生は死ぬまでの暇潰

        • 固定された記事

        全て、貴方のせいです。 第1話

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          全て、貴方のせいです。 第15話

          概要 殺人鬼の心臓を移植された水越万里菜は、自らも人殺しとなってしまい、刑務所へ収容された。そこで彼女は、誰かに宛てて手紙を書き出す。 積悪の余殃 絶対に許さない。絶対に許さない。絶対に許さない。絶対に許さない。  誰が生んでくれと頼んだ?  僕は、僕を生んだ全てを恨む。  全身に彁が刻まれたんだ。無様だろ?  笑いたいなら笑えよ。  この手紙を書き終わったら、僕の命は尽きる。否が応でも、役割を果たさなければならない。  死の鳥が現れた。さっき言ってたんだよ。悪魔と契約した

          全て、貴方のせいです。 第15話

          全て、貴方のせいです。 第14話

          概要 殺人鬼の心臓を移植され、殺人の衝動を受け継いでしまった水越万里菜。彼女は何故、臓器移植をしたのか? 殺人の衝動 「ただ、笑いたいだけなのに…」  色と欲が渦巻く、浅草の夜。歓楽街を歩いていた時の事。僕がまだ、高校生の時だった。  胸を抑えながら、うずくまる。誰も助けようとはせず、食べ歩きをしながら通り過ぎていく。  地面を眺めながら痛みに耐えていると、視界に鳥の足が見えた。顔を上げると、そこに居たのは黒い鳥。  「お前の望みを言え。どんな願いも叶えてやろう」  鳥の口

          全て、貴方のせいです。 第14話

          全て、貴方のせいです。 第13話

          概要 浅草の町に訪れた水越万里菜。彼女は殺人の容疑で逮捕された。水越を知る者は、「人を殺すような子には見えなかった」と言う。 人殺しの鼓動 臓器移植をされた人物は、ドナーの嗜好や記憶を受け継ぐ。稀ではあるが、そういった例が世界各地に存在する。  その話は、日本も例外ではない。  『彁』と書かれた怪奇なステッカーが、至る所に貼られるようになった浅草。自動販売機や店の壁など、街を汚している様に住民は心を痛めていた。  そんな凶凶の街を歩く、一人の女。26歳。名を、水越万里菜とい

          全て、貴方のせいです。 第13話

          全て、貴方のせいです。 第12話

          概要  虚栗はブログに遺書を残し、自殺した。その後、妻がブログを更新。そこには、殺人の告白が記されていた。 Gift 私は、リサ・ビルギット・ホルストと申します。このブログ・SWAN SONGの著者である虚栗の妻で、ドイツ人です。  夫は先日、亡くなりました。このブログに遺書を遺して。  その際の記事、『SWAN SONG.』というタイトルの意味はなんでしょうか?  辞書を引用します。  この記事以前から、精神を病んで自殺をほのめかしていました。  そして1週間後に、

          全て、貴方のせいです。 第12話

          全て、貴方のせいです。 第11話

          概要 虚栗は、自殺をほのめかす記事を投稿。その1週間後、妻を匂わす人物がブログを更新し… …。 旦那は自殺しました冷たい月光が降り注ぐこんな夜は リンリンと鳴る電話のベルが静寂を切り裂く 電気信号に変換されたあなたの声が聴こえる 知ってるよ、あなたはもうこの世にいない ただの幻聴だとしても私は幸せで幸せで #創作大賞2024 #ホラー小説部門

          全て、貴方のせいです。 第11話

          全て、貴方のせいです。 第10話

          概要 虚栗は、何やら不穏なブログを投稿した。 SWAN SONG.連れも身内もいない 利息もかさんで金も返せない額になった 電話が止まった 先日電気も止められた 仕方ないよな 全部自分で招いたことだ 大層クソみたいな人生だったな #創作大賞2024 #ホラー小説部門

