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自己肯定感を育てるためのたった2つの視点

こんにちは。以前の記事で『自己肯定感』について触れました。

すると、座右の銘太郎さんにこんなコメント頂きました。有難い限りです😃

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自己肯定感の育て方については全くの想定外で。笑 いい機会なので少し考えてみました。この場を借りて紹介したいと思います。

あくまでワタシの個人的な見解ですので、スピードラーニングばりに聞き流していただけると幸いです。

また、このnoteは自己肯定感を秒速で『高める』のではなく、少しずつ緩やかに『育てる』視点で書きましたのでご注意ください。

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はじめに

いろいろ書いてると記事が長くなっちゃいましたので、まず結論から述べたいと思います。自己肯定感を育てるには次の2つの視点が必要かと思ってます。

・自分で考えて結論を出す習慣
・身体的な健康

結局それかい』というツッコミが聞こえてきそうです。以下、いろいろ述べますので上記のどちらの主張に当てはまるかをイメージしながらざっと流して頂ければと思います。

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『自己肯定感を高める』から距離を置く

皆さんが『自己肯定感を高めたい』と思ったらどうしますか? 私の場合『自己肯定感を高める』という視点を一旦忘れることから始めます。笑

一見矛盾するようですが、自分自身にこんなふうに問いかける感じです。

『自己肯定感』という外から入ってきた言葉に流されてる時点で、『自己肯定感』が低くなってないか?

この言葉に限らないんですが、外から入ってきた一見正しそうな言葉に対して傾倒しすぎない、いわば執着心を捨てることを心がけています。

確かに流行っている言葉は、自分にはない考え方かもしれません。『この言葉いいな』と取り入れたくなる反面、『こうあるべき』という無意識のバイアスが発生していることもしばしばある気がしてます。中には印籠のように無闇矢鱈に使う人もいますが。笑

他の視点を学ぶことも大切ですが、『自己肯定感を上げなければいけない』という『べき論』含みの発想は、他人の価値観に無意識合わせようとしていることの現れなのかもしれません。

自己肯定感を育てる』ためには、まず流行りの分かりやすい言葉に傾倒せずに、距離を置いて付き合うように心がけています。

《まとめ》
『自己肯定感』という言葉から一旦心の距離をおく

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科学的な根拠を拠り所に

ワタシは積極的無宗教なんですが、『何を拠り所にすれば良いのか』と思うこともあるにはあります。考える指針ともいうべきでしょうか。

ワタシの場合、『科学的に正しいかどうか(正しそうかどうか)』が一つの指針になるかと思います。例えば、誰がいつどんな事を検討して出た結論かがきちんと辿れるかどうかも1つの選定基準かと思います。

前の記事でも増えましたが、自己肯定感のメリットとして、

・自主性が高まりリスク許容性が上がる
・機嫌良く過ごせる

以上の2点が過去に出された結論です。これに共感できれば取り入れれば良いですし、イマイチだと思えば無理に合わせる必要はありません

この研究からわかった自尊心が高いことによる利点は、2点が実証された[22]。1点目は自主性が高まり、自身の信念に基づき行動して、新しい仕事のリスクを引き受ける強い意欲を持っていることである。2点目は成績などが悪くても全体的に満足を感じているので、機嫌良く過ごせることである。

Wikipedia先生は、なんと文献の引用元も公開してます。

[22]^ a b c d Baumeister, Roy F.; Campbell, Jennifer D.; Krueger, Joachim I.; Vohs, Kathleen D. (2003-5). “Does High Self-Esteem Cause Better Performance, Interpersonal Success, Happiness, or Healthier Lifestyles?”. Psychological Science in the Public Interest: A Journal of the American Psychological Society 4 (1): 1–44. doi:10.1111/1529-1006.01431. ISSN 1529-1006. PMID 26151640.

