12歳から摂食障害が始まった

栄養の知識が全くない状態で始めたダイエット
ごはん お肉 油を殆ど摂らず
過剰に運動し 細かくカロリー計算をした

1日1200kcal以上摂取すると
パニックや自己嫌悪に陥った

便秘や肌荒れや情緒不安定の症状が現れても
ダイエットが原因だとは 考え付かなかった

数年後には過食と過食嘔吐が始まって
鬱 自傷行為 オーバードーズ等 
身体と心がボロボロになっていった

18年経ったいまでは
カロリー計算も過度な運動も
自傷行為もしなくなったが
食べ物と体型への執着は消えていない

自分の外見にコンプレックスがあるというと
「それは昔の話でしょ」と言われた

そうじゃない

見た目がいくら変わっても
根本が変わらなければ

むしろ理想に近づけば近づくほど
「外見が変わったら愛されない」
という恐怖が増大する

こうなった原因は
あまりにも多すぎてわからない
ダイエットとかストレスとか
そんな簡単に片付くことではなかったらしい

栄養バランスの乱れ 身体的な特徴
依存的な性格 自己肯定感の低さ
家庭環境 友人関係 仕事の中でのトラブル
社会的 経済的な不安

挙げればキリがなくて
すべてだとおもった

きっかけは思い付くが
原因は おそらく人生のすべて

心と身体と思考のすべて

固く絡まってしまった糸を
1本1本解してゆくような
地道な作業が必要らしい

時間がかかる

でも昔の自分を思い出すと
いまのほうが確実に楽になっている
確実に良くなっていると信じたい

人生のすべてが原因ならば
体型を変えるとか環境を変えるとか
そういう単純な解決方法では追い付かず

人生のあらゆる面をつかって
良くなっていくことしかできない
コツコツ コツコツ