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頑張ってるのに評価されない | 他者からの評価が低くなる理由とは

こんにちは。私の会社では12月のこの時期、直近半年間のパフォーマンスを面談にて上司とすり合わせます。仕事における成果をアピールする場に当たります。

この面談内容に基づき、私に対する会社からの人事評価が決まり、最終的には昇進やボーナスの額が決まるといった流れです。

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はじめに

パフォーマンスは、テストの点数ように数値ではなかなか表せないと思います。そのため定量的な人事評価には難しい面もあるのかなと想像してます。会社から突きつけられる評価に対して違和感を覚える方もいるんじゃないでしょうか。

以前、研究所に勤務していた際は個性的な人が多く(笑)、自分に対する評価に納得できずに怒り狂っている人も目につきました。

そこでこのnoteでは、自己評価と他者からの評価との乖離について私の考えを紹介したいと思います。

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自己評価は必ず高くなる

以前、英語勉強の一環としてMOOCにチャレンジしたことがあります。MOOCとは、誰でも参加できるオンライン講義、いわば無料の通信教育のようなモノです。

私はCourseraというサイトで『面白そうだな』とたまたま見つけた講義『人は気づかずに非合理的な行動をとっている(irrational behavior)』を3ヶ月ほど受講しました。後で知ったんですが、講師はこの世界では知る人ぞ知る、超有名な方のようです。

テーマ自体は私がイメージする『心理学』だったんですが、行動経済学と呼ばれる学問だそうです。

講義の内容を端的にいうと、『人の行動は合理的とは限らない』になります。我々は日々の選択をスマートかつ合理的に行なっていると思い込んでいますが、実は非合理的でいろんな偏りがあるようです。

特に印象に残った視点のひとつにイケア効果(IKEA effect)というモノがありました。

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イケア効果とは

イケアの家具は自分で組み立てる必要があります。

苦労してやっと完成した家具。その出来栄えに満足する人も多いのではないでしょうか。

イケア効果とは、手塩にかけたモノに対する当人の愛着により自己評価が高くなり、他の人からの評価との間に乖離が発生する現象であると理解しています。

イケア効果(IKEA effect)とは、自分が作ったものや関与したプロジェクトに対して、その価値を過大評価する心理効果のこと。人は手間をかけることで思いや愛着が強まり、自分のみならず他人にとっても高い価値を持つものと錯覚する効果がある。
《出典》シロウマ用語集

折り紙を使った実験結果について紹介されていました。①いろんな種類の折り紙を作る人②それを評価する別の人にそれぞれ以下のような質問をし、妥当な報酬額を設定してもらうという実験になります。

① 自分が作った折り紙をいくらで売るか
② 他人が作った折り紙をいくらで買うか

講義によると、この①②の2つの評価には乖離があり、妥当とされる報酬額必ず①自己評価において高くなるとのことでした。

また、
・折り紙の難易度が高いほど自己評価は高くなる
・一方で、難易度が上がると完成度は低下する
・その結果、他者からの評価はますます低くなる

という点にも触れられていました。

《イケア効果まとめ》
・手間や労力をかけると愛着が生じる
・その結果、他者評価に比べ自己評価が高くなる
・かけた労力が大きいほど愛着が増し過大評価となる

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努力は必ず報われる?

冒頭のパフォーマンス評価に話を戻します。

仕事における自己評価と他者からの評価との乖離という点ではこの『イケア効果』でいくらか説明出来そうな気がしてます。

イケア効果を踏まえると、努力すればするほど自己評価が高くなるのかもしれません。一方で他人からの仕事の評価は、成果自体や成果を出すためのプロセスに基づくのではないでしょうか。

優しいボスであれば“努力”に対して多少オマケしてくれるかもしれませんが、イケア効果を踏まえると当事者ほどの高評価は望めないのかもしれません。

したがって『私は頑張りました!』というアピールは他者からの評価を得るためにはあまり効果的では無さそうですね。

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他人事ではないイケア効果

この講義にはレポート課題が出されました。身近な人の問題行動をネタに、行動経済学的な視点で考察するというテーマでした。

先程、私が提出したレポートをチラ見したんですが、当時一緒に仕事していた自己評価高めのオジサマの問題行動イケア効果として、客観的かつ理路整然と並べられていました。笑

周りにいる人が自己評価が高いと困っちゃいます。ただ、これは他人事ではありません。無論程度の差はあれ、ワタシ自身もイケア効果を通して自己を過大評価していることになります。

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考え方のクセを知る

何が言いたいかというと、イケア効果のような認知バイアスの存在を認識しておいた方がよさそう、その方がストレス無く過ごせそうということです。

評価は、自他で乖離があるのが当たり前『愛着や思い入れが過大評価を生じる』と割り切れると、ある意味フラットな目線が持てるようになるのかなと思っています。しかし当然、面談の時は伝えるべきことは伝えた方が良いかと思います。笑

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さいごに

妻と我が息子が里帰り中のため、最近は忘年会に行きまくるようになっちゃいました。とはいえ、あと1週間も経たないうちに息子との密なコミュニケーションエブリデイが始まります。

それまでは、儚い命のセミのように、厳選した連日の忘年会を全うしたいと思います。笑 それではまた。

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