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【大河ドラマ】鎌倉殿の13人 第27回&第28回感想

こんばんは。
いよいよ新章突入で面白くなってきましたが、今回も2回まとめての感想、解説です。
申し訳ございません。

過去の感想・解説は下記よりどうぞ!

新章開始で特筆すべきはやはり後鳥羽上皇(尾上松也)の登場でしょう!!
圧倒的存在感と多才の帝王!
初登場から源頼朝の死因を「飲水の病」=糖尿病と推理し、それが藤原道長と同じ死因だと知っている教養を見せつける。
後鳥羽院は第一皇子の土御門天皇に譲位して院政をスタートさせましたが、この時まだ18歳なんですよね。
まだまだ成長途上にある若者であったということを忘れてはなりません。
28回では梶原景時に書状を送って幕府を揺さぶってみたり、とても「若者」とは思えませんが(笑)、これこそが後鳥羽院!!

この頃、政治に関心を持ってまだ間もないはずの上皇さま

そして鎌倉では13人の宿老が選出され、源頼家政権がスタート。
父のようにありたいと願う理想と思い通りにいかない葛藤、これこそが源頼家だと私は思っておりまして、ドラマでは十分に表現されてるなと。
ただの暗君やお飾りの将軍ではないということが重要だと思います。

悩ましき二代目

権威として頼家に勝る母・政子という存在が重いですよね。
これは頼朝にはそういう対象はいなかったわけで、頼家が「やりにくさ」を感じてしまう一因。

さらば梶原景時

そして、第28回で梶原景時が退場。
いいキャラクターでした。演じるのが中村獅童で良かった。
鎌倉での自分の限界と破滅を悟って涙するシーンは最高でしたね。
そして、その上で景時が流罪先の外ヶ浜(奥州・津軽)ではなく、京に向かうと読んで兵を差し向ける判断をする義時ですよ。
ここで義時は武士として梶原景時を越えたということを表現するというね。
素晴らしい脚本でした。

次回以降も楽しみです。

27回、28回に関係する過去記事は下記の通り。

特に第12回はここ数週間よく読んでいただいております。
ありがとうございます。
梶原景時、大人気ですね。
源義経が主役の話で敵役とされることが多い景時ですが、ドラマで印象が変わった方も多いんじゃないでしょうか。

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