さすがににこの文献を読み込む気概はありません。笑 勿論、文献も玉石混合の場合も可能性としては想定されますが、ソース不明の噂話よりもグッと信頼性は上がると思います。

《まとめ》
裏付けがしっかりした情報を選ぶ

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上を向いて歩こう

このTEDをご存知でしょうか。これもかつて英語を勉強していた時によく観ていた動画です。

自分なりに内容を噛み砕くと、
・人のポーズ(体勢)は気分に影響する
・5分間パワーポーズを取るだけでストレスは低下
・逆に弱々しい体勢をとるとストレスは上昇

という興味深い内容です。

要は、立ち振る舞いによっても気分は良くなったり悪くなったりと影響を受けるということです。

ストレス値が下がるポーズとして、バンザイのような胸を張って体を大きく見せる体勢が紹介されていました。多分、オードリーの春日さんの姿勢も『パワーポーズ』の部類に入るかと思います。笑

動画の中では、面接の控え室など緊張する局面でパワーポーズが勧められていました。勿論、トイレなど人気のないところでの実施が推奨されているようです。笑 『上を向いて歩こう』はある意味理にかなっていますね。

《まとめ》
良い姿勢で機嫌良く

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結局はテストステロン

自己肯定感に話を戻します。

自己肯定感が下がった状態は、先程の動画の中の言葉を借りると以下と言い換えられるのかもしれません。

コルチゾール(※1)が上がって、
テストステロン(※2)が下がっている状態

※1 ストレスに反応して分泌されるホルモン
※2 やる気に関わるとされるホルモン

このレベルまでいくと医学の領域な感じがしますね。自己肯定感を育てることだけを主眼に置くと、ワタシなら以下の点に気を付けます

自己肯定感を育てる方法
(=テストステロンを上げる方法)

・規則正しい生活
・十分な睡眠
・バランスの取れた食事
・でもタンパク質は多め
・適度な強度(?)の筋力トレーニング

タイトルがきっかけで読んでくれた方は少しガッカリするかもしれませんが、これがワタシの方法です。すいません。

年齢や性別含めた体のコンディションによって様々ですので、深刻なニーズをお持ちの方は医師の指導を受けてください。ここで紹介しているのはあくまでワタシの考え方で、この方法を推奨している訳ではありません。

《まとめ》
自己肯定感も規則正しい生活から

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そもそも自己肯定感を上げる目的は何か

自己肯定感は手段であって目的ではありません。自己肯定感を上げなくても、目的に到達する手段はいくらでもあるのかもしれません。

『自己肯定感さえあれば〇〇できるのに』

先程も申し上げたように、過去の報告によるとメリットが以下2点に過ぎない以上、個人的な見解ですが、私にとっての自己肯定感は万能ではありません。すいません。

《自己肯定感のメリット》
・自主性が高まりリスク許容性が上がる
・機嫌良く過ごせる
※ 出典は前述

私自身は投資などでのリスク許容度が比較的高め(同僚との比較)なので、この言葉の効用は『気分良く』しか残りません。涙

少し乱暴な言い方でしたが、キャッチーな言葉に傾倒するよりも自分の心に耳を傾けて声を聞くのが良いと思っています。

また、自信がありやなしやは景気次第の面もあるかという印象です。自己肯定感が低いのは必ずしも自分自身だけのせいではないと思ってます。

《まとめ》
自分の心の声を聞き、目的を顧みよう

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とは言え気分が晴れないことも

とは言え、落ち込むこともあるかも思います。以前の記事でも紹介しましたが、そんな時はこの本を読んでます。

この本はこんな書き出しで始まります。

いま、手元に5ドルあります。2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか?

私の場合、最初の第一章だけで十分です。ものの10分で気分が晴れ、背中に羽が生えた錯覚を覚えます。

《まとめ》
良本に出会おう

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さいごに

もう一度結論です。

・自分で考えて結論を出す習慣
 ①
『自己肯定感』から一旦心の距離をおく
 ② 
裏付けがしっかりした情報を選ぶ
 ③ 
自分の心の声を聞き、目的を顧みる
 ④ 
良本に出会う

・身体的な健康
 ⑤ 良い姿勢で機嫌良く
 ⑥ 
自己肯定感も規則正しい生活から

この全てが実現できた暁にはアナタはきっとこうなっているはずです。

『自己肯定感?まぁないよりはあった方がいいかな』
『え、自己肯定感?そんなん良いからメシ行こうや』
『ワシはワシじゃ!自分の思い通りにしたいんじゃ』

どうでしょうか。これが自己肯定感がアゲアゲの状態です😃長文駄文失礼しました。それではまた。

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