マガジンのカバー画像

契約関連記事

5
運営しているクリエイター

記事一覧

契約書作成ヒアリングシート

新規の取り組み等で、契約書を1から作成するときに依頼者にヒアリングしていることを公開。入力フォーム型にして書いてもらった事もあるが、勘所の分からない内容が戻ってきたことがあるので、基本的にはヒアリング自体はサボらず直接したほうが良さげ。

◯概要
依頼者が、概要を簡潔に分かりやすく作文できれば、細かいヒアリングは不要だったりする。

◯納期
納期のない仕事は仕事じゃない!

◯契約の目的
民法改正

もっとみる
アフィリエイトサービスで考える利用規約変更交渉

アフィリエイトサービスで考える利用規約変更交渉

先日、利用規約をテーマとした法務互助会のイベントに参加してきて、そこでインスピレーションが沸いたので久しぶりの投稿。

利用規約と一口に言っても、B向け(企業向け)のものとC向け(一般ユーザー向け)のものがあって、性質は当然異なる。今回は、一般的ではないかもしれないが、B向けの規約の中でも、トラブルや契約交渉が発生しやすいと感じるアフィリエイトサービス(通称ASP)に関する規約について述べる。

もっとみる
契約書の電子化推進がうまくいかなかった話

契約書の電子化推進がうまくいかなかった話

クラウドサインやdocusign等のサービスの台頭により、契約書の電子化も大分進んできている。前職でも推進を検討していたところ、社長が乗り気だったため、1年で電子化率50%の目標をもって、電子契約を推進することになった。結果、最初の四半期目標の15%は達成したのだが、そこから伸び悩んで停滞してしまった。

中途半端に電子契約が進むと、紙と電子が混在して管理しづらいのよね…。

推進のためにやったこ

もっとみる
契約書レビューの費用対効果

契約書レビューの費用対効果

法務の業務で大部分を占めるのは、取引先から提示された契約書の確認および修正依頼(以下、「契約書レビュー」という)ではないだろうか。しかし、この業務って実際どれくらい大事なのだろうか。

以下、ほとんど数字遊びではあり、具体的な数字は他社の参考となるものではないが、契約書レビューをすることの目的を金額にして考えてみた。

契約書レビューのコスト現職における契約書の締結数は、年間でざっと200件ほど。

もっとみる

契約書のタイトルの付け方と契約書雛形のバージョン管理について

契約書のタイトル私は、契約書の原本がどこにあるか分からなくなると困るので、契約書は「契約書一覧」というスプレッドシートで管理している。

・保管場所(ファイル番号もしくは電子契約サービスの名称)
・相手方の名称
・文書名
・締結日
・所管部署

を書いているので、事業部門から「●●の契約書見せて」と言われれば大体サクッと取り出せる。だが、これでも困る場合がある。

密な提携関係がある取引先とは、同

もっとみる