          全て、貴方のせいです。 第10話

          全て、貴方のせいです。 第9話

          概要 『虚栗』という作家がいた。彼は旅館の押し入れに、屋根裏へ繋がる戸を発見。どうやらそこは、異世界へ通じているみたいで… …!? アカシックレコード 沢山の精神安定剤が落ちてくるみたいに、雨の日は心を落ち着かせる。  これは、缶詰になる為、浅草の旅館に泊まっていた時の話。  浴衣を探して押し入れを開けた時、屋根裏へ続く戸を発見し、興味本位で開けてみました。そこに、埃の積もった本を見つけたのです。  懐中電灯で照らしてみると、表紙が真っ赤で、とても異様な本。  何かと思い、

          全て、貴方のせいです。 第9話

          全て、貴方のせいです。 第8話

          概要 この世ならざる場所に、浅草8丁目が存在する。今回は、そこに住む者の物語。 筆談の覆面作家 浅草8丁目にある立川団地。404号室に、とある随筆家が住んでいた。その人物は普段、部屋に引きこもって小説やエッセイを綴っている。  時折、人間界に現れては、人々を魅了する言葉を世界に届けていた。  用がある人とは、浅草1丁目で待ち合わせをする。灰色の着物をまとい、雷門の前にあるガードパイプに腰かけ、般若のお面を被って待っている。また、やり取りは筆談で対応した。  その物書きが綴る

          全て、貴方のせいです。 第8話

          全て、貴方のせいです。 第7話

          概要 筆者が髑髏教について情報提供を呼びかけたところ、読者から浅草の都市伝説について教えられた。それはどうやら、異世界への行き方らしい。 浅草8丁目 昼から夜になる中途半端な時間。境界が曖昧な時。邪悪なものが顔を出し、災禍に巻き込まれる。そんな言い伝えが昔からある。そういう時間の事を、古くから『逢魔が時』といった。  その時刻はまれに、現実が不具合を起こす事がある。  他にも、境界が曖昧になると言われているのが、十字路と丁字路だ。  『辻には魔が棲む』と昔から言われている。

          全て、貴方のせいです。 第7話

          全て、貴方のせいです。 第6話

          概要 私は、髑髏教の真実を追っていた。そんな中、急に自殺願望が湧き上がってきて… …。 虚栗施設は全焼。夜中、残骸と化した施設へ忍び込みました。そこで発見したのは、焼け焦げたおばあちゃんの日記。 落ちていた窓ガラスの破片を手に取り、手首を切りました。希死念慮があったわけでもないのに、惹き付けられるように、死にたくなったのです。 柱に持たれ、流れる血を見ていると、涙が溢れてきました。 しばらく泣いた後、いつの間にか眠ってしまいました。 次に目覚めたのは病室。唯一の生き

          全て、貴方のせいです。 第6話

          全て、貴方のせいです。 第5話

          概要 筆者の先祖は、死神と髑髏を崇拝するカルトを信仰していた。深掘りしていくと、村で起きた『鮫島事件』とは何だったのか、知る事になる… …。 蠱毒おばあちゃんは、日記を庭に埋めた後、家に火を放ちました。 幸い、燃え盛る炎を見た勇敢な村人によって、私だけは助け出され、村人達が一丸となって育ててくれました。 しばらくして、家を解体工事している時、作業員が土の違和感に気が付き、日記を掘り出しました。 日記を手に取った作業員達は次々と病で倒れ、帰らぬ人となりました。それを見た

          全て、貴方のせいです。 第5話

          全て、貴方のせいです。 第4話

          概要 筆者は、死神と髑髏を崇拝する村が実在した事を突き止めた。存在を消されたこのカルトは、筆者の素性と関係する事が分かった。 鬼哭啾々これは、おばあちゃんの日記に記されていた内容を、私がまとめたものになります。 日本の発展が進むにつれ、村人は生贄を捧げなくなりました。過疎化も進んだからです。村は外に人を出さず、外からの人も受け入れなかった為、成長することは不可能でした。 限界集落と化すのは避けられない。その状況を危惧した僧侶が、宗教改革を皆に提案しました。 骨を山に埋

          全て、貴方のせいです。 第4話