自分が変わっていくことも大事ですが、自分がフィットする環境を選ぶことも大事
1963年公開のイタリア・フランス合作映画である「山猫」。その中で登場するセリフ。
変わらずに生きてゆくためには、変わらなければならない
きっと、こう解釈できる。
変わらない使命を持ち、それを実行するために変わらないといけないことがある
慣性の法則は、人生にも適応できる。
慣性の法則とは、静止している物体は静止し続け、運動している物体はそのまま等速度運動を続ける法則のこと。
人生も、今の状態を続ける方が楽で、それを変えるのは大きなエネルギーがいいる。
変わらなければいけないが、変わるのが難しいのが人生。
だとしても、変化した後のリスクを計算して、リカバリー案を用意しておくことが重要。
現状を否定し、ただ変化するのは、ギャンブルに近い。
「山猫」のセリフをアップデートすると、
変わらずに生きてゆくためには、変わらなければならない
ただし、リスクを想定せず変わるのはキャンブルに過ぎない
今は、先行きが不透明で将来の予測が困難なVUCA時代。いくら考えても正解は一つではなく、あったとしてもその正解が変わっていく世界。
つまり失敗することが当たり前の世界。失敗しながら環境に合わせてアジャストすることが求められる。
小さくトライして、PDCAを回し、変わり続けることが大事だと思います。
なお、この名言から、ダーウィン進化論「唯一生き残れるものは、変化できる者である」をすぐに思い出して調べてみると、これが間違いであるということを知りました。
キリンの首が長いのは、高いところにある葉を食べるために何代にも亘って少しずつ首を伸ばすことで環境に適合するよう変化してきたのではなく、首が長いキリンがたまたま環境に適合し、その遺伝子が引き継がれることで現在まで生き残ることができたということのようです。
つまり、環境に適応した「運が良かった者」が生き残ったようです。
「唯一生き残れるものは、変化できる者である」ではなく、
「唯一生き残れるものは、環境に適していた運のよかった者である」
変わることではなく、環境に適することで生き残ることができる。
自分が変わっていくことも大事ですが、自分がフィットする環境を選ぶことも大事なのかもしれません。
もし、自分が会社に合っていないとしたら、その会社に合わせるのではなく、自分の強みを活かせる”合う会社”に転職するというのも正解かもしれません。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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